□聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
Part98 憑依
Part98 憑依
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オデッセウスは、天秤宮を来訪します。
傍らに、童虎との戦いに敗れた、水鏡の亡骸が安置されていました。
オデッセウスは、水鏡との思い出を回想します。
水鏡は、杯座の白銀聖衣を賜り、オデッセウスに報告に向かいます。
オデッセウスは、シオンや童虎よりも2、3歳年長であるため、
これからは、ふたりの手本にもならなくてはならないと言われます。
また、杯座の水には、未来を映す力があると言うが……。
水鏡には、何が見えた?というオデッセウスの問いに対し、
一瞬、赤子が映ったと水鏡は、答えます。
オデッセウスは、何事かを悟り、この後、自分に異変が起きたら、
迷わずに討つのだという言葉を水鏡に残し、その場を去ります。
オデッセウスは、タルタロスの井戸に来ていました。
そして、アスクレピオスに呼び掛けます。
オデッセウスは、どうやって復活の兆しを得たのかと訊ねます。
アスクレピオスは、アテナだと答えます。
アテナが時空を越え、この時代に未来から訪れようとしている。
過去と未来では、時間軸が異なり、向こうでは1日でも、
こちらでは、何年先になるのかも知れないが……と続けます。
アスクレピオスは、タルタロスの獄に幽閉されていても、
森羅万象の総てが手に取るように判る。
アテナは、クロノスに懇願し、時空を越えてやって来ると話し、
彼女が来る理由は、一青銅聖闘士の命を救うためだとも。
それにより、宇宙の秩序が乱れ、時空のあちこちに歪みが起き始め、
何れは、この宇宙にも大いなる亀裂を齎すだろうが知ったことではない。
この機に乗じ、アスクレピオスは復活し、アテナに取って代わると。
言い終えると、アスクレピオスは、オデッセウスの体に憑依し、
少しずつではあるものの、確実に馴染んでいくと語ります。
そして、半ば以上魂が融合した時、13番目の黄金聖闘士が復活する……。
オデッセウスが目を覚ますと、自室のベッドに寝ていました。
水鏡がオデッセウスをタルタロスの井戸で発見し、運んだようです。
また、オデッセウスの様子がおかしかったので、教皇も同席しています。
オデッセウスは、アスクレピオスが語ったことをふたりに話します。
未来からアテナが来るため、この時代の真のアテナが顕現せず、
このままでは、ハーデス軍に敗れることが不可避となるとします。
そして、水鏡は、未来のアテナを討つことを自ら申し出ます。
聖戦には、教皇とオデッセウスは勿論、黄金聖闘士が必須。
逆賊となり、未来永劫裏切り者の烙印を押されようとも、
地上の愛と正義のためならばと、水鏡の意志は変わりませんでした。
過去の記憶を回想し、オデッセウスは、血の涙を流し、
水鏡に敬意を表し、アテナの首を獲ることを改めて誓います。
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