今日正式な書類をあの足を引きずって歩いて届けてくれました。明日それを本部に届けたら、このことを発表しようと考えていました。あのシャイな麻夕さんがブログを通じて欠場を自ら知らせてくれるとは思ってもみませんでした。(麻夕さんのコメントは今回の最終強化にあります)このブログもだいぶ検索に引っかかるようになってきたので、どこでどう伝わってしまうかわからない為、今まで麻夕さんのことに触れることができませんでした。みんなもとても気がかりだったと思うし、ブログでも応援したかったと思いますが、道場での皆さんの声かけやブログでの皆の頑張りにきっと励まされてきたはずです。
センセーに道場を始めた当初言われたことがあります。「道場では一生懸命頑張ってる人が一番尊い。そしてそれを認めることができる人でなければならない。」まさに麻夕さんは道場にとってそうゆう人です。男だとか女だとか、年が上だとか下だとか、地位がどうとか、そうゆうことは関係なく、道場の中で空手に気持ちを向けてひたむきに頑張っている。尊い人です。いつも頭が下がる思いです。
気づいている人もいるかもしれませんが、麻夕さんは諸事情があって、去年センセーの全日本を会場で観ることができませんでした。当時私にとってもセンセーの次に心配な人でした。でもセンセーと沢山話をして、そこから奮起して、コツコツと空手を続け、また空手に気持ちを向けて道場に戻ってきてくれました。全日本出場の話が出たときもそうとう悩んだはずだし、決めてからは、皆様ご存知のとおり、稽古でも自主トレでも本当に頑張ってきました。
怪我のアクシデントがあってもあきらめることなく、必死でなおそうとしてくれていましたし、なんと先日の最終強化にも参加しようとぎりぎりまで懸命に頑張っていました。松葉杖でも道場に通ってくる様子は、本当にけなげで・・・。あった人は胸を熱くしたことでしょう。
何かがあって、どうあってもまいってしまったとき、周りの頑張りやまぶしい出来事にどう感じて、どう動いていくいかは、まさに人間力だと思います。
立ち上がろうと這い上がろうとするとき、どうゆう心でいれるか・・・人間は完璧ではありません。のちに麻夕さんがセンセーの試合を見てどう感じたかはわかりません。でもそれをきれいな心で見て、最後まであきらめない気持ちでセンセーのそばにいたいと思ってくれていたことは、彼女の行動をみていればわかります。
今回の麻夕さんの試合出場に関しては、怪我をしてからも麻夕さんの職場の方にもご協力・応援をいただいていた様子で、それも麻夕さんの普段からの人柄だなとつくづく感じました。
ここ何日か、道場を尋ね「当日はどうしても行くことができませんが」と激励にきてくれる人、さりげな~く久々に稽古に来てくれた人、個人的にメールをくれている人、道場に足を運ぶのは無理でも遠くから祈ってくれている人・・・そんな存在を感じています。みんなありがとう。それぞれの場所でみんな頑張ってね。そして祈っててね。
少年部もいつもより気合が大きかったり、一般部もことのほか力が入っていたり・・・センセーは別にヒーローになりたくて試合に出るわけではないと思います。ただ自分が頑張った結果として、皆が何かを感じて困難なものにであったとき、空手を通じて頑張ってくれたら本当に嬉しいと思っていると思います。
今回の麻夕さんの頑張りは、どれほどセンセーを支えれくれたかわかりません。本当は試合場に立ちたかったに決まっていますが、去年観てもらい元気付けたかった麻夕さんに今年はおもいっきり応援して下さいと頼んであります。
本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。これからもよろしくね。
麻夕さん。それにしてもなんで「へちま」なの?