ぶたころの愉快コレクション

近くの国営昭和記念公園の近況、アウトドア活動を中心に愉快を探していきたいと思います。

今の住宅が古民家になる頃( & 老人とニャン の巻 )

2019年07月03日 05時05分00秒 | 日記


保存されている民家、田の字平面またはそのバリエーションなのですけど、内部の建具を取り払うと大広間になるものが多いです。

残っている民家は大抵お金持ちの民家で、今で言う豪邸。


数世代で暮らしていて人の集まりも多かった頃なので広間も活躍したことでしょう。

今は核家族で多くの人が普通の住宅に集まることはありません。


住宅はその土地の風土とその時代の生活形態で出来ていきます。

以前は家族構成、生活の変化に合わせて住宅も増築されたり改築されたりで変化していきましたが、最近の住宅は車と同じで買った時が完成品、古くなったり生活に合わなくなったら建て替えとなります。


住宅も使い捨て時代。


私が学校で学んでいた頃はまだ住宅は作品でした。

有名な住宅作家も沢山いました。

今や住宅はどのメーカーのどのタイプを買うか になっています。

性能的にも手作りの作品より良くなっているので住宅作家の時代ではなくなったなと思います。


でも、何かが足りない、何かが失われたと思います。







昔、家を建てると言うと地域に棟梁がいて周辺の住宅はその人たちの建てたもので言わば今の展示場のようなもの。

出来上がりが想像できました。


仕事柄沢山の住宅に関わってきていますけど均してみるとやはりその時代の住宅と言う特徴があります。


住宅が他の商品と違うところは立地条件がそれぞれ違うところです。

今のメーカー住宅はそれに対応できるだけのバリエーションを持っています。

ただワンパターンだなと思う会社もあります。


メーカー住宅の良いところは出来上がりを想像できることです。

見て買う と言う他の商品と同じような買い方が出来るところです。


今の住宅で民家として残るのはどんな住宅かなと思います。

それは大いなる裁定者 時 が決める事です。

昔の民家のような 味 があるかな。




コメント
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