光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

190年続く江戸の味-富津市・宮醤油店

2024年02月07日 | 日記

 2/3(土)体調が良かったので、ツレと久しぶりに富津市を巡ってきました。少し寒かったのですが天候も快晴に近くドライブ日和です。出発したのは午前9時半頃、最初に富津市佐貫の宮醤油店を訪ねました。

 宮醤油店の駐車場にはまだ車が止まっていなかったので、私たちが1番乗りのようです。

 駐車場の右端には大きな樽が横倒しで2つ置かれています。醤油醸造用の樽でしようが、ツレの背丈から推定すると、直径2~3mはあるようです。

 また国道127号線の交差点・佐貫に面した宮醤油店の駐車場入り口には大きなお釜が置かれています。大釜には「江戸の味を今に伝えて189年」と書かれており、宮醤油店のランドマーク?のようです。

 樽の横が工場のようですが、土曜日のせいか閉まっていました。いつか工場見学をしてみたいです。

 富津市のホームページによると、ここは江戸時代の天保5年(1834年)創業の老舗醤油店で、平成19年(2007年)宮醤油店の建物9軒が国の登録文化財に指定されています。

 現在残る建物のうち、店蔵が江戸末期に、西蔵が明治5年に、店舗・主屋・脇蔵が明治25年に、東蔵・旧米蔵が明治40年に、奥蔵が大正8年、離れが大正14年にそれぞれ建てられ、江戸から明治・大正期の集合的な建築物として貴重な存在になっています。

 宮醤油店では、伝統の木桶と土蔵にすみついた無数の酵母が、鉄分の少ない佐貫の湧水とともに、味わい深い「たまさ醤油」が作り出されています。この日は醤油と味噌、のり佃煮を購入しました。私たちの後から来た客は、車のナンバーがほとんど横浜や他府県ナンバーの人たちでした。醤油のリピーターの方たちのようです。

 店の前には国の登録文化財の碑が立てられています。また斜め前にも古い蔵造りの建物がありました。ただ現在お店ではなく住居として使用しているようです。この先の県道163号小櫃佐貫停車場線にも古い建物があるようでしたが、他に行くところもあるので宮醤油店に戻って、国道127号線を上総湊方向に進みました。