〈月刊ガンダムエース2023年06月号〉


□機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート
第1話
ふたりは、海岸沿いにあるバハ・カルコ「ステーション」04に向かいます。
大陸の広域輸送網は、宇宙開拓企業のロープレイ社が担っていて、
長距離輸送車両の充電の他、メンテナンスなどができる大規模な当該地を
利用する車両は、総て同社の傘下企業なんだそうです。
ふたりのトレーラーは、データを偽装し、無事にメンテを受けます。
また、ロープレイ社へのテロの影響により、物流が十全ではないようです。
この様子を見て、ヴィルダは、早々に出発し、経路を変えなければと。
と、データを偽装していましたが、職員に積み荷の検査を求められます。
ヴィルダは、ステーション側に積み荷を見る権限はないとしますが、
ヴィルダが偽装しているアヌマ・ロジティクス社は、テログループに
武器類を流しているという疑いがある企業のようで、特例が出てるそうな。
ヴィルダは、窮地を乗り切るため、脳内で幾つかのシミュレーションを。
が、幼いキユウは、ヴィルダが窮地だとし、ルブリス・ジウを早計に起動。
ヴィルダは、呆れ顔で、素早くトレーラーに乗り込み、脱走を図ります。
デミ系の警備中隊が展開し、ステーションのゲートが封鎖されます。
ヴィルダは、瞬殺だよと脳天気なキユウに犠牲は出したくないと厳命。
キユウは、整備中のバッテリー群から貰っていこうと提案します。
キユウは、GUND-ARMとのリンクによる四肢の拡張性が齎す万能感で、
余り考え無しに行動してしまう傾向にあるようです。
ヴィルダは、成功率が低いと渋りますが、やらないよりは……と、
気合いを入れて行きなと、キユウの提案を受け入れます。
キユウは、ルブリス・ジウの虎の手で、警備中隊のビーム攻撃を弾き、
逆にビーム攻撃で、牽制しつつ、クレーンごとバッテリーを強奪し、
それをゲートに立て掛け、トレーラーと共にステーションから脱出します。
ヴィルダは、キユウに警戒するように伝え、廃道を目指します。
□機動戦士ガンダムF91 プリクエル
第28話「トトカルチョ(中編)」
シーブックは、セシリーに芝居を観に来てくれなかったと言われます。
今朝まで覚えていたようですが、トトカルチョで忙殺されて、失念??
それともセシリーが出るって知らなかったんだっけ??
で、シーブックは、そんな約束したっけ?とも言ってしまいます。
この一言で、セシリーも怒ってしまい、シーブックが店を友人に押し付け、
お店も展示もない体育館裏のここにいることに対し、追求します。
そこへ、トトカルチョを仕切る応援団が通り掛かり、塩梅を訊ねます。
団長は、軽々にセシリーを参加させたことなどを言ってしまい、
目の前のセシリーもトトカルチョの件を聞いてしまいます。
激昂したセシリーは、体育館に戻り、ドアを勢い良く閉めます。
シーブックに騙されたセシリーは、何かしらの対抗策を練ります。
シーブックがトトカルチョの標を回収し終わり、店に戻ると、
リィズたちが店のシシカバブを食べている所に出会し、暫し歓談。
店の奥では、アーサーが神妙な面持ちで、誰かと電話をしています。
電話の内容は、セシリーがコンテストに出ないと言うことのようで、
3人は、当てにしていたセシリーが欠場と言うことで、窮地に陥ります。
□機動戦士ガンダム 赤の三巨星
EPI.02 ボルン工業にて
ザルゴは、赤い三巨星の名に対し、俺達のエースの評判を落とそうという
魂胆だとしますが、セラフィは、格好良いから真似している可能性もと。
クライシンガは、明言せず、兎に角興味は湧いたかなと微笑みます。
ザルゴは、セラフィの言葉を反芻し、格好良いから敵の名前を名乗る、
そんな馬鹿が連邦にいるのかねと素直な疑問を呈します。
噂の当人のマロビ曹長は、初戦が巧く行き、上機嫌な様子です。
傍らのウィリアム曹長は、楽観的な性格ですが、頭を抱えます。
隊長のラルフ中尉も戦果には、満足なようで、機体を仕上げてくれた
バルン社長に、想像以上の出来だったと、感謝の言葉を述べます。
南米ジャブロー基地──
ラルフ中尉たち、第17独立混成部隊がジオン軍と遭遇戦になり、
これを制圧し、5名の捕虜が当基地に移送されているとの報告が。
秘書官からの戦果を聞き、彼らの上官も満足気な表情を見せます。
また、近郊の民間工場の協力を得て、機体の損傷を修復したことも。
報告によると、そのボルン社は、ヤシマ重工系の部品を製造していると。
前述のバルン(24)が社長です。バルン・ボルンってスゴい名前w
ただ、新規の武装を作ったことは明記できず、正規部品が用意できず、
一部現地調達や流用部品で対応したことになっています。予算的に。
□機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE
第19話 氏族の思惑(後)
C.E.71年6月15日──
地球連合軍によるオーブ侵攻作戦(オーブ解放戦線)により、
ウズミ国家元首は、他の氏族の長と共に自決を図り、恭順を拒んだ。
ユニウス条約の締結で、オーブの主権は回復し、ホムラが代表に。
が、政治家だけでなく、国民を纏める柱的の存在が欠けていると。
ウミトは、タツミにオーブの現状を説明します。
71年当時、キオウ家の当主は、ウミトの義弟が務めていたそうで、
ウミトが当主になる予定だったが、5~6年前に出奔してたらしい。
ウミト曰く、そんな僕が引っ張り出される位にオーブは逼迫していると。
そんな中でも五大氏族や大氏族入りを画策する氏族が暗躍してるそうな。
で、ケンのスセ家は、キオウ家の「ウェアボックス」を狙ったと。
エクリプス2号機は、パーツ取りのために保存されていたため、
調整に時間が掛かるみたいで、省ける工程は、省いて構わないと。
多少のことは、こちらで対処すると、ケンは、担当官に話します。
ヴァレは、新参のケンや作業員がお気に召さないようで、
良いとこのボンボンが遊び半分で来て良い場所ではないと警告します。
ケンは、チームワークに支障を来すことを避けるという名目で、
ヴァレに、スセ家にいる自分の出自を語り始めます。
□機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE & PIECE
第3片 クレッセント・ムーン & ペイル・ルージュ(1)
U.C.159年、カグヤ・シラトリの初恋のお話。
18歳の頃の彼女は、姫という立場から逃げ出したかったそうな。
サイド2・39バンチ「レム」に向かう途中で、密航した薄紅姫と遭遇。
カグヤは、彼女に自分の理想の姿を見て、一目惚れし、協力を承諾。
カグヤ一行が訪れた「レム」には、新婚旅行中のタガナス夫妻の姿も。
薄紅姫曰く、「レム」の総ての住人が洗脳されている可能性が高いと。
件のコロニーは、大戦時に同盟関係にあったザンスカールと木星が、
共同開発した戦後支配のための実験場だったと説明します。
で、そのシステムを使い、ザンスカール戦争を再開させる一派があり、
それを知った木星の指導者により、システムの破壊命令を受けたと。
で、システムの中枢があるとされる市庁舎は、警戒が厳しいため、
客人であるところのカグヤ一行に紛れ、潜入したいそうな。
カグヤは、ある条件を出し、薄紅姫の提案を受け入れます。
カグヤ一行は、ピエトロ・ピエール市長に案内され、庁舎を見学。
カグヤは、行き交う住人を観察し、皆幸せそうで、洗脳も感じませんが、
ニュータイプ的な何かのアレが、何かしらの違和感を感じるようです。
その夜、薄紅姫は行動を開始。同行するという条件があり、カグヤも。
また、カグヤは、薄紅姫にキスをして欲しいともお願いします。
薄紅姫は、特に躊躇う様子なく、カグヤにキスをします。
カグヤは、余りのトキメキに膝から崩れ落ちてしまいます。
その物音を聞き付け、警備がやって来ますが、薄紅姫が一蹴します。
薄紅姫一行は、「ビッグデータ」を見に単独行動していた市長を捕らえ、
その場所へと案内させ、正体が顧客データだと知ります。
が、そのシステムは、政治にも利用され、住民の深層心理の希望を分析、
そのデータを読み取り、市長は、行動していると話します。
これにより、この5年間大きな反対も反乱も起きていないとも言います。
カグヤもよく判らないものの、壊しておいた方が良いと判断します。
薄紅姫は、話を聞いて判断するでもなく、命令通りに壊そうとしますが、
今回の作戦のために僅かに残されていた自分の中の判断力、私の心が、
破壊したくないと訴えかけると逡巡します。この間に警備が押し寄せます。
□機動戦士MOONガンダム
episode 57
南極旧資源開発基地──
ナナイは、ムーン・ムーンのコロニーの成り立ちを検索中。
L5に建造された、通称バナールと呼ばれる島一号コロニーは、
人類が長期の宇宙生活に耐え得るかどうかを実証する実験棟で、
サイド建設が軌道に乗り、当初の目的を果たした後は、
それ自体がサイド建設のための資材として解体される予定だったが、
カミーグ・リゾート社が遊園地の建造を見込み、買い取ったそうな。
が、カミーグ社のファンタジーランドは、恒久的使用に耐えられないと
政府による判断で、結局は実現せず、同社は、数千億規模の損失が。
また、同型のコロニーは、放射線対策も十分でないことも原因で、
コロニー内の神殿や中世風のホテルもその名残なんだそうな。
一応、同社は、政府を相手取った裁判で、損失の殆どを回収したと。
問題は、その間に不逞の輩が棲み着き、政府が摘発に乗り出します。
カミーグ社は、長期化する政府との裁判の中で、彼らを利用します。
同社は、彼らに入植券を二束三文で売り付け、数千単位の居住者に。
彼らを追い出すには、売買契約が無効だとする裁判が必要になると。
で、彼らがムーン・ムーンの祖なんだそうです。
この頃の連邦政府は、まだまだ優しい体制だったんですね。
んで、コロニーで賄えない物資を運搬する不可欠な存在もいて、
彼らは、メディシンとかメデジンだとか呼ばれていたんだそうな。
所謂占有屋として、同社に居住者を斡旋したのも彼らのようです。
が、彼らの真の目的は、司法が及ばない土地を手に入れることにあり、
当初は、役目を終えた居住者をコロニーから追い出し、政府に譲渡する
予定だったのですが、メディシンの真の目的は、司法の及ばない土地を
手に入れることで、居住者は、追い出されることなく、そのままに……。
サラサとリナートの婚礼の儀が始まります。
そこへ、アルツトの長レイメルが現れます。
□機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy
第14話 落日のティルナノーグ(前編)
アルマ少尉たちの本拠地ティルナノーグが連邦軍に捕捉されます。
バルバラ中尉は、原因は自分にあると、ギレン派のスパイだと告白。
彼女は、仕官間もない頃、親族が反ザビ派の容疑者として逮捕され、
彼らを助ける代わりに、諜報機関に協力させられたということです。
ギレン総帥は、戦意高揚のため、彼女たちの犠牲を美談として讃えると。
で、今朝、連絡員と接触し、それが連邦軍に捕捉されたと話します。
アルマ少尉たちは、責めることなく、仕方がないと理解を示します。
彼女たちは、敵部隊を迎撃し、同地からの撤収を検討することに。
敵部隊を地雷原に誘い込み、戦力を削り、戦闘に突入し、
その間に非戦闘員は、館の爆破に紛れ、脱出することになります。
爆弾は、基地ごと部隊を消し去れという命令のためのものだそうです。
キリー少佐は、バルバラ中尉ではなく、戦線が宇宙に移行しつつあり、
上層部が意図的に情報をリークしたのではないかと推察します。
レナート中尉のブラックドッグ隊(ジム・スパルタン×3)、
ジム×3、ジム・キャノン×2に、ウィッチハント隊が続きます。
ミア技術少尉のノーミーデスが先手の砲撃で、ジムの右腕を破壊。
ジム部隊は、散開しますが、地雷の爆発を防御した隙を衝かれ、
ヘレナ曹長のイェーガーによる狙撃で、別のジムの左腕を破壊。
ジム・キャノンの隊員がレナート中尉に作戦の再考を願いますが、
彼は、罠があるなら喰われてこいと部下たちを突き放します。
で、残りのジムとジム・キャノンが次々と破壊されて行きます。
レナート中尉は、弾数と地雷を減らしたところで、出撃します。
□機動戦士ガンダムNT
第47話『黒の覚醒』
ゾルタン大尉は、復讐心を晴らすため、ビアギッテ曹長を焚き付け、
専用機には、そのための仕掛けがあると、フェネクスに向かわせます。
イアゴ少佐は、人が死んでいくのをもう傍観してはいられないとし、
出撃したヨナ少尉を連れ帰ると、ジェスタで出撃します。
ビアギッテ曹長機は、両手の火器を撃ちまくりますが、悉くを躱され、
逆に、フェネクスの光弾により、右手の火器を破壊されます。
ビアギッテ曹長機は、ならばとサーベルを抜き、斬り掛かりつつ、
左手の火器を乱射し、遂にフェネクスの左足を捕まえます。
そして、浮遊するデブリに打ち付け、フェネクスに組み付きます。
ビアギッテ曹長は、フェネクスの中のリタの力を欲しますが、
次の瞬間、フェネクスが光り輝き、ビアギッテ曹長機を引き剥がします。
ビアギッテ曹長機は、フェネクスを追撃し、右手から光弾を発射します。
フェネクスは、その光弾を頭部にまともに喰らいます。
□機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE
覚醒前夜編(4)
セラーナのディマーテルは、両バインダーのビーム・サーベルを展開し、
セイン大尉たちのダブルゼータに左右から斬り掛かりますが、
レント中尉が機転を利かせ、合体を解き、この攻撃を見事に躱します。
今度は、分離したダブルゼータは、ディマーテルを挟撃しますが、
ディマーテルの巧みな操縦で避けられ、ファンネルによる反撃を受けます。
セイン大尉は、囲まれなければ脅威ではないと、ファンネルを捌きます。
セラーナは、こんなとき姉ハマーンならどうするかと考えます。
幼いセラーナが飼い猫のアーシュリーを追っていますが、追い付けず。
それを見ていたハマーンは、餌で釣ればいいとおやつを取り出します。
アーシュリーは、ハマーンの元に直ぐに駆け寄り、捕まります。
セラーナは、ダブルゼータを餌で釣ればいいとし、サザダーンに通信し、
ハマーンの姿を艦隊の前の虚空に投影させ、セイン大尉たちを誘います。
□機動戦史ガンダム武頼
第参拾参話
八咫鏡から放たれた光線は、宇宙に浮か構造物に照射され、
そのガンダム型の構造物の双眸が光り輝き、何かしらが起動します。
アマツレイは、自分の意識を天津零の複製体に移す実験をしていたが、
度重なる複製により、身体が劣化し始め、研究所が潰され、
新たな複製体も造れず、今の身体が限界を迎えたときのため、
そのスペアとして、黒星たちを生かしておいたが、もう用済みだと。
満身創痍の黒星は、走馬灯を見ます。
幼い頃の黒星は、オリジナルがチアキと死別した記憶があり、
それを夢として認識し、彼女の面影がある千陽とは、
その夢が正夢にならぬように、距離を取っていたようです。
千陽は、それを前世の記憶だと解し、その縁が黒星を、
今度こそ大事な人を守りたいという強い意思が、黒星を導いたのだと。
千陽は、左耳に十字の耳飾りをお守りとして、黒星に着けます。
その後、千陽は、黒星を庇い、凶刃に倒れ、彼に千夜を託します。
その言葉を思い出し、黒星は奮起し、アマツレイと再び対峙します。
黒星は、神器の力で再生する能力を立つべく、レイの右腕を斬断。
神器を奪われたレイの隙を衝き、打撃、蹴撃の連携技を加えます。
黒星は、レイから奪った神器を白星に託し、千夜と脱出させます。
黒星は、覚悟を決め、黒の襟巻きを刀身とし、
レイを道連れに、崖下にある八咫鏡の基部へと身を投じます。
その影響で、八咫鏡は光線を止め、柱に亀裂が入り、倒壊します。
サルタヒコは、最後の最後にしくじるとはと、レイを誹りますが、
八咫鏡は、必要なエネルギーを既に照射していたようです。
そして、龍侍(イカルガ)の不甲斐ない戦いに飽き、去ります。
宇宙に行く術のない虎鉄と龍侍の元に、千夜たちが翔け付けます。
□機動戦士ガンダム0083 REBELLION PLAYBACK
第1回 RMA-081 ジービッグ・ザム[G-BIG-ZAMM]
全高:59.6m
全備重量:936.0t
ジェネレーター出力:240,000kW
スラスター総推力:580,000kg
装甲材質:ルナ・チタニウム合金
ソロモン戦で破壊されたビグ・ザムを基に改修した機体で、
外装やIフィールド・ジェネレーターなどは、連邦軍規格に変更。
宇宙要塞コンペイ島に運び込まれ、観艦式で披露される。
□機動戦士ガンダムF90 ファステスト・フォーミュラ
#40「Pray of Ours」
FF隊とエグムが交戦する数時間前──
月の裏側ゼブラ・ゾーンにある島一号コロニー「オークリーフ」。
ライン総帥は、ロナ家の援助に対し、カロッゾに感謝を示します。
ただ、我々は、カロッゾの義兄ハウゼリーを討つ立場にあるとします。
これに対し、カロッゾは、自己の理想を追求するため、マハによる
粛清をも否定しない義兄のやり方は、ティターンズ同様の増長だと。
これは、マイッツァー総帥も自分と同じ意見だとします。
ライン総帥は、それがコスモ貴族主義という考え方かと訊ねると、
カロッゾは、肉親の情であっても断ち切らねばならないと答えます。
その帰途、カロッゾは、作戦終了後、OMを粛清する手筈のようで、
計画の進捗を確認すると、ジレ大佐は、勿論ですと答えます。
カロッゾは、この作戦は、太陽系のジオニストを根絶やしにし、
兵員だけをクロスボーン・バンガードに組み込むものだと明言します。
FF隊は、多数の艦艇からの艦砲や、MSからの射撃に圧されます。
カベンディッシュのトロワ中佐は、やることがあるだろうと、
サイファーとカガチに離脱を促し、サイファーも受け入れます。
トロワ中佐は、我らは、ここで死ぬと、サイファーに言い、
腐っていた我らエグムに意味のある最期をくれたと感謝を述べます。
サイファーは、トロワ中佐に敬礼し、退艦します。
トロワ中佐は、シャア・ダイクンの示した理想の下に、
これが地球圏にエゥーゴの旗を掲げる最後の機会だと檄を飛ばします。
エグムの部隊は、決死の覚悟で攻撃を続け、マクニール機が被弾し、
エイジャックスも左舷に被弾します。
ディル少尉は、ミズマに支援を任せ、前線に飛び込みます。
ディル少尉機は、ヴェスバーの射程まで接近し、最大出力で発射。
カベンディッシュの僚艦サラミス改級ザンビアが轟沈します。
ギデオン大尉は、この機を逃すまいと、全隊に進撃を命じます。
双方の攻防が続き、カベンディッシュがヴェスバーを受け、航行不能に。
トロワ中佐は、死の間際、走馬灯を見ます。
第37話 ダカールの日の一場面、アムロとシャアがグラスを傾け、
その通路の傍で、それを眺める若いトロワとボッシュ??
シャア大佐がエゥーゴを見捨てても、私たちは、何処かで信じていたと。
そして、救いは、誰かに与えられるものではないと気付きます。
アクシズで見た虹のように、希望は確かにあると感じたようです。
トロワ中佐は、力を振り絞り、彼らが拠り所にする歌を歌います。
その歌声は、エグムの部隊を再起させ、FF隊と徹底抗戦します。
カナタ少尉は、お爺様たちが歌っていた歌だと言っていました。
ディル少尉のF90NVがカベンディッシュの艦橋を破壊し、戦闘は終了。
エグムは、旗艦ラーディッシュ級、4隻のサラミス改級の総てが沈み、
モビルスーツ部隊も全機が沈黙し、投降や撤退はゼロという報告。
エイジャックスは、ディル少尉たちを回収し次第、トリムールティへ。
戦闘が終了した静寂の中、ディル少尉は、マトリカが呼ぶ声を聞きます。
その瞬間、F90NVは、シュツルム・ディアスの砲撃を受けます。
月刊モビルマシーン縮刷版 VOLUME09
RGM-111X ヘビーガンII
頭頂高:15.8m
全備重量:23.3t
固定武装:
バルカン砲×2(頭部)
四連グレネードラック×2(腰部)
ビーム・サーベル×1(???)
携行武装:
ビーム・ライフル
ハイパー・バズーカ
アナハイム社は、RGM-109のデータを基に、改良機案を提出し、
参謀本部もRGM-111として承認します。
ATMS計画の始動により、RGM-111の発注は、白紙に戻され、
RGM-109班の半数は、MSA-0120計画に引き抜かれてしまいます。
RGM-109班は、細々とではあるが、RGM-111計画を継承します。
その後、サナリィのF70は、そのまま量産できるような機体ではなく、
軍は、アナハイム社による再設計機F71案を承認します。
ここで、RGM-111案が再浮上し、RGM-89との部品の互換性が求められ、
その過程で、RGM-111の開発データは、F71に統合される形に。
一方で、111にもF70のデータが取り込まれ、高性能汎用機案となり、
サナリィのF9の量産系のF8に代わり、開発されることになります。
で、プロト・ハーディガンと名付けられ、ルナツー教導隊に配備。
ディナ女史の姓がザンギエワと誤記されていたとする謝罪文と、
女史の「GP02Aとリック・ディアス」という記事がアナハイム社との
係争中であることを理由に、本縮刷版から割愛されている旨がありました。
アナジャでも件のことは示唆してたし、どの部分で係争中なんだろう?
□機動戦士ガンダム0079 エピソード ルナツー
第6話「トラップ」
ルナツーは、ムサイからの艦砲を受け、ワッケイン少佐は、作戦室へ。
シャア少佐たちもルナツーに潜入し、赤外線探知機を避けつつ、
持ち込んだ機雷を仕掛けて行きます。
ルナツーは、稜線を盾にするムサイに致命傷を与えられず、
ワッケイン少佐がマゼラン級で、撃って出ることになります。
シャア少佐の攻撃を知り、病床のパオロ中佐は、ブライト少尉を召喚。
拘束が解かれ、ブライト少尉たちは、パオロ中佐の元に案内されます。
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