5月19日、陸上自衛隊熊本県健軍駐屯地にて、義烈空挺隊出撃七十三周年慰霊祭に参加してきた。
慰霊祭が始まると、昨夜来の雨も上がり、陽が差してきた。
中央慰霊碑の後ろに飾られた白い三角の造形は、絹で作られた落下傘だ。
木漏れ日に照らされて、純白がまばゆい!
さて、参加者は、総勢百五十名ほど。空挺隊ゆかりの方々が多かった。私は仲間八名で参列した。東京から「自治基本条例に反対する市民の会」会長村田春樹氏、「空の神兵顕彰会」の奥本康大会長が来られていた。
初めに、先の熊本地震や九州北部豪雨による犠牲者に対して黙祷を行った。
式次第は、国歌斉唱、英霊に対する黙祷とすすむ。
次に、一般参列者を代表して中垣秀夫熊本県偕行会会長が「慰霊の言葉」を述べられた。「昭和20年5月24日、18時40分、戦局を晩回せんと決死の覚悟でここ健軍飛行場を沖縄に向けて飛び立って行った奥山隊長以下百数十名の隊員たちの心情や出撃風景、沖縄での戦果など語り、最後に現在私たちが暮らしていけているのは彼ら英霊の尊い犠牲の下にあるのだという感謝と崇敬の念を語った。
続いて、自衛隊関係者による献詠「義烈空挺隊を思う」があり、次に、自衛隊音楽隊の吹奏の中、粛々と献花がおこなわれ、続いて「空の神兵」を全員で合唱した。
最後に、全日本空挺同志会熊本県支部支部長の園田郁夫氏が参加者に対するお礼を述べられ、閉会となった。
*記念館が、健軍駐屯地正門入ってすぐ右側の建物の中にあります。
*「義烈空挺隊」については ネットで詳細に調べることができます。