「コロナどうなるやろか?」と訊かれたら、即座に「まだ増えますよ」と春以来答えてきた。
理由は、政府のもぐらたたき的後手後手策、感染拡大の原因(空気感染)と程度に応じた強力な対応策が欠如しているからである。
最近では、感染力の強いデルタ株、ワクチン接種者の感染という悪材料も加わってきた。お願いベースの緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置では、新規感染者の大幅な減少はきたいできないであろう。報道では、もっと強力な施策を・・(ロックダウンの言葉もあり)・・望むようになってきている。
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参考 現代ビジネス 飯塚 真紀子(在米ジャーナリスト)
「ワクチンの限界」に直面するアメリカで「衝撃のデータ」が続々出てきた…! 9/2(木) 7:32配信
ワクチン頼みにしている発言がやたら目につく菅義偉首相。
緊急事態宣言を延長すると発表した記者会見でも「9月末には、6割近くの方が2回のワクチン接種を終え、現在のアメリカやイギリス並みに近づく見通しだ」とワクチン頼みの楽観論をポーカーフェイスで滔々と述べた。
アメリカで「ワクチン接種」して分かった、これから日本で起きる意外な結末 ワクチン接種が先進国の中でも遅れている日本でデルタ株が猛威をふるう中、菅首相にとっては「ワクチン様、様」なのだろう。 もちろん、ワクチン接種は重要だ。接種率が低く、新規感染者数が2万5000人を超えて感染爆発が起きている日本ではワクチン接種は急務である。
しかし、同時に思う。感染予防対策が常に後手後手になっている菅政権は、そろそろ、次のステップにも目を向けるべき時ではないか、と。 そう考えるのは、ワクチンを頼みにするだけでは、もはや感染予防できなくなっている状況がアメリカで生じているからだ。
LA「新規感染者の4人に1人」がワクチン接種者
「ワクチン大国」アメリカで感染が再拡大している photo/gettyimages
筆者は、前稿で、全米でリバウンドが起きている状況について書いた(『アメリカで「ワクチン接種」した私が、いま一番不安になっている「驚くべき現実」』)が、その後も、感染の再拡大は続いており、アメリカの1日の新規感染者数(7日間平均)は14万件超。米国立衛生研究所・所長のフランシス・コリンズ氏はこんな予測まで出した。 「アメリカはまもなく、1日20万件という昨冬以来の感染件数に達するだろう」
増加の原因としては、大きく、感染力が強いデルタ株の感染拡大と制限の緩和による人々の活動の活発化の2点が指摘されているが、いま懸念すべきは、デルタ株の感染拡大とともに、ワクチン接種を完了しても再び感染するブレイクスルー感染の報告が増加していることだ。 このことは、数字から明らかだ。 カリフォルニア州ロサンゼルス郡の場合、7月1日から16日の間の同郡での新規感染件数は1万3598件。そのうち、約26%に当たる3592件がブレイクスルー感染だった。
また、ロサンゼルス郡では、新規感染者中、ブレイクスルー感染した人々が占める割合も増加している。3月、その割合は新規感染者の2%だったが、6月には20%に増加、90%以上の感染がデルタ株に置き換わった7月終わりには、その割合は30%にまで高まった。8月終わりの現時点では、その割合はさらに高まっていることだろう。
CDCの「衝撃のデータ」
米マサチューセッツ州バーンステーブル郡では、もっと、衝撃的な数字が出た。 CDC(米疾病対策センター)の発表によると、7月6日~7月25日の間に同郡で陽性となった469の検体の約4分の3(74%)に当たる346がすでにワクチン接種を完了した人々の検体だったのである。 稀にしか起きないと言われているブレイクスルー感染だが、これらの数字を見ると、本当に稀なのかという疑問が生じる。
後編記事(『「ワクチン大国」アメリカでいま本当に起きている「ブレイクスルー感染」の恐ろしい現実』)ではアメリカで広がるブレイクスルー感染のさらなる詳細な実態や病状、さらには今後の見通しなどについてみていこう。
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