第16話 罪過の輪

□機動戦士ガンダム 水星の魔女
　第16話 罪過の輪

プロスペラ曰く、エリー（エリクト）の生体コードは、データストームと
完全に同調していたが、幼い体は、苛酷な宇宙の環境に耐え切れず……。
プロスペラは、ルブリスを用い、彼女の命を繋ぐことを思い付きます。
今のエリーは、パーメット粒子と同じで、エアリアルという体が無ければ、
物理空間では崩壊してしまうが、パーメットスコア・エイトならば、
クワイエット・ゼロで、データストームの領域を拡げれば、エリーは、
自由に生きることができると、プロスペラは、持論を展開します。
協力を仰がれたベルメリアは、ヴァナディースの理念とは異なると、
拒否しますが、強化人士のことを持ち出され、彼女は、返答に詰まります。
データストーム耐性のある人工中枢神経を使用する拡張神経理論は、
カルド先生は、決して認めなかったと。その発案者は、ベルメリアだった。
プロスペラは、逃れられないのよ、あなたもと言い残し、退室します。

学園でのテロ事件が大々的に報道されます。サリウスの誘拐事件や、
クエタの事件に、犯行声明を出したフォルドの夜明けが関わっているとも。
ベネリットグループが企業行政法による治安活動を独断で行使したため、
反スペーシアン感情が拡大し、暴動に発展した活動が多発することに。
棒立ちのMSが手持ちの重火器で、簡単に無力化されたりする映像も。
一連の行動に対するベネリットグループへの批判も大きくなっています。

グループでは、行方不明のサリウスをプラント管理局が捜索中だと
シャディクがペイル社の面々に説明します。
ジェターク社の新CEOになったラウダは、カテドラルの怠慢を叱咤します。
ペイル社のニューゲンは、デリングに代わる新しい総裁が必要だとします。
ミオリネは、ガンダム社のテロへの関与が晴れたため、解放されます。
端末を見ると、スレッタからのメールが律儀に1日3回来ていました。

学園は、破壊された施設の修復などが行われ、学生は行動が制限されます。
事件を受け、休学している生徒が多いみたい。自主的な退校とかも？？
セセリアは、誰が花婿になるかを見届けたいと学園に留まります。
フェルシーは、破壊されたままのラウダ機を前に、何かしらの決意を。
地球寮は、テロの鬱憤晴らしで、ほかの生徒から嫌がらせを受けます。
やっていたのは、テロで亡くなった、ドゥンのパイロットの学友たち。
亡くなった生徒の名前は、ジュベジュさんです。
マルタンは、自分たちの無実を訴えますが、聞いては貰えず、
嫌がらせに使っていたスプレー缶を投げられ、頭を負傷してしまいます。
そこへ、ミオリネが現れ、暴行の現行犯だと撮影した映像を突き付けます。

ニカは、サビーナから手当を受け、彼女から一味に勧誘されます。
ニカは、目的は正しくても、手段は間違えたくないと拒否します。
サビーナもアーシアンらしく、理想だけでは現実は変わらないとします。

エラン5号は、エアリアルを手に入れろと、ペイル社から命じられます。
ランブル・リングでの消極的な戦闘行為に失望したとも言われます。
状況を監察していただけと嘯きますが、命を盾に取られます。

ベネリットグループは、6つの派閥に分かれ、総裁選が展開されています。
ベネリットグループのプラントに、グエルが帰還します。
グエルは、その足で、ラウダに面会。ラウダは、緊張が解け、昏倒します。
グエルは、秘書役のペトラにラウダを任せ、後は引き継ぐとします。

フェンの情報によると、ニカを連れ出したのは、管理局を偽った別人で、
出港者リストと引換に、ガンダム社に出入りできるパスを求めます。
フェンは、ガンダムを造ったシン・セー社に興味があると話します。
ミオリネは、ニカの情報を地球寮の皆に話します。
チュチュは、その情報を聞き入れ、素直に謝辞を述べます。
社長が戻って来たため、皆は、滞っていた事務作業をミオリネに渡します。
その様子に及び腰だったスレッタに、ティルが助け船を出します。
スレッタは、任されていた温室を見て欲しいと、ミオリネを案内します。
そこへ、プロスペラが現れ、参考聴取から解放されたことを伝えます。

エラン5号は、エアリアルに忍び込みますが、起動せず。訝しみます。
すると、シェルユニットが青く光り出し、データストームが発生します。
エラン5号は、その中で、12人のエリクトに拒絶され、機外へ脱出します。
傍らにいたベルメリアが、あなたには扱えないわと通信を送ります。
ベルメリアは、過去を振り返り、どうすれば良かったのかと自問します。

ミオリネは、自分と父親を助けてくれたと、スレッタに謝罪しますが、
スレッタの私とエアリアルは、正しいことをしたという言葉を聞き、
人を殺したことを、何でそんな風に笑えるのかと問い質します。
母親の言葉次第で、水星に学校を作るという夢さえも止めると言う
スレッタに対し、叱咤しますが、当の本人は、理由が判ってなさそう……。
また、ミオリネは、ガンダム社が医療目的で扱っているガンダムを、
母親の言葉があれば、殺人の道具としても使うというスレッタにも唖然。
ミオリネは、スレッタを置いて、温室から飛び出してしまいます。
ミオリネは、スレッタをどうするつもりだと、プロスペラを問い詰めます。
プロスペラは、デリングとの21年前の因縁をミオリネに語ります。
が、ミオリネは、スレッタを巻き込まないでと啖呵を切ります。
プロスペラは、次の総裁になり、クワイエット・ゼロの承認をと。

スレッタ・マーキュリー：市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン：Lynn
グエル・ジェターク：阿座上洋平
エラン・ケレス：花江夏樹
シャディク・ゼネリ：古川慎
ニカ・ナナウラ：宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ：富田美憂
マルタン・アップモント：榎木淳弥
ヌーノ・カルガン：畠中祐
オジェロ・ギャベル：KENN
リリッケ・カドカ・リパティ：稲垣好
アリヤ・マフヴァーシュ：島袋美由利
ティル・ネイス：天崎滉平
ラウダ・ニール：大塚剛央
ペトラ・イッタ：広瀬ゆうき
ロウジ・チャンテ：佐藤元
セセリア・ドート：山崎綺

サビーナ・ファルディン：瀬戸麻沙美
イリーシャ・プラノ：前川涼子
メイジー・メイ：貫井柚佳
エナオ・ジャズ：若山詩音

プロスペラ：能登麻美子
ベルメリア・ウィンストン：恒松あゆみ
ニューゲン：勝生真沙子
ネボラ：沢海陽子
カル：小宮和枝
ゴルネリ：斉藤貴美子
フェン・ジュン：渡辺明乃
グストン・パーチェ：柳田淳一

学園アナウンス：須田美玲
生徒：天海由梨奈
生徒：松田颯水
生徒：結木梢
生徒：田邊幸輔
生徒：海渡翼
ニュース映像：野坂尚也
ニュース映像：古賀明
ニュース映像：中村和正
 ニュース映像：峰晃弘