「山帰来」(サンキライ)カフェ
骨董やさん「草野発心堂」
骨董やさん「草野発心堂」
ブログ友のseikoさんに久留米市草野町を案内してもらった。
私はOL時代久留米に勤めていたので久留米の町は少々詳しいが
隣町である草野町はまったく知らない。
久留米の街は一番繁盛した時代を知っているだけに
繁華街の疲弊がとてもショックであった。
デパートがない、飲食街が見事にシャッターどおりになっていて
地方の疲弊が連呼されるテレビニュースの姿を真のあたりにした。
あー、マイナスの話はこのくらいにしておこう。
しかし隣町草野の風景は城下町の姿を残した街並に
骨董品やおしゃれな雑貨やさんがぽつりぽつりと点在して
それでいて観光地化されていない素朴な街の風景がお見事。
中でも「山帰来」というギャラリー風雑貨やさんの店作りは
私が今までに見た東京の店と比べてもトップクラス。
店内の隅々まで徹底したおしゃれな店づくりには感動した。
店主さんの話によると折々に上京して東京のお店を
見て回られ、特に吉祥寺はお気に入りだとか。
骨董やさん「発心堂」は、久留米の写真館辻さんが
いつも写真を掲載されているのでブログでよく知っていた
場所、ここはばんばん写真撮っていいですよ・・・・の
店主さんの言葉で悠々撮影。
辻写真館さんの撮られた草野町パンフレットもすばらしい。
草野のその他の写真は「デジカメ日記」にも掲載します。
今回さくらさんをとご一緒できてよかった。おかげで、草野町の魅力を再確認できました。そして、発心堂のご主人のような、「ここが気に入って住み始めた」ひとにお会いすることができました。
人が少なくて、って言うかいないところばかりでした。
日本風町並みは倉敷・飛騨高山をはじめとして各地にできていますが、観光地化されて人が多く画一的です。
「くさの」は違いました。
このままでいてほしい、もう一回行ってみたいところになりました。
関係ないんだけど、ちょうど前田師のまいておられる連句で、新発意、(または新発心ともかくのかな)がでました。しんぼち、あらたに仏道に入られた人をさすことばみたいで。青僧とにた意味かな。
私は連句を学びだして連句の中で知ったことばですが、前田師いわく、わたしたちは普段の暮らしのなかで、しんぼちさんといいますがな。だそうです。
このお店のご主人は、きっと深い深いものを受け取られたのでしょうね。発心するほどの。
東京で仕事をしていたのに、くさので骨董屋をやる。