先日、直通バスについて思うところを書きました。それをもとに市議団ニュースの原稿を作成しました。内容も大きく変わりましたので原稿をアップします。
三木市議団ニュース
<統合病院の直通バスについて考える>
今年10月開院の北播磨医療センター(統合病院)へのアクセスですが、当初みっきーバスを走らせる計画でした。その後、今の市民病院より10分程時間がかかるのを解消するために直通バスに変更しました。
また、小野市民と比べて病院到着時間が遅くなり再来予約受付するのに不公平が生じるので公民館とバスに再来受付機を置くことになりました。
各地区の公共交通説明会をうけて7ルートを9ルートに増便し停留所の数も増やしました。
1回150円で1日8便走るので統合病院に行くには便利だと思います。しかし、病院行バスは途中下車出来ません。病院発のバスは途中乗車は出来ません。
市民病院しか行けないバス(直通バス)は病院の行き帰りに買い物等の用事をするには使えません。
1回乗車あたり最低2030円経費!
バス事業者による自主運行に対してかかった経費(原価償却費+運転手人件費)2億5千万円を赤字補填します。
当局の試算通りに乗車数があったとしても1回乗車に対しての経費は2030円です。
252人/日(当局試算の直通バス利用者数)×2回(往復)×245日(外来開院日数)
≒12.3万人(年間乗車数)
2.5億円(年間経費)÷12.3万人(年間乗車数)
≒2,030円(1回乗車あたりの最低経費)
公共交通の主要施策上回る経費
今回の直通バス計画はこれまでの三木市の公共交通の主要施策の予算をはるかに超える経費がかかっています。
直通バス経費
2億5000万円
赤字バス運行維持対策補助金
1億3600万円
神戸電鉄粟生線活性化事業
1億1800万円
バス運賃等助成費(高齢者・障害者)
5274万円
日本共産党議員団の考え方
「統合病院のアクセスを充実させるために」
①樫山駅からのシャトルバスの計画を早く示す。
②神戸電鉄の駅までの公共交通を充実させる。
③神戸電鉄の運賃助成とせめて1時間に2本へ復活させる。
④近くに駅のない地域は路線バスを充実させる。
⑤「体の不自由な人」にはドアツードアの対策を取る。
統合病院へのアクセスは神戸電鉄を中心として考えるべきです。そのために樫山駅からのシャトルバスの計画を早く示すべきです。
バスから電車に乗換えることを不便だと言ってしまえば公共交通は成り立ちません。今実際に公共交通を利用されている方は乗物を乗換ながら利用されています。
利用者が本当に不便を感じるのは元々駅行きのバスがなかったり、あっても毎日走ってなかったり、時間が合わないことです。
駅までの公共交通を充実させ神戸電鉄を1時間にせめて2本に戻す施策を行うべきです。駅のない地域の路線バスは本数を充実させるべきです。電車やバスの運賃は利用しやすい金額にすべきです。
電車は「体の不自由な人」には不便だという意見があります。神戸電鉄の主要駅はスロープもあります。それでも利用できない利用者は公民館やバス停まで来て直通バスを利用することの出来ない方です。
乗合バスやボランティアの送迎サービスを活用する等でドアツードアの福祉サービスを充実させるべきです。
直通バスの導入は慎重にすべき!
今回当局の示す乗車予測は少し無理があります。公共交通の専門家からも「直通バスの利用者は30%と(予測)しているが実際はその半分」という意見も出てます。
それに対して当局は「実際走らないと分からない」「運行後、必要に応じて改編する」と言います。
ルートを見直してもバスの原価償却は発生し、1日8便のバスも昼間に人が乗らずに減便しても人件費は減りません。
仮に導入するにしても慎重にしてリスクは避けるべきです。
三木市議団ニュース
<統合病院の直通バスについて考える>
今年10月開院の北播磨医療センター(統合病院)へのアクセスですが、当初みっきーバスを走らせる計画でした。その後、今の市民病院より10分程時間がかかるのを解消するために直通バスに変更しました。
また、小野市民と比べて病院到着時間が遅くなり再来予約受付するのに不公平が生じるので公民館とバスに再来受付機を置くことになりました。
各地区の公共交通説明会をうけて7ルートを9ルートに増便し停留所の数も増やしました。
1回150円で1日8便走るので統合病院に行くには便利だと思います。しかし、病院行バスは途中下車出来ません。病院発のバスは途中乗車は出来ません。
市民病院しか行けないバス(直通バス)は病院の行き帰りに買い物等の用事をするには使えません。
1回乗車あたり最低2030円経費!
バス事業者による自主運行に対してかかった経費(原価償却費+運転手人件費)2億5千万円を赤字補填します。
当局の試算通りに乗車数があったとしても1回乗車に対しての経費は2030円です。
252人/日(当局試算の直通バス利用者数)×2回(往復)×245日(外来開院日数)
≒12.3万人(年間乗車数)
2.5億円(年間経費)÷12.3万人(年間乗車数)
≒2,030円(1回乗車あたりの最低経費)
公共交通の主要施策上回る経費
今回の直通バス計画はこれまでの三木市の公共交通の主要施策の予算をはるかに超える経費がかかっています。
直通バス経費
2億5000万円
赤字バス運行維持対策補助金
1億3600万円
神戸電鉄粟生線活性化事業
1億1800万円
バス運賃等助成費(高齢者・障害者)
5274万円
日本共産党議員団の考え方
「統合病院のアクセスを充実させるために」
①樫山駅からのシャトルバスの計画を早く示す。
②神戸電鉄の駅までの公共交通を充実させる。
③神戸電鉄の運賃助成とせめて1時間に2本へ復活させる。
④近くに駅のない地域は路線バスを充実させる。
⑤「体の不自由な人」にはドアツードアの対策を取る。
統合病院へのアクセスは神戸電鉄を中心として考えるべきです。そのために樫山駅からのシャトルバスの計画を早く示すべきです。
バスから電車に乗換えることを不便だと言ってしまえば公共交通は成り立ちません。今実際に公共交通を利用されている方は乗物を乗換ながら利用されています。
利用者が本当に不便を感じるのは元々駅行きのバスがなかったり、あっても毎日走ってなかったり、時間が合わないことです。
駅までの公共交通を充実させ神戸電鉄を1時間にせめて2本に戻す施策を行うべきです。駅のない地域の路線バスは本数を充実させるべきです。電車やバスの運賃は利用しやすい金額にすべきです。
電車は「体の不自由な人」には不便だという意見があります。神戸電鉄の主要駅はスロープもあります。それでも利用できない利用者は公民館やバス停まで来て直通バスを利用することの出来ない方です。
乗合バスやボランティアの送迎サービスを活用する等でドアツードアの福祉サービスを充実させるべきです。
直通バスの導入は慎重にすべき!
今回当局の示す乗車予測は少し無理があります。公共交通の専門家からも「直通バスの利用者は30%と(予測)しているが実際はその半分」という意見も出てます。
それに対して当局は「実際走らないと分からない」「運行後、必要に応じて改編する」と言います。
ルートを見直してもバスの原価償却は発生し、1日8便のバスも昼間に人が乗らずに減便しても人件費は減りません。
仮に導入するにしても慎重にしてリスクは避けるべきです。