5/17(火)は終日曇りと言う天気予報は外れて、雨が降る中ツレと木更津市矢那の産直市場で買い物です。最近バカ高くなった野菜もここでは結構新鮮な物が安く購入できます。そして気晴らしに、近くの高蔵寺(こうぞうじ)を散策してきました。
高蔵寺は木更津市矢那にある真言宗豊山派の古刹です。山号は平野山(へいやさん)、本尊は全長4寸(約12㎝)の小さな観音菩薩で、行基上人が刻んだ観音像の中に収められているそうです。創建は用明天皇の代(585~587年)に徳義上人が建立したと伝えられています。坂東三十三観音霊場第30番札所であり、通称高倉観音と呼ばれ親しまれています。
雨の中の高倉観音境内も風情があります。ハスの葉に落ちた水滴が水玉になりとても綺麗。ここは藤原鎌足伝説があり、大化改新後の650年7月に鎌足公が来訪し、腰を下ろしたと言う腰掛石があります。また鎌足公の使用していた桜の杖が根付いて、鎌足桜になったと言う桜の祖株も現存し、4~5月にかけて美しい花を咲かせます。
境内には巨木や石仏が沢山あり、散歩するには静かでとても良い所です。
境内には山野草も多く、ウラシマソウなども見られます。本日は、キイチゴが真っ赤な実を付けていたのが印象的でした。山門横には、御神木(御霊木)の栂(ツガ)の木がありましたが、数年前の台風で倒れてしまいました。樹齢は約400年と言われ、今は倒れた根本だけが残り、以前の威容を伝えています。