2021年8月29日(日)、東神奈川道場において第1回神奈川東支部内試合の組手部門が行われました。
ジン、ヨツバ、リュウセイ、ショウマ、ソナ、シオリの6名が優勝しました。
シオリは初戦を上段蹴りの合わせ一本で勝つと、同門対決のコトネ、ホノにも勝って優勝。小さいけど、前に出る力と鋭い上段蹴りを武器に見事な戦いでした。
ソナは上段蹴りの技ありを先に取られて苦しい展開から上段蹴りの技ありを取り返しての逆転勝ち。
ソナは「コロナに負けないチャンピオン」(昨年、コロナの流行始めで道場を閉めなくてはならなかった期間、自主トレを記録して提出するとニコちゃんシールと、チャンピオンには豪華?賞品が貰えるというもの)の一人で、トレーニングレコードは夏休みの絵日記のようで、自主稽古にとどまらず勉強や家族との散歩等、愛に溢れた微笑ましいものでした。型で惜敗したユズユと仲良しなので、二人で頑張って欲しいです。
ショウマはお父さん譲りの立派な体格とパワーを持っていて、インパクトの強い技を駆使して優勝。試合出場を促しても中々首を縦に振ってくれませんでしたが、予想通りの強さを発揮してくれました。ショウマのお父さんはいつも道場に消毒液とペーパータオルを差し入れてくれています。文庫道場の良い衛生環境の一翼を担ってくれています。ここで改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
ヨツバは中学3年の受験生で勉強と陸上のクラブ活動を行いながらも稽古に励み、攻撃力と豊富な運動量で勝利し優勝しました。物事に真面目に取り組む姿勢と運動センスは素晴らしく今後に期待している人材です。
ジンは体が小さく、試合では苦労の連続でした。組手の試合の出場を見合わせた時期もありましたが、その間も懸命に稽古を続け力をつけました。特に最近は身体ごと打ち込む攻撃を身につけて体格で勝る相手2名に勝利して優勝。
がっぷり四つの試合に勝つ事はとても自信に繋がると思います。
リュウセイ。ついにやりましたね。おもわずハグをしてしまったのですが、オリンピック卓球混合の水谷・伊藤ペアのようにちょっと嫌がられてしまいました。(笑)
打ち下ろしのパンチも強くなっているし、下段もしっかり体重が乗ってきた。稽古も休まず出てスタミナも付いた。後は優勝が決まる瞬間まで勝ちたい気持ちを持ち続けることが大切。それがが出来るよう厳しいことも言いました。リュウセイは寡黙で口数は少ないですが、私の言葉を聞いて目を見ながら何度もしっかり頷いてくれました。空手を、道場を好きでいてくれてありがとう。ご家族の方々と共に先生の事を信じてくれてありがとう。いつの日かリュウセイが黒帯になって後輩たちに
「諦めるなよ。頑張れば必ずその日は来る。俺がそうだったから。」
と話している姿を勝手に想像してウルウルしている先生です。
上段蹴りの技ありで決勝に進むも優勝ならず「妹に金メダルを見せてやりたかった。」と涙を流したタクミ。そんな兄貴らしい言葉にびっくり。見直したぞ。9月から妹ちゃんも空手を始めてくれるからカッコいいところ見せてあげてくれ。
コウゾウ。前に出る力があるので稽古頑張ればいけるぞ。トイレは早めにいこう。
カイト。動いているけど手技が相手に、蹴り技が頭に届いてないぞ。もうちょっと前だ。
コトネ。打撃の強さと上段の到達位置は抜群です。大物はあとからゆっくり来ます。大丈夫です。
ホノ。勝っても負けても元気いっぱい。攻撃のバランスは良いので自信を持って。
リュウジ。上段蹴りの技ありを取り返すも届かず。当てさせない事も大切ですよ。
アスミ。いきなり後ろ回蹴りで技ありを取られて敗戦。パンチ連打のスピードと威力は相当のもの。しっかりカードだ。ファールカップ忘れるな。
ソウタ。初戦は上段蹴りの合わせ一本勝ち。決勝の相手は超強敵。それでもしっかり戦えてたぞ。良い稽古をしている証拠です。
フミヤ。初戦は10kg以上の体格差をものともせず勝利。決勝はいきなりの上段蹴りの技ありを取られて挽回できず負けたけど1分30秒、最後までしっかり動けていました。
今大会は18人出場して10人が優勝。それも素晴らしいけど、優勝ならなかった子達もしっかり稽古をしている人はその成果を、強さを感じることができた大会でした。
皆はもっと強くなれるよ。
せんせいももっともっと頑張ります。
お疲れ様。
ありがとう。
押忍。
吉岡