秋彼岸の中日から5日ほどたった9/28(水)ツレと袖ヶ浦市にある延命寺を訪ねました。ここは秋と春の彼岸になると、裏山の地蔵様や石仏、石板に沢山のお札が貼られる、不思議なお寺です。
県道24号線久留里街道側の高谷の高台にある、ここ延命寺は奈良時代の神亀元年(724年)行基上人によって創建されたと伝えられている古刹です。行基上人は、迫害されながらも全国で布教活動と事業をおこない、各地に600ものお寺を建てたと言う伝説があります。
その後権力側の接近で、東大寺大仏(奈良の大仏)建立の責任者に抜擢され、時の朝廷より日本で最初の「大僧正」の位を贈られています、
赤い扉の山門を入り、本殿であ賽銭をあげて参拝し、裏山の百地蔵に向かいました。本殿横には立派なヒノキが植えられています。樹齢等は不明ですが、袖ヶ浦市の保存樹林です。
ヒノキの側には小さなお堂があり、木製の「アマビエ」の像が置かれています。コロナ禍で有名になった、疫病退散の神様の像です。
午前11時頃から百地蔵が置かれた裏山に上り始めました。彼岸に檀家の方が来て、1枚1枚貼って行かれたのでしょう。お地蔵様には、お顔が見えなくなる程、お札が貼られています。ただお顔が見える石仏もあり、優しそうなお顔を写真に収めさせていただきました。
暫くお札を貼られたお地蔵様が並んだ道をツレと登りました。振り返るとお地蔵様や石仏が綺麗に並んでいるのが分かります。最初はきつい登り道でしたが、徐々に苦にならなくなりました、これも袖ヶ浦のパワースポットと言われる由縁でしょうか。