奥沢・東玉川のヨガ教室

Vanda Scaravellli に学ぶヨガ
奥沢・田園調布・東玉川・雪が谷大塚・石川台・洗足池・自由が丘

不都合な現実と渡り合う

2023-07-03 17:30:57 | ヨガ

ヨガに行く前に、たっぷり活元運動をする。

半年以上も前に傷めた手首に、むりな圧をかけてヨガをし続けていたら治らなくなった。

あってはならないことだ。

やっとはいけないことだ。

思うように動いてくれないからだは、思い通りにならないわが子のようで、裏切りのテーマを歌いたくなる。

ぎゅっと変な力を入れてこっちを向かせようとして失敗する。

手首には手首の事情があり、なにごとによらずからだの叡智は、認めなくてはならないのだが、しゃしゃりでてくるのは自己・セルフ・エゴ・ミエ・プライド、なんだっていい、不都合な現実である。

 

「整体法の基礎」野口晴哉著は、昔、整体協会でしか手に入らなかった時代に所有していたが、どこかで手放したようで見当たらない。

アマゾンで購入した古書が、あまりに赤鉛筆だらけ、鉛筆の書き込みが行間を這っていてクレームした。

送り返す必要はない、とのことだったので返金だけして、タダならしょうがないや、とありがたく読ませてもらっている。

これまでに読んだはずのことばが、いま意味をもちはじめる。

 

《気というのは、細かい物質の分散ではなく、分散する力なのです。

からだを動かすと気も旺になります。

整体指導は、この気をどう使うかということだけで心とかからだとかにはこだわりません。

からだに現れる以前のもの、物以前のものを物以前の力で処理していくのです。》


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刺激

2023-04-26 05:53:18 | ヨガ

どんな刺激に対しても、身体はたいてい慣れてしまいます。

慣れるとは鈍くなることでもあります。

 

ヨガを始める前、深く呼吸しながら入念にねじります。

ねじりは皮膚の表面から、そしてじっくりと内部に浸していきます。

からだの奥にねじりの刺激が伝わると、胃腸にぎゅっとしぼるような心地よさを覚えます。

次にドッグとコブラ、スタンディング・ポーズと続くわけですが、

瞑想時には、その日行ったポージングの刺激が身体のすみずみに鮮明に残っています。

この刺激を調和させるのが呼吸法です。

瞑想状態が深くなるほど、刺激した部分がやわらぎポージングの効果だけが行きわたります。

私たちは刺激にさらされ、刺激に慣らされて日々を生きています。

刺激に過敏なひともそうでないひとも、直接であれ間接であれ、外圧から身を守っているのです。

ヨガは、刺激や圧力から身を守るとてもよい方法です。


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2023-04-18 10:35:43 | ヨガ

生きることとは、息を吸い、息を吐くことですね。

同じ空気を吸う。

呼吸を合わせる。

呼吸は、ひととひとが共感し、分かち合うためにつながっていくものだと思います。

つながることができるように、一方で息を止めて拒むこともできます。

息をのむ、

息を殺す、

など「息」の表現で場の空気、心情、身体の状態を表わすことができます。

 

しんと静まり返った月曜日のヨガ会場で、ここちの良い密度を鼻の粘膜に感じながら、メンバーと呼吸の交換を感じました。


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筋肉疲労

2023-04-11 16:16:56 | ヨガ

週末スキーの疲れがのこっていて、今日はどうかな、と思っていたヨガでしたが、逆に身体がやわらかく感じました。

確かに足腰の筋肉疲労があるのですが、目をつむれば雪化粧した十勝岳と波のようにつらなる山々の姿が目に浮かびます。

最後の日にやっと現れた山の姿は胸をドンとつくような感動でした。

 

身体の現実は、頭で考えたり予想したりすることと異なります。

姿を見せた山の姿が、心身になにかを与えてくれたようです。

 


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意識運動と無意識運動

2023-04-04 07:04:04 | ヨガ

ヨガの動きのなかに無意識運動を導入します。

ポージングのあと、次のポーズまでゆっくりと休んでいると、体内でいろいろなことが起こっています。

ヨガの刺激、手首、足首、腕や脚、肩や腰にうけた刺激をゆっくりと噛み砕く時間です。

動きには、動きを静止する時間が必要です。

バワーヨガのように、繰り返しはげしい動きを身体に与えることも心地のよいものですし、

ジョギングのようにヨガをすることも、

短距離競争のようにヨガをすることも、

その時々の気分や体調によって快感があります。

 

しかし、もしヨガをこころの安定や宇宙とのつながりのために行うのであれば、自分の動きをいったん止めてみる。

頭の中で忙しく働きまわる考えをいったん止めてみる。

そんな勇気を持つことも大切だと思っています。

 

 

 


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