昨日書いた、旅日記の続きです。
目的地だった友人宅は茨城県でしたが、 友人夫妻が私達を連れ立ってくれたのは、
栃木県那珂川町にある、 『馬頭広重美術館』でした。
北斎生誕250年記念の『富嶽三十六景と風景画展』が催されていました。
江戸時代、こんなにもあっちこっちからの富士山をよくぞ描いて残してくれたと感心。
色使い、緻密な表現、構図などに感嘆。
友人の息子・taiki君に、スタッフの方が(学芸員かガイドか不明)、
有名どころの解説をとても楽しくしてくれました。
あれって、ずっと記憶に残るのだろうな~と、羨ましく思ったり。
さて、この建物、今をときめく隈研吾氏の設計による建物。
内部壁は烏山和紙が行灯風に、床には芦野石と、地元の材料がうまく使われていました。
木とガラス、そして、鉄がとてもバランスがよく、
何より、周辺の景色となじんでいる具合がとてもいいかな・・・。
ただ、ちょっと残念だったのは、軽快な格子の木材が、少々薄汚れてきていること。
まあ、コレも狙いなのかもしれないなどと思ったり、
やはり木材のメンテナンスは大変だと思ったり。
色んな感想を持ちながら、後にしてきました。
中々訪ねることが出来ないところへ、連れて行ってくれた友人夫妻に感謝。
こうしてたま~に会っても、時の流れがあっという間に埋まって、
懐かしい話、年と共に憂う出来事、楽しい近況などを語りあえる友人達に感謝。
また、みんな揃って会えることを楽しみにしています。