第1回東京都空手道選手権大会が、6月11日日曜日駒沢オリンピック公園の屋内球技場において開催されました。文庫からは12名の選手が挑戦しました。
結果はマツモトさんが男子35歳以上40歳未満中級重量級で優勝しました。ボクシング仕込みのハードパンチと強い下段蹴りを武器に見事な戦いを展開し、相手にしっかりダメージを与えていました。準決勝での反省をもとに、ラッシュのタイミングもきっちり修正し、決勝も相手を圧倒しての見事な優勝でした。でっかくて強くて笑顔。家族を支える家長として最高です。
ヒヨリは親子ファミリークラスで幼年から空手を始め小6の現在に至るまで空手を続けていてくれている期待の大型選手です。小6女子中級重量級で外部の試合としては初入賞の準優勝でした。積極的に前に出る戦法で準決勝では延長で相手を圧倒して勝利。決勝で敗れ優勝はなりませんでしたが、懸命に戦いました。試合前から緊張で涙がこぼれ、決勝で敗れた後も優勝したかったと涙。セコンドや周りのみんなは懸命に戦う姿にやはり涙。本人やご家族や応援するみんなの心が震える戦い、素晴らしかったです。
フミヤの型の試合。2回戦で結果準優勝する選手と差のない型を披露、1:4で惜敗するもスピード、バランス、力強さに稽古の成果を見せてくれました。フミヤはユースクラスに最も多く出席してしている選手です。毎回、動きや力強さに成果はあるものの、中学2年の上級のレベルの高さに中々互する戦いが出来ませんでした。今回は更なる攻撃力と持久力のアップと、中段の受けを稽古し試合に臨みました。初戦、強豪道場所属の相手の上段膝を寸前の所で躱し、強い突きを中段に集めます。はっきりダメージを与えつつ1分30秒、最後まで積極的に攻めて判定勝ち。そして準決勝の対戦相手もやはり強豪道場の第一シード。速く強い攻撃を矢継ぎ早に仕掛けてきます。フミヤは課題であった右肘のガードをしっかり行い、強い突きで応戦します。中盤下から上がってくる上段膝で技有りを取られ、反撃をするも及ばず敗れます。
それでも、トップシード選手と互する戦いが出来ました。それは今回、試合に向けた稽古でトップとの差を詰めることが出来た証です。この素晴らしい経験を元に、更なる高みを目指して欲しいと思います。
ユウリの組手は初戦を勝利し、入賞をかけた準決勝。上段を当てられて敗戦するも、先輩達も認める突きの強さを発揮。ガード力を上げて、次は入賞を目指そう。
セナはいつものリズムがとれず、上段回しも当てられ敗戦。前日の稽古の疲れか聞いてみたら、思いの外試合が早く、充分なアップができなかったとのこと。今後暫くはコロナ時の「部制」と「一斉集合、一斉開始」が混在するので、試合のリズムにも注意しよう。
コトネは隣のコートから見えた時は、しっかり前に出て相手を押し込んでいたので「これから」と思い後で結果を聞くと上段を当てられて敗戦との事。ホノもお父さん仕込みの強い突きを持っているのですが、残念ながら敗戦。それでも、二人とも「前に出て。全力で。」のアドバイスを守りしっかり戦いました。偉かったね。^_^
アキトはフミヤと同じ中2軽量級の上級に出場。最近は一般部に出席して攻撃の強さを磨き、身体も逞しくなってきています。今回は上段を当てられて敗戦との事。同じ階級には上段のスペシャリストがたくさんいるので、ガード力も上げていきましょう。
マイトは後で動画をみせて貰いましたが、中盤まで相手のフットワークに崩されている感がありました。しかし、終盤に突きが当たり始めてからはマイトのペースで試合何進みましたが、残念ながら相手に上がってしまいました。抜群な攻撃力と、ファイトスピリットが素晴らしい子です。これにめげずに益々頑張って欲しいです。
ソナは他団体の入賞経験者を相手に、近間の突きの連打で攻めましたが、逆に突きで効かされて敗戦との事でした。ソナは身体は大きい方ではありませんが、バネのあるとても良い動きを持っています。小柄でも強い先輩が近くにいますので、見本にして頑張って欲しいです。
リヨは不戦勝で上がった初戦で敗退との事。道場ではとても強い組手を展開するも、試合では緊張が動きに影響を与えるのか力を発揮できずにいます。経験を積んで道場と同じ力を試合場でも出せるようになろう。
アヤネは今回型のみの出場。型稽古のみに絞ったわけではありませんが、今までよりは時間を割いて稽古を積みました。スピードやバランス、突きや蹴りの威力と重心のコントロール。どれも素晴らしい動きができていると思います。強い相手とも旗が分かれているので、後一歩、壁を越えるべく頑張りましょう。
試合場では型試合の終わったアヤネ先輩とわざわざ会場まで足を運んでくれたミサキ先輩、アイリ先輩達がアップの手伝いや、セコンドに付いて応援、アドバイス、励ましをしてくれました。まだまだ経験の浅い子達にとってきっと心強かったと思います。コロナ禍の中では制限があり、先輩達がこのように入場する事が出来ませんでした。しかし、今大会で入場制限が解かれて直ぐに先輩達がこのように行動してくれるのは、文庫道場の「絆」のなせる技です。先輩達は自分の試合を子供達が応援してくれていたのを良く知っています。メッセージボードや応援動画などで試合への想いを共有できるようにしてきました。
「想い、想われ、支え、支えられる。」
素晴らしい先輩方に心より感謝致します。
ありがとう。
保護者の皆様、遠い会場までのご引率ありがとうございました。
素晴らしい大会を開催くださいました塚本師範、審判をお勤めくださいました支部長の皆様、運営を頂きました世田谷杉並支部の稽古生の皆様本当にありがとうございました。
いよいよ次は、全関東、ドリームです。頑張りましょう!!
押忍。
吉岡
動画やお写真など送ってくださった方もいます。もしございましたら、吉岡までお願いします。