□聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング
第31話 冥衣の記憶
第31話 冥衣の記憶
エウラリアのアンタレスキックに吹っ飛ばされたミーノスの魂は、
その衝撃で揺らぎ、ルーカスから冥衣が離れてしまいます。
ミーノスは、自分の小宇宙と魂が消えてしまうのではと危惧し、
捕らえていた夜姫とシャルロットの小宇宙を奪おうと企図します。
天貴星の冥衣は、夜姫たちに襲い掛かりますが、パンドラとしての
夜姫の一瞥を受け、一蹴されてしまいます。
シャルロットも聖闘士に敗北し、魂だけの存在が冥衣に宿ってまで、
おめおめと逃げるその様が、冥界の三巨頭たる姿かと叱咤します。
シャルロットは、モールレジュレクシオンで、天貴星の糸を断ち切り、
冥衣に宿る旧き亡者の魂に、気高き天貴星の意志もハーデス様への
忠誠心も持ち合わせていない怨霊如き、私の敵ではありませんと。
夜姫は、パンドラとして、天貴星の魂を穏やかな小宇宙で鎮め、
ミーノスも呼び掛けに得心し、パンドラに侘び、眠りに就きます。
夜姫曰く、最も荒々しく冷酷だった天貴星の記憶を召喚したのではと。
冥衣や聖衣は、纏った者の記憶と魂を宿しているのかも知れないと。
夜姫は、まだ学校を取り巻く小宇宙の結界が強まっているとし、
天貴星の仕業ではなく、まだ油断してはいけないと、注意を促します。
すると、さすがさすがと拍手をしながら、セイリムが姿を見せます。
夜姫は、天貴星の冥衣を使い、この事件を引き起こしたのかと訊ねます。
セイリムは、戯闘士の四騎士がひとり、宝王騎のセイリムだと名乗り、
この物語の演出を任されている魔女だと、自己紹介をします。
夜姫は、聖闘士でも冥闘士でもない未知の敵に対し、警戒します。
シャルロットは、セイリムを倒せば、結界が解けると、覚悟を決めます。
夜姫は、シャルは目覚めて間もなく、糸からの脱出で小宇宙を消費し、
翔一郎や惣次郎からの反応が無く、戦闘を任せる予定の春風や、
エステルも結界に阻まれ、蠍座の聖闘士は、天貴星との戦いで負傷し、
獅子座の聖闘士も何かしら別の手を打たれたと見た方が良いと分析します。
対峙するセイリムは、満面の笑みで、夜姫たちを見詰めます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます