330:
「将軍っ!」
『貴様ら、煩いぞ!黙れぇっ!』
私の叫びと、ユマの憎悪の思念が交錯した。
瞬間、十数個のファンネルのビームが光る!
「まずい!接近し過ぎたか!」
私が気づいた時、宇宙は憎悪の光に鈍く輝いた…。
・機動P+BPが16以上:222
・15以下:069
222:
「チイィーっ!」
回避できない!数十本の光の剣が旋回し、うねり、そして、一直線に
私の機体に…!
その時だった。
半壊した1機の巨大なMSが私の前に立ち塞がった。
いや、立ち塞がったのではない。漂って来たのだ。
そのMSがノクチュルヌのビーム光を全身で受けた。
「─クィンマンサ!?」
それは、アクシズ戦役におけるネオジオンの最後のMSの巨体だった。
そして、私は人の想いを感じた。
「…ハマーン=カーン…!!」
その女の声が聞こえた。
(シャア、少しは利口になったのか?フフフ…)
次の瞬間、クィンマンサは光の中に消滅した。幻影!?
─同時に、ハマーンの想いが空間に溶けた。
私は爆発を逃れて離脱した。
光はクィンマンサの残像と共にザクⅢを飲み込み、その空域を明るく
照らした…。
351:
『バカめっ!ジャマをするからだ!!』
ユマが嘲笑した。
『次はオマエだ、シャア!!』
「ユカ…」
私は呟いた。
「お前の大切な妹だが…私は、彼女を殺す」
『何をブツブツ言っているのか!』
ノクチュルヌの機体がこちらを向いた。が、その動きは、途中で停止
し、ユマが怪訝そうな声を出した。
『…何だ、この、粘つく感じは…?』
ザクⅢを飲み込んだ光芒は、隕石と浮遊物の中に縮んで行った。その
光の球から、もうひとつの光球が分離する。
強いプレッシャーは、その光球から放射されている。
『あっ…ああっ…!?』
ユマが苦悶の声を発した。
プレッシャーは次第に強くなり、やがて確固たる人の思念と化し、私
とユマの間に飛び込んだ。─それは、絶叫に近い声となって耳を圧した。
『ジオン再興の夢を、貴様なぞに潰されて堪るものか!!』
ザク3を包んだ、蒼い光の球。彗星の如く、ノクチュルヌに肉迫する。
ユマが叫んだ。
『何だぁ、貴様はぁっ!』
124:
「去れっ!シャアを貴様如き小娘に殺らせはせん!!」
蒼い流星と化したザクⅢが、ファンネルを砕きながらノクチュルヌに
突進する。
『バカな…サイコミュも搭載していないMSが、何故ファンネルの包囲
網の中で動ける!?』
紅いオーラに包まれたノクチュルヌが、動揺の余りジリジリと後退す
る。瞬間、オーラが重なり、紫色の光が宇宙を染めた。
光は拡散し、弾け飛んだ。2機のMSの装甲が剥がれ、ムーバブルフ
レームが剥き出しになる。その姿は、まるで2体の骸骨のように見えた。
・現在、インエクセスの中にいる:024
・現在、MSで出撃している:205
※挿し絵はザクⅢ改っぽいバックパックと後腰部アーマーで、
マシュマー機みたいにバイオセンサーが積んであるのかも?
205:
『ええい!どいつもこいつも、不愉快なヤツらばかりじゃないか!嫌い
だ!!』
ユマの思念に明らかな疲労が感じられる。
私は後退して行くノクチュルヌを追い、MSを前進させようとした。
しかし、このままインエクセスを離れて深追いするのは危険な気がする。
・構わん。ノクチュルヌを追撃する:076
・一旦様子を見る:083
076:
「待てっ!ユマ」
私はMSのバーニアを全開にした。
「お前は自分のしていることが判っているのかっ!?」
瞬間、私とユマの間の宇宙が白く発光した。思念が頭の中に流れ込ん
で来る。
「ユマではない…ユカか!?」
『そうよ。…大佐、ユマを助けてくれるのは嬉しいけれど、今はユマの
所に行ってはいけない』
「何故だ!?何故、行ってはいけないのだ!!」
しかし、それ切りユカの思念は途絶えた。
・ユカを信じる:083
・いや、あくまでノクチュルヌを追う:298
ユカを信じたとこで、次回に続きます。
「将軍っ!」
『貴様ら、煩いぞ!黙れぇっ!』
私の叫びと、ユマの憎悪の思念が交錯した。
瞬間、十数個のファンネルのビームが光る!
「まずい!接近し過ぎたか!」
私が気づいた時、宇宙は憎悪の光に鈍く輝いた…。
・機動P+BPが16以上:222
・15以下:069
222:
「チイィーっ!」
回避できない!数十本の光の剣が旋回し、うねり、そして、一直線に
私の機体に…!
その時だった。
半壊した1機の巨大なMSが私の前に立ち塞がった。
いや、立ち塞がったのではない。漂って来たのだ。
そのMSがノクチュルヌのビーム光を全身で受けた。
「─クィンマンサ!?」
それは、アクシズ戦役におけるネオジオンの最後のMSの巨体だった。
そして、私は人の想いを感じた。
「…ハマーン=カーン…!!」
その女の声が聞こえた。
(シャア、少しは利口になったのか?フフフ…)
次の瞬間、クィンマンサは光の中に消滅した。幻影!?
─同時に、ハマーンの想いが空間に溶けた。
私は爆発を逃れて離脱した。
光はクィンマンサの残像と共にザクⅢを飲み込み、その空域を明るく
照らした…。
351:
『バカめっ!ジャマをするからだ!!』
ユマが嘲笑した。
『次はオマエだ、シャア!!』
「ユカ…」
私は呟いた。
「お前の大切な妹だが…私は、彼女を殺す」
『何をブツブツ言っているのか!』
ノクチュルヌの機体がこちらを向いた。が、その動きは、途中で停止
し、ユマが怪訝そうな声を出した。
『…何だ、この、粘つく感じは…?』
ザクⅢを飲み込んだ光芒は、隕石と浮遊物の中に縮んで行った。その
光の球から、もうひとつの光球が分離する。
強いプレッシャーは、その光球から放射されている。
『あっ…ああっ…!?』
ユマが苦悶の声を発した。
プレッシャーは次第に強くなり、やがて確固たる人の思念と化し、私
とユマの間に飛び込んだ。─それは、絶叫に近い声となって耳を圧した。
『ジオン再興の夢を、貴様なぞに潰されて堪るものか!!』
ザク3を包んだ、蒼い光の球。彗星の如く、ノクチュルヌに肉迫する。
ユマが叫んだ。
『何だぁ、貴様はぁっ!』
124:
「去れっ!シャアを貴様如き小娘に殺らせはせん!!」
蒼い流星と化したザクⅢが、ファンネルを砕きながらノクチュルヌに
突進する。
『バカな…サイコミュも搭載していないMSが、何故ファンネルの包囲
網の中で動ける!?』
紅いオーラに包まれたノクチュルヌが、動揺の余りジリジリと後退す
る。瞬間、オーラが重なり、紫色の光が宇宙を染めた。
光は拡散し、弾け飛んだ。2機のMSの装甲が剥がれ、ムーバブルフ
レームが剥き出しになる。その姿は、まるで2体の骸骨のように見えた。
・現在、インエクセスの中にいる:024
・現在、MSで出撃している:205
※挿し絵はザクⅢ改っぽいバックパックと後腰部アーマーで、
マシュマー機みたいにバイオセンサーが積んであるのかも?
205:
『ええい!どいつもこいつも、不愉快なヤツらばかりじゃないか!嫌い
だ!!』
ユマの思念に明らかな疲労が感じられる。
私は後退して行くノクチュルヌを追い、MSを前進させようとした。
しかし、このままインエクセスを離れて深追いするのは危険な気がする。
・構わん。ノクチュルヌを追撃する:076
・一旦様子を見る:083
076:
「待てっ!ユマ」
私はMSのバーニアを全開にした。
「お前は自分のしていることが判っているのかっ!?」
瞬間、私とユマの間の宇宙が白く発光した。思念が頭の中に流れ込ん
で来る。
「ユマではない…ユカか!?」
『そうよ。…大佐、ユマを助けてくれるのは嬉しいけれど、今はユマの
所に行ってはいけない』
「何故だ!?何故、行ってはいけないのだ!!」
しかし、それ切りユカの思念は途絶えた。
・ユカを信じる:083
・いや、あくまでノクチュルヌを追う:298
ユカを信じたとこで、次回に続きます。
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