4/10(日)午前10時半になるとお田植神事が始まりました。神官と神社役員が社殿に入り祝詞があげられています。飽富神社(あきとみじんじゃ)は延喜式に記されている式内社で千年以上前から存在する神社。2代天皇の兄の神八井耳命が創建したと伝えられています。このお田植神事も天明年間(1781~1789年)から行われている行事で、疫病退散、五穀豊穣を祈る神事です。
社殿の中には葭苗をまく早乙女役の女の子も参加しています。社殿内の神事は約20分程で終了。
神官と役員、早乙女役の女の子が玄関に出て、葭苗のカゴと共に鳥居の前に向かいました。
鳥居下の階段には葭苗を拾う人たちが集まってきました。
そして午前11時頃に稲カゴから葭苗がとりだされ、鳥居前に置かれます。それをすげ笠をかぶった早乙女役の女の子が、階段下で待つ氏子めがけて葭苗を投げます。これがお田植神事と言われる行事です。この葭苗は田植えまで神棚に供え、田植えの際に水口に立てて豊作を祈るのです。
終わってから、早乙女役の女の子は葭苗を持って記念写真を撮っていました。まだ小さいのにこんな大役をこなすのは大変でしょうね。少子高齢化社会なので早乙女役の子を捜すのも大変、今回の女の子は去年に続いて2回目だそうです。