☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

優駿の法則6

2011-05-25 19:00:00 | ダービー馬を探せ!2011
ダービー馬と3着馬の条件は非常に似通っていたが、こと2着馬の条件となると、様相が異なってくる。

■ダービー2着馬の条件■
1.重賞勝利実績
いくら様相が異なるとはいっても、この重賞勝利実績だけは譲れないライン。

03年ゼンノロブロイ…青葉賞
04年ハーツクライ…京都新聞杯
05年インティライミ…京都新聞杯
06年アドマイヤメイン…青葉賞/毎日杯
07年アサクサキングス…きさらぎ賞
08年スマイルジャック…スプリングS
09年リーチザクラウン…きさらぎ賞
10年ローズキングダム…東スポ杯2歳S/朝日杯FS

いずれも芝1800m以上の重賞を勝っている。

2.前走関連
この条件が、ダービー馬と3着馬のそれとは大きく異なっているのだ。
まず、03年~06年の2着馬の前走関連だが、これはダービー馬および3着馬とほぼ同じ内容となっている。

*左から前走着順/同上がり3F(順位)
03年ゼンノロブロイ…青葉賞1着/34.1(2位)
04年ハーツクライ…京都新聞杯1着/33.4(1位)
05年インティライミ…京都新聞杯1着/35.7(2位)
06年アドマイヤメイン…青葉賞1着/35.3(3位)

様相が異なってくるのは、07年~10年の2着馬の成績。

07年アサクサキングス…NHK11着/36.5(10位)
08年スマイルジャック…皐月賞9着/35.8(12位)
09年リーチザクラウン…皐月賞13着/37.0(12位)
10年ローズキングダム…皐月賞4着/35.4(4位)

ご覧の通り、近4年の3着馬は全て前走着順4着以下で、上がり順位も4位以下。しかも、この傾向は次の条件にも当て嵌まる。

3.上がり3F3位以内率

*左から順に上がり3F順位【1位-2位-3位-4位以下/合計】3位以内率
03年ゼンノロブロイ…【1-3-0-0/4】100.0%
04年ハーツクライ…【2-0-2-1/5】80.0%
05年インティライミ…【2-2-1-0/5】100.0%
06年アドマイヤメイン…【2-2-2-3/9】66.7%

アドマイヤメインを除く3頭は、全て上がり3F3位以内率が80%以上である。
一方、近4年の馬はというと…
07年アサクサキングス…【0-2-0-4/6】33.3%
08年スマイルジャック…【1-2-0-5/8】37.5%
09年リーチザクラウン…【2-2-0-2/6】66.7%
10年ローズキングダム…【2-1-0-2/5】60.0%
4頭全てが、上がり3F3位以内率66.7%以下で、03年~06年の4頭とは全く逆の脚質の馬がであることが分かる。
重賞実績があり、前走4着以下かつ上がり3F4位以下で、上がり3F3位以内率が66.7%以下であること。そういう馬こそが、ダービーのお宝馬である。

最後の直線の末脚の攻防となっている2頭の間に、前に行ってバテないしぶとい馬が2着に粘りこむ。その結果、切れ味が持ち味の馬が1着、3着となり、波乱を巻き起こす。これが近年のダービーのトレンドである。
天気予報では今週末も雨模様。馬場もパンパンの良馬場にはならないだろう。とすると、ますます前残りの可能性が高くなる。そう、先週のオークスのように。

<該当馬>
*左から順に、重賞勝利/前走着順/同上がり3F順位/上がり3F3位以内率
オールアズワン…札幌2歳S/皐月賞16着/7位/【2-1-0-3/6】50.0%
フェイトフルウォー…京成杯/皐月賞12着/9位/【1-1-1-2/5】60.0%

これでダービー3着までの候補馬が出揃った。あとは馬券を組み立てるだけ。

☆第78回東京優駿~三連単フォメ☆
1着:オルフェーヴル
2着:オールアズワン・フェイトフルウォー
3着:クレスコグランド・コティリオン・トーセンラー・デボネア

なお、デボネアは重賞連対回数が1回なので切っても構わないのだが、イタリアの神・デットーリを切るなんて畏れ多くて、できっこない。また、オルフェは3着候補でもあるが、1着固定なので3着には置けない。

ところで、もう一つ気になることがある。
それはコティリオン。この馬、重賞未勝利なのだが連対回数は2回で、そのうちの一つはNHKマイルCでのものなのでデボネアとは違い正統な3着候補馬である。気になるのは、毎日杯⇒NHKのローテーション。
このローテーションは、過去に04年キングカメハメハ、08年ディープスカイが変則2冠を達成したときと同じ。ただ違うのはキンカメとスカイが連勝でダービーに臨んだのに対して、コティリオンはどちらも2着。だが、毎日杯の勝馬レッドデイヴィス、NHKの覇者グランプリボスは、いずれもダービーには不出走なので、実質1位として考えられないだろうか。いや、そういうことにする。

☆第78回東京優駿~三連単フォメ・その2☆
1着:コティリオン
2着:オールアズワン・フェイトフルウォー
3着:オルフェーヴル・クレスコグランド・トーセンラー・デボネア

今年のダービーは、以上の16点で勝負。
あとは配当が幾らつくのか?だけが楽しみな今年のダービーだ!!
 

優駿の法則5

2011-05-25 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2011
ダービー馬になるための条件があるように、実はダービー2着馬、3着馬になるためにも条件がある。
順番は逆になるが、次にダービー3着馬を篩いにかけていく。というのも、この3着馬の条件というのは、ダービー馬の条件よりは甘めなのだが、その求められる要素が非常に似ているからである。
 

■ダービー3着馬の条件■
1.重賞連対実績
03年ザッツザプレンティ…ラジオたんぱ杯2歳S
04年ハイアーゲーム…青葉賞
05年シックスセンス…京成杯2着・皐月賞2着
06年ドリームパスポート…きさらぎ賞・皐月賞2着
07年アドマイヤオーラ…シンザン記念・弥生賞
08年ブラックシェル…弥生賞2着・NHK2着
09年アントニオバローズ…シンザン記念
10年ヴィクトワールピサ…ラジオNIKKEI杯2歳S・弥生賞・皐月賞

ダービ馬の条件では「重賞勝利」が必須であったが、3着馬の場合は連対実績があればOK。しかも、距離と回数は不問。

2.前走関連
*左から前走着順/前走上がり3F/同順位

03年ザッツザプレンティ…皐月賞8着/35.9/9位
04年ハイアーゲーム…青葉賞1着/33.9/1位
05年シックスセンス…皐月賞2着/34.2/2位
06年ドリームパスポート…皐月賞2着/34.8/2位
07年アドマイヤオーラ…皐月賞4着/33.9/1位
08年ブラックシェル…NHK2着/34.6/3位
09年アントニオバローズ…プリンシパルS2着/35.1/4位
10年ヴィクトワールピサ…皐月賞1着/35.2/3位

次に前走関連では、レースはNHKと皐月賞以外でもOKで、着順は3着以内、上がり3F順位も3位以内が望ましいが、それほど気にする必要はない。

3.上がり3F3位以内率80%以上
上の二つを緩めにしているのは、この縛りが結構厳しいからである。ここでかなりの馬が脱落することになるであろう。

03年ザッツザプレンティ…【3-0-1-1/5】80.0%
04年ハイアーゲーム…【4-2-0-0/6】100.0%
05年シックスセンス…【4-4-0-1/9】89.9%
06年ドリームパスポート…【5-3-0-0/8】100.0%
07年アドマイヤオーラ…【3-2-0-0/5】100.0%
08年ブラックシェル…【5-1-2-0/8】100.0%
09年アントニオバローズ…【1-0-1-3/5】40.0%
10年ヴィクトワールピサ…【2-3-1-0/6】100.0%

唯一の例外は、09年ロジユニヴァースの3着になったアントニオバローズだけ。これは、もともと切れる脚がなかった同馬であるが、当時はドシャ振りの不良馬場で行なわれたことにより、切れ味を求められなかったため3着にすべり込んだと考えられる。となると、やはり3着馬にもダービー馬と同じくらいの最後の切れる脚を求められるということである。

果たして、この3つのハードルをクリアした馬とは一体???

<該当馬>
*左から重賞連対実績/前走着順/前走上がり3F順位/上がり3F順位3位以内率

オルフェーヴル…皐月賞・スプリングS・シンザン記念2着/皐月賞1着/2位/【6-0-0-1/7】85.7%
クレスコグランド…京都新聞杯/京都新聞杯1着/4位/【0-4-1-1/6】83.3%
コティリオン…毎日杯2着・NHK2着/NHK2着/【3-3-1-0/7】100.0%
デボネア…京成杯2着/皐月賞4着/【2-3-0-1/6】83.3%
トーセンラー…きさらぎ賞/皐月賞7着/【0-3-1-1/5】80.0%

残ったのは5頭。このまま三連単の3着に置いてもよいが、どうしても絞りたいという方のために、もう一つハードルを用意した。
過去8年の3着馬の中で重賞未勝利馬は、05年シックスセンスと08年ブラックシェルの2頭いるが、どちらも重賞で2着が2回あり、そのいずれかはG1、即ち皐月賞かNHKでのものである。
該当馬中で重賞未勝利馬はコティリオンとデボネアの2頭だが、この条件に当て嵌まるのはコティリオンだけである。デボネアは切ってもよい。しかし、イタリアの神・デットーリが騎乗するとあっては、切るのは畏れ多い…