2014年10月21日。
奇跡の人を観に行った。
2009年に観に行く予定だった公演。しかしこの年は祖母が危篤だったので、直前で観に行くことを取りやめた。
それ自体は後悔していないけれど、観たかったなぁと思っていた作品だった。
今回の再演。2009年の時と同じ、充希ちゃんのヘレンだったので、即決した。
あとから母のお誕生日だと思いだしたんだけど、まぁ、母は危篤ではないので(笑)
19日に前倒しのBD会を行って許してもらった。
さて、奇跡の人。
結論から申せば、ものっそ良かった!!!
見終わった時の体温の上がり方ったら、ラ・カージュ以来の上がり様でした。
めっちゃ興奮でした。
3幕。
どっこも見逃すことのできない吸引力。
見えないヘレンの目が空を凝視する。
出せないヘレンの声が嗚咽のように空間に満ちる。
あぁ、充希ちゃんなんてすごいのでしょう。
荒れ狂うヘレンの心も、放り出された諦めた心も、佇むすべての姿に自然と目が引き寄せられました。
ラストの言葉を得た時の驚きも、貪欲に世界を知ろうとする姿も、ヘレンへの愛も、全部全部すごかった。
もうね、1幕から泣きっぱなし。
充希ちゃん目当てだったけれど、アニーの木南ちゃんもめっちゃよかった。
よく通る声。娘さんらしい朗らかさ。でも背負っている苦悩がバランスよく演じられてるなって思った。
ぼんやりと知っていたサリバン先生と全く違うイメージで、「すごい指導者サリバン先生」ではなく、ヘレンとともに壁にぶつかりながらヘレンの心の奥をつかもうとする「アニー」が見えた気がした。
愛しちゃうと指導ができなくなると、ひたすら耐える姿も痛々しかった。
でも、それが報われた時の心が一瞬にして溶けるところ。すごかったなぁ。
もがいていたのは、ヘレンだけでなくアニーだけでなくみんなみんなだったんですね。
見終わったときに思い至ったのは、亀井さんの言葉、、、「人として生まれた幸せ。」
亀井さんは動物と人との違いを「言葉で通じることができるのが人」とおっしゃってました。(あ、要約しすぎ?)
動物も鳴き声で意志と情報の伝達はするけれど、人ほど細やかな意味を持ち心を通わせる術としの言葉は持っていません。
人と人との心を通わせる術をアニーはヘレンに与えたかった訳で、人として生まれた幸せをヘレンにもたらしたんだと見終わった時に思ったのです。
そして、ヘレンってすごいんだー。サリバン先生と出会ってよかったね。正しく奇跡の人だ!!!って意味ではなく、言葉こそが人がもつ奇跡だったんだと改めて思ったのだ。
この舞台は、本当は心が育つ時期を過ごす子供たちが観るべきなのではないかな。
もちろん、こころが硬くなって頑なな大人も観るべきだけど(笑)
言葉とは何か。
いつも発して使っているものが奇跡だってこと。
それをたくさん使えば、奇跡が身の回りに満ちるってこと。
心を通わせれば、孤独ではなくなる。
そう。見えなくても、聞こえなくても。
ヘレンとアニーはそれが出来ることを実証してくれたのだ。
その奇跡に触れられる、奇跡を目撃できる舞台だったと思う。
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奇跡の人を観に行った。
2009年に観に行く予定だった公演。しかしこの年は祖母が危篤だったので、直前で観に行くことを取りやめた。
それ自体は後悔していないけれど、観たかったなぁと思っていた作品だった。
今回の再演。2009年の時と同じ、充希ちゃんのヘレンだったので、即決した。
あとから母のお誕生日だと思いだしたんだけど、まぁ、母は危篤ではないので(笑)
19日に前倒しのBD会を行って許してもらった。
さて、奇跡の人。
結論から申せば、ものっそ良かった!!!
見終わった時の体温の上がり方ったら、ラ・カージュ以来の上がり様でした。
めっちゃ興奮でした。
3幕。
どっこも見逃すことのできない吸引力。
見えないヘレンの目が空を凝視する。
出せないヘレンの声が嗚咽のように空間に満ちる。
あぁ、充希ちゃんなんてすごいのでしょう。
荒れ狂うヘレンの心も、放り出された諦めた心も、佇むすべての姿に自然と目が引き寄せられました。
ラストの言葉を得た時の驚きも、貪欲に世界を知ろうとする姿も、ヘレンへの愛も、全部全部すごかった。
もうね、1幕から泣きっぱなし。
充希ちゃん目当てだったけれど、アニーの木南ちゃんもめっちゃよかった。
よく通る声。娘さんらしい朗らかさ。でも背負っている苦悩がバランスよく演じられてるなって思った。
ぼんやりと知っていたサリバン先生と全く違うイメージで、「すごい指導者サリバン先生」ではなく、ヘレンとともに壁にぶつかりながらヘレンの心の奥をつかもうとする「アニー」が見えた気がした。
愛しちゃうと指導ができなくなると、ひたすら耐える姿も痛々しかった。
でも、それが報われた時の心が一瞬にして溶けるところ。すごかったなぁ。
もがいていたのは、ヘレンだけでなくアニーだけでなくみんなみんなだったんですね。
見終わったときに思い至ったのは、亀井さんの言葉、、、「人として生まれた幸せ。」
亀井さんは動物と人との違いを「言葉で通じることができるのが人」とおっしゃってました。(あ、要約しすぎ?)
動物も鳴き声で意志と情報の伝達はするけれど、人ほど細やかな意味を持ち心を通わせる術としの言葉は持っていません。
人と人との心を通わせる術をアニーはヘレンに与えたかった訳で、人として生まれた幸せをヘレンにもたらしたんだと見終わった時に思ったのです。
そして、ヘレンってすごいんだー。サリバン先生と出会ってよかったね。正しく奇跡の人だ!!!って意味ではなく、言葉こそが人がもつ奇跡だったんだと改めて思ったのだ。
この舞台は、本当は心が育つ時期を過ごす子供たちが観るべきなのではないかな。
もちろん、こころが硬くなって頑なな大人も観るべきだけど(笑)
言葉とは何か。
いつも発して使っているものが奇跡だってこと。
それをたくさん使えば、奇跡が身の回りに満ちるってこと。
心を通わせれば、孤独ではなくなる。
そう。見えなくても、聞こえなくても。
ヘレンとアニーはそれが出来ることを実証してくれたのだ。
その奇跡に触れられる、奇跡を目撃できる舞台だったと思う。
↑ パンフにドリさんも以前の上演の時にお母さん役でご出演されてたことを知って、激しくその時何故観に行かなかった!!と思った次第。
で、若かりし頃のドリさんと英世さんでこの舞台を観たい!と激しく思っている今。ドリさん→ヘレン、英世さん→アニー。絶対壮絶な舞台になると思うぞよ。あぁ、滅多に時間が戻ればいいのにって思わないオイラですが、時間を巻戻してお二人に演じていただきたいと切に思うオイラのために、ポチッとな☆
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