私とツレは、お彼岸には袖ケ浦市の延命寺にある百地蔵尊をお参りに行きます。ただ今年はお彼岸の前後に台風や低気圧の接近で雨が多く、訪問できたのは10/4(金)になってしまいました。
ただ延命寺に行く道の両側には彼岸花が咲き、まるで道しるべのようです。
延命寺は小高い丘の上に建つ寺院。登って山門から見ると、田んぼの緑と赤い彼岸花のコントラストがとても綺麗です。
何時ものようにツレと本堂でお参りし、裏山の百地蔵尊に向かいました。途中アマビエ像が目に付きます。新型コロナ全盛の頃置かれたので、もう3年以上立っています。
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裏山にある百地蔵尊は右側の方から登りました。
石仏や石版に貼られたお札はお彼岸の物ですが、日が経っているわりに沢山残っていました。
延命寺は神亀元年(724年)行基上人によって創建されたと伝えられる古刹です。ここには豊臣秀吉が出した禁制の古文書が所蔵されています。この古文書は天正18年(1590年)発行の文書で、36x48.5cmの紙に乱暴、狼藉、放火は厳罰に処すると書かれています。
そして幕末には、旧幕府軍の歩兵隊が寄宿中に、官軍の攻撃を受けたようです。
お彼岸になると裏山の百地蔵尊に、参拝者によって無数のお札が貼られます。江戸時代には三代将軍家光から寄進を受ける等、袖ヶ浦で最も栄えた寺院の一つでした。
この日境内には誰も居ません、私たちだけでした。1時間ほど滞在して撮影しましたが、訪問した時より元気になりました。やはりここは袖ヶ浦のパワースポットのようです。お寺の前は彼岸花が沢山咲き、秋の訪れを告げていました。