□風魔の小次郎 序の巻
【前編】風翁(ふうおう)
風魔の本陣で、小次郎が社の寝ずの番をしています。
その社には、風魔代々の秘密が記された風魔無名帳が納められ、
それを守るために毎晩交替で寝ずの番が行われているそうです。
小次郎が寝ずの番に愚痴を言っていると、何者かの気配がします。
跳び起きた小次郎の傍らには、翁面の何者かが立っていました。
翁面は、半人前とは言え、何もかも隙だらけだと、小次郎を窘めます。
小次郎は、手にした木刀で攻撃を繰り出しますが、
逆に翁面の木刀の一撃により、昏倒してしまいます。
そして、風翁(ふうおう)と名乗り、無名帳と共に姿を消します。
この事件を受け、項羽、霧風、竜魔が総帥に招集されます。
風翁とは、総帥に優るとも劣らない伝説の忍のようで、
最強と謳われながらも、その素顔は誰も知らないとのことです。
三忍が風翁を追ったことを聞き、小次郎も追跡に加わります。
小次郎が出撃したことを見た後、総帥も姿を消します…。
風魔の決壊を抜けるには、4つの難所を通過する必要があり、
不帰の森に項羽、乙女滝に霧風、鏡ヶ池に竜魔が向かいます。
残る風神谷は、小次郎が向かうことになると思われます。
不帰の森-
項羽が来ることを判っていたように、風翁が待ち構えています。
項羽が青羽で先手を取りますが、難なく躱されてしまいます。
ならばと、項羽は、攻防一体の白羽陣を敷き、風翁を抑え込み、
青羽を繰り出しますが、風翁は、右手で青羽を受け止めます。
今度は、風翁が矢羽とは、こう遣うのだと奪った青羽を投げ、
風翁の羽は螺旋を描いて飛び、項羽の繰り出した青羽を粉砕し、
そのまま項羽の右胸に突き刺さります。
風翁は、攻めは直線だけでは能がない、螺旋とまでは行かずとも、
せめて弧を描くまでは修練を積むことだと項羽に話します。
また、白羽陣は、風翁の首筋に傷を負わせていたようで、
例え掠り傷でも、ワシの体に負わせたことは褒めてやるとも。
そして、風翁は、昏倒する項羽を残し、不帰の森を後にします。
【前編】風翁(ふうおう)
風魔の本陣で、小次郎が社の寝ずの番をしています。
その社には、風魔代々の秘密が記された風魔無名帳が納められ、
それを守るために毎晩交替で寝ずの番が行われているそうです。
小次郎が寝ずの番に愚痴を言っていると、何者かの気配がします。
跳び起きた小次郎の傍らには、翁面の何者かが立っていました。
翁面は、半人前とは言え、何もかも隙だらけだと、小次郎を窘めます。
小次郎は、手にした木刀で攻撃を繰り出しますが、
逆に翁面の木刀の一撃により、昏倒してしまいます。
そして、風翁(ふうおう)と名乗り、無名帳と共に姿を消します。
この事件を受け、項羽、霧風、竜魔が総帥に招集されます。
風翁とは、総帥に優るとも劣らない伝説の忍のようで、
最強と謳われながらも、その素顔は誰も知らないとのことです。
三忍が風翁を追ったことを聞き、小次郎も追跡に加わります。
小次郎が出撃したことを見た後、総帥も姿を消します…。
風魔の決壊を抜けるには、4つの難所を通過する必要があり、
不帰の森に項羽、乙女滝に霧風、鏡ヶ池に竜魔が向かいます。
残る風神谷は、小次郎が向かうことになると思われます。
不帰の森-
項羽が来ることを判っていたように、風翁が待ち構えています。
項羽が青羽で先手を取りますが、難なく躱されてしまいます。
ならばと、項羽は、攻防一体の白羽陣を敷き、風翁を抑え込み、
青羽を繰り出しますが、風翁は、右手で青羽を受け止めます。
今度は、風翁が矢羽とは、こう遣うのだと奪った青羽を投げ、
風翁の羽は螺旋を描いて飛び、項羽の繰り出した青羽を粉砕し、
そのまま項羽の右胸に突き刺さります。
風翁は、攻めは直線だけでは能がない、螺旋とまでは行かずとも、
せめて弧を描くまでは修練を積むことだと項羽に話します。
また、白羽陣は、風翁の首筋に傷を負わせていたようで、
例え掠り傷でも、ワシの体に負わせたことは褒めてやるとも。
そして、風翁は、昏倒する項羽を残し、不帰の森を後にします。
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