気温も20°を超え、秋晴れになった11/13(水)袖ケ浦市蔵波にある落花生の豆ボッチをツレと撮影に行きました。この豆ボッチ、以前は市内ミツ作に多く見られたのですが、最近は何故か蔵波に集中しています。
袖ケ浦公園から虫送りで知られた野田神社を抜け蔵波地区に出ます。丁度ヤマト運輸袖ヶ浦営業所の側に豆ボッチが出来ていました。車を道路の脇に停め、豆ボッチを撮影。ここだけで10~15個くらいの豆ボッチがあります。
ボッチは1個の大きさが、直径約1m位で高さが約1.5~1.8m。このボッチは収穫した落花生を乾燥させる為に作られます。そしてボッチという言葉は千葉県特有の呼称・俗称であり、ボッチを使った乾燥方法は経験から生み出された日本独特のものです。
その後新堰公園に移動し駐車場に車を止めて、公園周辺の豆ボッチを撮影に行きました。昨年までは豆ボッチは1ヶ所だけでしたが現在は3ヶ所に増えていました。
新堰公園駐車場には車が2台止まっていましたが、人影は見られませんでした。木々の間から豆ボッチを沢山見るとこが出来ます。この豆ボッチには細いテグス(釣り糸)が張り巡らせてありますが、これはカラス等の鳥による食害防止のためです。酷いときにはボッチが壊されてしまうそうです。
ボッチは秋から冬にかけて吹く季節風を受け、ゆっくりと落花生を乾燥させます。期間は約1ヶ月位、その間に落花生の中のデンプンが糖に変化し甘みが増すのです。
豆ボッチの端に、案山子が置かれていたので撮影しました。また昨年はボッチの側に赤いコキアが見事なコラボを演じていましたが、今年はあまり見られません。夏の高温が続いたせいでしょうか?少し大げさですが、地球温暖化がこんな所にも影響しているようです。