2/14(水)ツレと袖ケ浦市のタコ飾りを撮影してきました。2/6に袖ケ浦市のタコ飾りがある所を回ったときにはまだ飾っていなかったので、この間に設置されたようです。まずは小櫃川に架かる小櫃橋の交差点側のタコ飾り。
ここのタコ飾りは名人が作っているので丈夫で長持ちし、形も綺麗だと言うことです、それに赤いハチマキも締めていました。
タコ飾りは春祈祷と呼ばれる行事で、ワラを使ってタコを作り、その地域に入る道や辻にタコ飾りを吊るし疫病退散・大漁祈願を祈ると言う行事です。
小櫃橋の次は中川原橋です。小櫃川の近くを流れる浮戸川に架かる橋ですが、この橋にもタコ飾りが取り付けてありました。またこの日は富士山が良く見えました。昔の人はこのタコ飾りと富士山を見て何を思ったのでしょうか。
タコ飾りが置かれている道は殆ど人が通りません。静かな住宅地のはずれのような場所ばかりです。
以前紹介しましたがこの近くの木更津市中島や牛込地区には、ツナハリと呼ばれる行事があります。タコ飾りと似ていますが、行われるのが毎年1月で、道幅いっぱいにワラ縄が張られそこにエビやタコ、サイコロ、そしてワラ人形が吊り下げられています。これも五穀豊穣、疫病退散の行事です。一説によると昔は木更津の漁業は規模が大きく、網元も沢山いたのでいろいろな物を吊るし、袖ケ浦では細々と漁をしていたのでタコだけ吊したと言われているそうです。