10月6日、大阪は松竹座へ『憑神』を観にいった。
映画にもなっている浅田次郎さん原作の時代劇である。
今回はちゃんと早めに母の日程に予約を入れたので、母と観劇。
どの役者さんメインって事は無く、G2さんやしとりあえず~って取ったチケットだったけれど、かなり面白く、また泣ける話であった。(←最近のオイラは涙腺緩みっぱですが^^;)
母と一緒やし松竹座ってことで、先ずはお弁当を購入。
戎橋商店街の丸万寿司で、オイラは大阪すしを、母は大阪すしと巻物のセットをチョイス。
ついでに松竹座のまん前で売っていた10円まんじゅうもおやつに購入♪
さて、物語はと言いますと・・・幕末に生きる次男坊の出世譚ってトコロでしょうか。
以下ネタばれ注意です。
主人公の彦さんは出戻りの次男坊。冷や飯食いで肩身の狭い状態。
ある日三巡稲荷に手を合わせたのが運の着き。3人の神様に憑かれるって寸法。
神は神でも貧乏神・疫病神・死神の3神だったからたまらない。
コメディありの人情ありのお話。
当時の武士としてのあり方の歪みなんかも描かれていて。
最後は彦さんの信念を貫く心意気で幕を閉じるんだから、涙も出ます。
あぁ、武士ってこうなんだよねって思わせてくれるお話。
榎カマ(榎本釜次郎、後の武揚)も出てきて、幕末ファンには二重に美味しい^^原作を買ったまま読んでいないのではっきりとは解らないが、舞台では幼馴染になっているけれど、たぶん原作は、出世した榎カマの人生と彦さんの人生を照らし合わせながら描いてるのだと思う。
榎カマ役に葛山さん、ごっつカッコよかった!オイラの榎カマのイメージとはぜんぜん違ったんだけど、久々に土方で見たい!と思える役者さんでした。(←どーしても幕末の人は今の役者にたとえ難いのね。イメージが出来すぎちゃって^^;)
主役の彦さんを演じられた橋之助さんもかなりめ素敵!
初めはちょっと聞き取りにくいなぁなんて思ってたんだけど、途中からは彦さんラブラブになっちゃいまして^^
一番好きなのは影武者をしている時と戦っている時の橋之助さん。殺陣が本当に綺麗でね。片足で立つ決めの姿でぶれることがありません。ブラボーです。
あと、袴の裾さばきってのでしょうか。足をからげる時にはそっとつまんで裾が綺麗に見えるようにされている。スンバラでございます。そしてソコから花道を捌けていく時、だだだーっと捌けて行かず、花道手前、花道半ばでタメがあるんですよね。ちょっとした仕草が綺麗だーと思うのですよ。
升さんの貧乏神は、本の貧乏神のイメージとはずいぶん違ったんだけど(原作の貧乏神が出てくるところまで読んでいるので)これがまた、ごっつ素敵な貧乏神でねナイス過ぎました。気風のよさが素敵な貧乏神ってどうよ?
疫病神のコングさんは力士姿。
それほど灰汁の無い役だった気がするなぁ。。。ちょっともったいない。
個人的にはかなり微妙な杏ちゃんは死神・・・
かなり個性的なキャストの中で埋没しないってのはすごいんだけど、もう少し何かがほしいって思っちゃうんだよね。うーん。。。なんだろ?(単なる好みだったりして^^;)
でもね、死神でもすっごく人情があって・・・普通の台詞はうーーんって感じだったんだけど、あわてたりする人情の台詞は可愛かった^^
福田さんの祈祷師姿も似合ってました。ごっつ好き。
神様のグレードが上がると共に、祈祷師姿もグレードアップ(笑)
あと気になった方は小松利昌さん。
一瞬だけどのぼさんに似た感じでしてね、途中からなんだけど目を惹きました~。
東郷さんの薩摩言葉がめっちゃ似合ってました。
女性陣でお気に入りは秋本さん。
ごっつ可愛いし、素敵だし、嫌味だし、滑稽だし。
昔は苦手な女優さんだったけれど、ある意味食わず嫌いだったんだなー。食わず嫌いはいけません。
もうひと方、野川さん。。。
本のイメージからは菅井きんさんとか松金さんアタリをイメージしてましたが、野川さんありでしたねぇ。このタイプのオトボケもアリです。そして気品がある。
ラストの影武者を彦さんだと言うときの誇りのある瞳に泣かされます。武士の妻であり、母であるのですよ。
どの役者さんもそれぞれに個性があってめっちゃよかった。
結局お寿司は食べたけれど、おやつの十円まんじゅうはお腹いっぱいで食べれなかったので、父へのお土産となったのでした。
映画にもなっている浅田次郎さん原作の時代劇である。
今回はちゃんと早めに母の日程に予約を入れたので、母と観劇。
どの役者さんメインって事は無く、G2さんやしとりあえず~って取ったチケットだったけれど、かなり面白く、また泣ける話であった。(←最近のオイラは涙腺緩みっぱですが^^;)
母と一緒やし松竹座ってことで、先ずはお弁当を購入。
戎橋商店街の丸万寿司で、オイラは大阪すしを、母は大阪すしと巻物のセットをチョイス。
ついでに松竹座のまん前で売っていた10円まんじゅうもおやつに購入♪
さて、物語はと言いますと・・・幕末に生きる次男坊の出世譚ってトコロでしょうか。
以下ネタばれ注意です。
主人公の彦さんは出戻りの次男坊。冷や飯食いで肩身の狭い状態。
ある日三巡稲荷に手を合わせたのが運の着き。3人の神様に憑かれるって寸法。
神は神でも貧乏神・疫病神・死神の3神だったからたまらない。
コメディありの人情ありのお話。
当時の武士としてのあり方の歪みなんかも描かれていて。
最後は彦さんの信念を貫く心意気で幕を閉じるんだから、涙も出ます。
あぁ、武士ってこうなんだよねって思わせてくれるお話。
榎カマ(榎本釜次郎、後の武揚)も出てきて、幕末ファンには二重に美味しい^^原作を買ったまま読んでいないのではっきりとは解らないが、舞台では幼馴染になっているけれど、たぶん原作は、出世した榎カマの人生と彦さんの人生を照らし合わせながら描いてるのだと思う。
榎カマ役に葛山さん、ごっつカッコよかった!オイラの榎カマのイメージとはぜんぜん違ったんだけど、久々に土方で見たい!と思える役者さんでした。(←どーしても幕末の人は今の役者にたとえ難いのね。イメージが出来すぎちゃって^^;)
主役の彦さんを演じられた橋之助さんもかなりめ素敵!
初めはちょっと聞き取りにくいなぁなんて思ってたんだけど、途中からは彦さんラブラブになっちゃいまして^^
一番好きなのは影武者をしている時と戦っている時の橋之助さん。殺陣が本当に綺麗でね。片足で立つ決めの姿でぶれることがありません。ブラボーです。
あと、袴の裾さばきってのでしょうか。足をからげる時にはそっとつまんで裾が綺麗に見えるようにされている。スンバラでございます。そしてソコから花道を捌けていく時、だだだーっと捌けて行かず、花道手前、花道半ばでタメがあるんですよね。ちょっとした仕草が綺麗だーと思うのですよ。
升さんの貧乏神は、本の貧乏神のイメージとはずいぶん違ったんだけど(原作の貧乏神が出てくるところまで読んでいるので)これがまた、ごっつ素敵な貧乏神でねナイス過ぎました。気風のよさが素敵な貧乏神ってどうよ?
疫病神のコングさんは力士姿。
それほど灰汁の無い役だった気がするなぁ。。。ちょっともったいない。
個人的にはかなり微妙な杏ちゃんは死神・・・
かなり個性的なキャストの中で埋没しないってのはすごいんだけど、もう少し何かがほしいって思っちゃうんだよね。うーん。。。なんだろ?(単なる好みだったりして^^;)
でもね、死神でもすっごく人情があって・・・普通の台詞はうーーんって感じだったんだけど、あわてたりする人情の台詞は可愛かった^^
福田さんの祈祷師姿も似合ってました。ごっつ好き。
神様のグレードが上がると共に、祈祷師姿もグレードアップ(笑)
あと気になった方は小松利昌さん。
一瞬だけどのぼさんに似た感じでしてね、途中からなんだけど目を惹きました~。
東郷さんの薩摩言葉がめっちゃ似合ってました。
女性陣でお気に入りは秋本さん。
ごっつ可愛いし、素敵だし、嫌味だし、滑稽だし。
昔は苦手な女優さんだったけれど、ある意味食わず嫌いだったんだなー。食わず嫌いはいけません。
もうひと方、野川さん。。。
本のイメージからは菅井きんさんとか松金さんアタリをイメージしてましたが、野川さんありでしたねぇ。このタイプのオトボケもアリです。そして気品がある。
ラストの影武者を彦さんだと言うときの誇りのある瞳に泣かされます。武士の妻であり、母であるのですよ。
どの役者さんもそれぞれに個性があってめっちゃよかった。
結局お寿司は食べたけれど、おやつの十円まんじゅうはお腹いっぱいで食べれなかったので、父へのお土産となったのでした。