☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

安田記念の法則

2011-05-31 21:00:00 | 府中の法則
安田記念が来る!
そして、最強厩舎の若大将もやって来る!!
☆リアルインパクト…ディープインパクト×メドウレイク

3歳馬の安田記念への参戦は、00年イーグルカフェ以来、実に11年振りのこと。そのイーグルカフェは、前走NHKマイルカップを制し、余勢を駆っての参戦であったが、13着(7番人気)。
G1で2着、3着各1回、G2で2着1回と、新馬戦以降なかなか勝ち切れないレースが続くリアルインパクトは、果たして?
でも、大きな声では言えないが、まだ1勝しかしていないのは事実。

ちなみに、半兄のアイルラヴァゲインも05年のNHKで3着だった。その後は、自重しつつも力を蓄え07年のオーシャンSで重賞初勝利を果たした。そして、勇躍臨んだ08年の安田記念では17番人気で18着…
兄を見習って、短距離路線に進んだ方がいいと思う。なぜならNHKマイルカップで3着以内に入った馬は、その後スプリンター路線で活躍した馬が多いからだ。

<NHKマイルカップ~未来のスプリンター>
97年
1着シーキングザパール…98年シルクロードS、モーリス・ド・ゲスト(仏G1)、スプリンターズS2着/99年高松宮記念2着

02年
2着アグネスソニック…03年函館スプリントS2着

04年
3着メイショウボーラー…05年ガーネットS/06年スプリンターズS2着

05年
1着ラインクラフト…06年高松宮記念2着
3着アイルラヴァゲイン…07年オーシャンS、スプリンターズS3着

06年
2着ファイングレイン…08年シルクロードS、高松宮記念
3着キンシャサノキセキ
…08年函館スプリントS、高松宮記念2着、スプリンターズS2着
…10年オーシャンS、高松宮記念、スプリンターズS2着
…11年オーサンS、高松宮記念

07年
2着ローレルゲレイロ…09年高松宮記念、スプリンターズS

09年
ジョーカプチーノ…11年シルクロードS
グランプリエンゼル…09年函館スプリントS

ご覧のとおり、数々の名スプリンターがNHKをステップに誕生しているのである。これはスピードはあるものの距離を見切りをつけた結果だと思うのだが、リアルの場合、そこは父ディープということで、なかなか踏み切れないのだろう。

というわけで、いきなり水を差してしまった形になったが、血統傾向はどうなんだろうか?

■血統傾向~過去15年■

こ、こ、これはまずい…何とかリアルにとって有利になるようなデータをと思ったのだが、父SS系が【2-3-3】と大不振…
でも、SS系の出走自体がそんなに多くなかったのかもしれないので、これはそれほど気にする必要はない。と、思いながらも早速調べてみた。

<父SS系成績>
2-3-3-50/58頭
過去15年で、父SS系は58頭出走していた。その勝率は3.5%、連対率8.6%、複勝率13.8%となる。
この成績がどうなんだ?ということになるのだが、比較対象がないので何も言えない。
そこで、手元にある安田記念と同じコースで行なわれるNHKマイルカップの父SS系の成績を調べてみた。

<NHKマイルカップの父SS系の成績~過去15年>
4-4-3-30/41頭
勝率9.8%、連対率19.5%、複勝率26.8%

う~ん、勝率倍、連対率で約3倍、複勝率で約2倍の開きがある。そういえば、ヴィクトリアマイルでは1着~5着までがSS系だらけではなかったか?3歳限定戦、牝馬限定戦と3歳以上という違いがあるにせよ、この差は決定的なものじゃないだろうか。

こうなったら、府中で行なわれるマイル重賞の父SS系の成績を調べてやろうと思ったが、残念ながらそこまでヒマではない。
よって、これも手元にあるデータの中から、府中マイル重賞における父SS系の3着以内の度数を紹介しておく。

<府中マイル重賞における父SS系の3着以内度数>
*安田記念・富士Sは馬場改修後の03年~10年の過去8年
*NHKは、馬場改修後の03年~11年の過去9年
*東京新聞杯・クイーンCは、馬場改修後の04年~11年の過去8年
*ヴィクトリアマイルは、創設された06年~11年の過去5年

東京新聞:4-4-3/15頭
クイーン:3-4-4/11頭
ヴィクト:4-4-3/11頭
NHK :4-4-3/11頭
安田記念:2-2-1/ 5頭
富士S :4-3-3/10頭

安田記念だけが3着以内の度数合計が一桁台で、他の重賞の半分以下である。それぞれの父SS系の出走頭数が分からないので断定はできないものの、やはり安田記念と父SS系は相性が悪いと言ってよさそうだ。申し訳ないけれど。

まあ、先週ダービーを当てて乗りに乗っている最強厩舎なので、ご祝儀を兼ねてイングリモングリと買いますけどね。

優駿の法則12【結果】

2011-05-31 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2011
すんません。チャリンと当たっちゃいました、三連複が。ショボイなあ、と思いながら馬券を見直していると、なんと馬連も買ってました。

我ながらメリハリの無い買い方だなあと、つくづく思います。ちなみに、馬券は写真以外にも買っていて、結局、儲けはしれてます。それにダービー以外は全負けでしたし…
ま、総ハズレよりはましかと思って払戻に行こうとしたところへ、最強師匠からメールが↓

なんと三連単10万円をゲット!!オルフェとベルシャを1着、3着に置いたサンドイッチ馬券はお見事。
でも、確か事前予想では、トーセンラー頭のコティリオンとオルフェだったはずなのに…
ま、当たれば何でもヨシということで。おめでとうございます!!

というわけで、2011年のダービー馬を探す旅も今回でおしまいなので、まとめの意味を兼ねてアレコレと。

■血統傾向更新■

1着~3着までをSS系を持った馬が独占。って、これは出走馬18頭が該当するから、何が来てもこうなる。
キングマンボの血を持つ馬が、3年連続で3着以内に入った。やはり、SS系に対抗できるのは、キングマンボ軍団しかいない。
また、チャリンとゲットした三連複は、なんといってもベルシャザールのお蔭。一旦タレそうになったところを、大先生のナカヤマ君に差されそうになったが、そこからまた差し返した勝負根性は、まるで昨年のJCのローズキングダムを見るかのようだった。キンカメ産駒は勝負根性がある。

■ロベルト系5年周期の法則■

唯一のロベルト系を父に持つクレスコグランドが5着。これで来年に繋がった。来年は5年に一度の大勝負の年だ!!

■枠番出目■

4年連続1枠1番が連対中で、4枠7番が2年連続3着に入った。4枠7番は過去20年で【0-3-2】と結構相性が好い。

■オカルト■

06年以降ずっと続いていた「オークス⇒青嵐賞⇒ダービー」の血統リンクだが、残念ながら今年は不成立。
ちなみに、青嵐賞の1着馬の母父がノーザンテーストで、オークス1着のエリンコートの父デュランダルの母父もノーザンテースト。また、エリンと同じSS系×ストームバード系の血統構成のウインバリアシオンがダービーで2着。オークス⇒青嵐賞、オークス⇒ダービーの血統リンクは見つけられても(但し、前者はこじつけであるが)、三つに共通する血統は見当たらない。強引に持っていくとすれば、母父SSだが、これをやりだすと何でも有りになってしまう。でも、来年の楽しみのためにもOKということにする。

■サイン■
オカルトといえば、くだらないサインの一つが的中?
例のウイリアム王子のサイン。内から3頭でウイリアム王子の名前を暗示していたが、ウ・イ・リ・アを馬名に持つウインバリアシオンが2着。

最後に、終ってみて気付いたというか、何だか不思議に思ったことが一つある。それは昨年のダービーの後にも感じたことと同じようなことだ。
昨年は、落馬負傷のためダービーで騎乗できなかった武豊。今年も直前になってダノンバラードが出走回避により、2年連続でダービー不参加となるかと思いきや、急遽ロッカヴェラーノの騎乗依頼が舞い込み、参戦に漕ぎ着けた。そのケガの原因は毎日杯のザタイキが故障したことによるもの。その時のゼッケンは1枠1番。で、ダービーではザタイキと同じ藤原英厩舎の1枠1番のエイシンフラッシュが優勝。そして、その1週間後に、エイシンフラッシュと同じキングズベスト産駒のワークフォースが、遠く離れたイギリスダービーを制覇するというシンクロニシティが発生。世の中は何かで繋がっていると、妙に納得したものだ。

で、今年のダービーが終って思ったこと。
★第78代日本ダービー馬オルフェーヴル★

オルフェーヴルがクラシックとは無縁の全兄ドリームジャーニーの雪辱を果たし、2冠を達成。兄ドリジャニは、以前は池江泰郎厩舎所属であったが、同師の引退に伴い、息子である池江泰寿調教師の下へ転厩となったのは、みなさんご存知の通り。その2日後の4月26日、業界に衝撃が走った。名門メジロ牧場解散のニュースである。

例年になく評判の良いJRAのCM。当時は春天のCMが流れており、そのキャラはメジロマックイーン。

当時、マックは池江泰寿の父・池江泰郎厩舎所属。

で、ダービーのCM。キャラはトウカイテイオー。「七冠の父のプレッシャー~」のナレーション。
七冠はトウカイテイオーだけでなく、ディープも該当することはブログにも書いたが、そのディープを預かっていたのも池江泰郎厩舎であり、担当をしていたのは息子の泰敏。二冠が懸かった今回、名調教師として称えられる父のプレッシャーもあっただろうし、マックは既に他界しており、その後継種牡馬もいない現状のなかで血を絶やさないようにするには、母系で生き残っていくしかなく、名門メジロの血を後世に継ぐという業界からのプレッシャーというか、そういった父の代からの縁のある血統を残したいという思いはあったに違いない。

父・池江泰郎が管理していたドリームジャーニーの全弟であるオルフェーヴルが皐月賞を制覇。そのオルフェは息子である池江泰寿厩舎の所属。メジロ牧場解散のニュースが流れる。メジロマックイーンがJRAのCMに登場。マックは池江泰郎厩舎の所属だった。そしてダービーのCMのキーワード「七冠の父」から池江親子とは切っても切れないディープインパクト。そして、母父にメジロマックイーンを持つオルフェーヴルがダービー制覇。これで今年も、全て繋がったような気がする。何かのお蔭で―

「2011年ダービー馬を探せ!」の旅は、これにて終了。
驚いたことに、日曜日のアクセス数は1004人を記録してました。
みなさん、ありがとうございました。
そして、「2012年ダービー馬を探す」旅にも、お付き合いの程を。
いいのを仕込んでますからね。何てったって来年は5年に一度の大勝負の年ですから。
お楽しみに♪

=おしまい=