いつもひとは前を向いて馬を走らせていますが、最後尾の馬に乗って後ろを向いているひとがいるとします。
そのひとにとって、どんなふうに景色が見えるのでしょうか?
スカラヴェっリ女史は「リバース」をヨガの重点課題にしました。
ドッグ・ポーズ、コブラのポーズなど身体を前後左右にねじったり、反らしたりするとき、いつも意識している側と反対に意識を向けるように推奨しました。
感覚をひっくり返して、逆さまに馬に乗ってみると、どんな世界が見えてくるでしょう?
風通しがよくなったように感じます。
いつもひとは前を向いて馬を走らせていますが、最後尾の馬に乗って後ろを向いているひとがいるとします。
そのひとにとって、どんなふうに景色が見えるのでしょうか?
スカラヴェっリ女史は「リバース」をヨガの重点課題にしました。
ドッグ・ポーズ、コブラのポーズなど身体を前後左右にねじったり、反らしたりするとき、いつも意識している側と反対に意識を向けるように推奨しました。
感覚をひっくり返して、逆さまに馬に乗ってみると、どんな世界が見えてくるでしょう?
風通しがよくなったように感じます。
なにかのきっかけでアレルギーになった方たちがいます。
私自身、突然大豆アレルギーを発症した経験があります。
目のまわりが真っ赤に腫れ、お岩さんのようになり困りました。
眼科医が使用したベノキシールという点眼液が引き金になったのではないか、と大学病院の皮膚科で言われましたが、
眼科医は「あらこの薬で反応がでるならあなたなんにも使えないわね」のひとことでした。
大学病院側では、そんなにひんぱんに使用する薬ではないとのこと。
どちらが正しいのか解りませんが、答えは私の皮膚が出しています。
あのときのあの症状はなんだったのか、とこころの部分でも思い当たることが多々あります。
父の死が関係していると思います。
しかし、いつか直ります。
父との和解が成立したのと同時期に、だんだん食べても大丈夫になりました。
メンバーのおひとりは、仕事で使用しているゴム製のぴったりした手袋をすると、まず手と腕、そして全身がかぶれかゆくなる反応が出て、ひいては大好きだったものを食べると同じように全身のかゆみを引き起こすようになってしまったとのこと。
こんなに弱い自分ではなかったのに、とおっしゃいますが、その反応こそが健康ではないでしょうか?
皮膚で守ってくれているのです。
皮膚で防衛してくれなかったら、毒は大切な器官へ向かうかもしれません。
ゴムの大量生産が原因とも言われているとのこと、ありうる話しです。
資本主義ですからね。
儲けられるものがあれば、少しでも安く仕入れて、多く儲けようとするでしょう。
何年も、何年も自分の不調をなんとかしようとしてきました。
熱を出したり、胃腸を壊したりすると、親は病は天からの知らせだ、と言って、日常生活に問題があるから病気になるのだ、と生活を正すことを考えろ、と言ったものです。
玄米菜食だったり野口整体であったり、あるいは禅であったり、健康になるために、そういう思考に自分を合わせようとしてきました。
ヨガに対しては、そういう思い込みがなかったのは、ヨガをすると不調になることが多かったからでした。
自分にはヨガが合わない、と思っていましたが、ある先生に出会って以来、ヨガのない日は考えられなくなりました。
たぶん、ヨガがよかったのではなく、その先生が自分に合ったということだと思います。
ヨガなしではいられなくなるくらい、彼女とのヨガは快感でした。
ところが、先生が引っ越してしまい、また元の日常に戻らなくてはならなくなりました。
あちこち先生を探しては落胆することも多かったのです。
というより股関節を傷めたり、膝を傷めたりする原因になってしまうこともありました。
それで自分で自分なりのヨガを立ち上げたのです。
コブラのポーズをするとき、ウェストからつま先までのラインがすっと真っ直ぐに伸びています。
週に一度、とりわけていねいにつま先をほぐしたり、刺激したりしている成果です。
足の指いっぽんいっぽんを広げ、内側に折り曲りこんだり、外側に折ったりして足の裏の感覚も敏感にします。
手のひらと同じように、足の裏でも感じることができるといいですね。
この美しい腰からつま先までの流れはご本人に見ることができないのが残念です。
私のヨガは、手と足の指を整えることを基本にしています。
なにより自分の目で見て確認できる部位であり、簡単に修正することができます。
ヨガは、手と足の指先を整えることから出発します。
テーマは重力です。
アンチ・フォースとは、下に落ちようとする力が強ければ、逆らって上に向かう力がうまれます。
おそろしい滝の流れは、同時にすさまじい水しぶきの上昇を生むのです。
この抵抗と反発の力をアンチ・フォースと言います。
ひとの身体のなかにも、重力のふたつの力がいきている、
そして、力の分岐点は腰、とスカラヴェリは説いています。
腰を起点に、ひとの身体は地面に向かってしっかりと根を張り、
一方背骨は上に伸びようとしています。
スカラヴェリ・ヨガはこのことを強調します。
また、本山博先生の本によれば、陰と陽、プラスとマイナス宇宙を支配するふたつの力がぶつかり融合する点はハラ、チャクラでいえばマニュプラというのです。
分岐と融合は、意味の底において同じです。
上に向くポーズのときは、必ず反対方向に伸びるラインを意識します。
コブラのポーズで上に向くラインとつま先にむかって伸びるラインを意識します。
三角のポーズのときは、空に向かう腕と、床を押さえている腕を意識します。
どこで分岐し、どこで合わさっているのか、体感してみると、さらに柔軟な伸びを感じます。