2/17に木更津市のレトロな街道・田面通りを紹介しました。その続編を撮ろうとツレと2/21(金)田面通りの終着地というか出発点地でもある木更津港を訪れ、田面通りの姿を撮影しました。
田面通りは本来、久留里街道と言う木更津と久留里を結ぶ江戸時代頃からの産業道路でした。その木更津寄りの街道は近郷からの人で賑わうようになり、田んぼに面した通りに商店が立ち並び田面通りと呼ばれるようになったとの由。上は木更津港に架かる中の島大橋。下は停泊する共栄海運の砂利運搬船、江戸時代には木更津船と呼ばれる五大力船が沢山停泊していました。
木更津港から田面通りに入ると鄙びた家屋が姿を表します。右側の蔦の絡まる家には、現在も住人が暮らしています。
路地を少し入ると仲片町区公会堂があります。ここは木更津ばやし発祥の地、由来を刻んだ石碑が立てられていました。
田面通りに戻り、木更津駅方向に進むとレトロな町並みに目を奪われます。特に昭和4年(1929年)に建築された安室薬店が異彩を放っています。
安室薬店は現在営業はしていませんが、木造2階建ての店舗。2階窓の部分の両側には、柱型が作られ上部はアーチ状に装飾されています。昭和初期に流行った「看板建築」の好例と言われています。