着物関係のイベントが多忙な3月
反物をかけて、立体的に絵柄を見せられます。
読書をする余裕はないのですが、ハマってしまい
全13巻をほとんど一気に読んでしまいました。
ダンナとよく見ているテレビBS時代劇で
小芝風花が主演していた「金と銀」
テレビドラマでは、田舎から出て来た女の子が、大阪の呉服屋で働き
才覚を発揮して、やがて呉服屋の御寮さんとなる話でした。
呉服屋の話なので、着物の事が多くあり
とても興味深く
原作が「みをつくし料理帖」の高田郁ということなので、これは面白いに違いないと
原作を読みました。
テレビドラマ以降の話は
主人公の幸(さち)が商いに色々な工夫をして
商売を発展させていきますが
その工夫一つ一つが、呉服にほんの少し関わる私としてはホントに面白かったです。
たとえば、「撞木(しゅもく)」
呉服屋さんには当たり前のようにあるグッズです。
反物をかけて、立体的に絵柄を見せられます。
このしゅもくの成り立ちエピソードが
小説の中で語られます。
江戸小紋を普及させるまでの話も面白いです。
フィクション、ノンフィクションの境目は分かりませんが
作者の方はこれだけのことを調べるのは
大変だったと思います。
でも、とても興味深く面白かったです。
主人公の幸(さち)の女性としての苦労
幸せ不幸せも読み応えがありました。
おススメです。
それでも面白く興味を持っての読書は
長さを感じさせないのかもしれません。
ちゃんと本と向き合って、作者の言わんとしていることを理解する。
さすが、CDさん。
私も読みたいと思っていた本がけっこうあるんですけど
未だに飾り物状態でして…ちょっと反省の至りです。
詠み出したらきっと読んじゃうと思います
本を読む体制になると、いつのまにか寝てしまっていたり、、、
私は最近はもっぱら図書館でかりていますが
読み終わらずに返却する事も多いです。
澪つくしがお好きな方なら、ぜったいおススメです。
ぜひ、読んでみてくださいね。