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第16回神戸電鉄粟生線活性化協議会傍聴報告

2013-03-29 16:30:09 | その他
 今日神戸電鉄粟生線活性化協議会の傍聴してきましたので内容を報告します。
なお委員の意見とその事務局の答弁は私の聞き取ったメモを元に書いていますので実際の内容と違う場合もあるかもしれませんのでその部分の引用はご遠慮ください。


第16回神戸電鉄粟生線活性化協議会報告

日時:H25年3月29日(金)10:30~12:00
場所:三木市役所 5F大会議室

北井会長は所用で欠席

委員・オブザーバーの交代
<委員>
旧:小林清豪(小野副市長)→新:岩崎一喜(小野市総合政策部長)
<オブザーバー>
旧:浪越祐介(国土交通省近畿運輸局企画観光部交通企画課長)
→新:加納陽之助(国土交通省近畿運輸局企画観光部交通企画課長)

神戸電鉄より現状の報告がありました。

2012年度 4月~2月粟生線・全線における輸送人員の対前年増減率等の資料に基づき乗車数が3月末668万人/年になる推移であることが報告されました。

(人)  輸送人員 計画目標人員
2009年度 693    685
2010年度 681    690
2011年度 282    710
2012年度 668(推定)730

 尚、2012年度の輸送人員は4月~7月の神戸鈴蘭台高校の移転に伴う部分が大きいので補正推定値は660万人が実態の水準との説明でした。

 次に、西鈴蘭台の乗降人数の減少により神鉄バス・星和台線のダイヤ改正を明日(3月30日)から行う説明がありました。平日現在31本を5本減便、土休日30本を7本減便するようです。

 企画きっぷですが、シニアパスの発売状況は順調に推移しているとのことです。
2011年 1- 3月 479枚
    4- 6月 602枚
    7- 9月 709枚
    10-12月 841枚
2012年 1- 3月 986枚
     4- 6月 957枚
     7- 9月 1031枚
    10-13年1月 1092枚

 一方で、「粟生線~三宮 平日昼間&土休日お得きっぷ」の発売状況は以下のとおりです。
<第1期>
2012年 3月 1492枚
    4月 1024枚
    5月 957枚
<第2期>
2012年10月 741枚
   11月 832枚
   12月 902枚
2013年 1月 1020枚
    2月 1019枚

発売状況は増えているものの採算ライン1200枚に届いていないので神戸電鉄の評価としては低いようです。

 カムバック補助金ですが、3月27日現在で申し込みがあったのは神戸市7名、三木市7名、小野市1名、加西市1名の16名で平均補助額は40,500円です。

委員より意見が以下の意見がありました。

 会長よりカムバック補助金を申請した人がどのように知ったのか把握しているか?との質問に対して事務局より補助金を支給するときにアンケートをとる予定との答弁があった。利用者がどのような媒体で制度を知ったのか今後どこに宣伝を強化するのか参考になるので分かるようにして欲しいと注文があった。

 委員よりこの制度は6ヵ月後に補助金が打ち切られるがその後はどうなるのかという質問があり、会長がこの制度は粟生線を残そうという人が残すためのきっかけづくりであり、実際には6ヶ月後に他の交通機関を使うこともあるかもしれないが、残すために賛同を頂くことが大事ではないかと制度の趣旨を再度確認した。
 
 サポーターズくらぶの入会状況は2,934名で前回協議会から170名程度増えたようです。クラブ加盟店は28店舗となったようです。

 駅前パーク&ライド時間貸し駐車場の利用状況は押部谷・小野第2がパーク&ライドの利用者が少なく一時駐車の利用者が多い傾向で、その他の場所は堅調な利用。広野ゴルフ場前は利用者増加の傾向だそうです。

 粟生線全線開通60周年記念入場券の発売とミュージアムトレイン
の運行の説明がありました。

 神戸電鉄粟生線地域公共交通総合連携計画H25~28年(案)に対するパブリックコメントは神戸市22件、三木市6件、小野市1件の22件で基本的に計画を補強する内容で計画そのものを変更する内容はなかったとのことです。

 連携計画に基づいて平成25年度の取組方針について議論がなされました。

 委員より以下の意見がありました。
方針6の駅を中心としたまちづくりに期待するが具体的方針にギャップがあるのではないかという質問に対して、三木市からH24年度に緑が丘駅周辺の土地の用途緩和を行った旨の答弁がありました。

 「統合病院が出来る予定だが直通バスが走るが神戸電鉄の利用促進はどうするのか。」という質問に対して事務局の答弁は樫山駅からシャトルバスを走らせ時間はダイヤに合わせる予定とのこと。
続いて、「志染駅より粟生方面は1時間に1本しかない。神戸電鉄とどのような話をしているのか。」という質問に対して三木市のまちづくり部長が「難しい話で、存続から考えると間引き運転をしている状況。時間を含めて実態に即した運用をする」との答弁でした。
 続けて、「押部谷の方でも大きな病院が出来るのならと期待の声もある。それなのに1時間に1本では・・・。」と懸念の意見を述べられました。

 また、「粟生線~三宮 平日昼間&土休日お得きっぷ」について「期間が短くて使いにくい。」との意見に対して事務局(神戸電鉄)は「1月2回は利用して欲しい。普通の回数券になってしまう。」との答弁でした。続けて「なぜこの企画が伸びないのか。利用者の数字は書かれているが伸びない分析がなされていないのでは」との意見に対して「実態としてこれまでの利用者がお得きっぷに流れている。そうなると売り上げは減る」との答弁でした。
 「利用者の声をもっと聞いて欲しい。企業側の理屈も分かるが利用者に対してのニーズに答えることが大事ではないか」と意見されました。

 以上聞き取ったメモから拾いましたので質問と答弁の趣旨が違うかもしれません。内容の文責は板東にあります。どのような議論があったのか感じだけ理解してもらえればと思います。

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