これ、白の紬で作ったジャケット、襟の辺りの織りの風合いが出てる。
これを和紙に印刷すると、一層織りの具合が表現される。
昨日初めてお会いしたMさんが、着物リフォーム展をやられるというので
案内カードを作らせて頂くことになり、作品を撮影しました。
夕べ一晩で作り上げ、チェックのため今日喫茶店でお会いする為の
電話をしたら、「そっちの近くのクリーニング店に、作品用の着物生地を
預けているので引き取ってもってきてほしい」と言われた。
「はっ?どこのクリーニングやさん」「〇〇小学校近くの〇〇税務署寄りの・・・」
「あー、ご夫婦でやっている小さなクリーニングやさんですね?」
「そうそう」
考えてみるとご夫婦でやってる小さなクリーニングやさんは同じ通りに
何軒もある。
一軒目アウト、二軒目「Mさんという人がクリーニング預けているので取って
きてほしいといわれたんですけど、ありますか?こんな人なんですけど」と
言って、お借りしている着物リメイクの雑誌を見せると
高齢の店主さん、雑誌を一目みるなり「あー、Mさんね」
と言って反物状態の布を渡してくれた。
(Mさんはこの店の常連さんらしい)
見ず知らずの者が現れて、他のお客さんの大事な品物をひよいと渡してくれる。
こわー!
その後、別の人が取りに行く・・・・とMさんから直接電話が入ったらしいが、
受け渡しの紙があるでもなく、信頼で成り立ったレトロなやり取りに、
なーんかいいなと思った。
その後、着物と言う日本の伝統美をつなげて行きたいと言う
Mさん、価値観が似てることで喫茶店で2時間ぐらい盛り上がり
10年ぐらいの付き合いのような感じ。
MさんもMさんよ、初めて会ったばかりの私に、お使いを
頼むんだよ。
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