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2/23(日)所用があったので、ツレに太田山の旧安在家住宅の雛祭りに行ってもらいました。話しによると今年も24畳大の「広間」に2基の雛飾りが置かれていた様です。そして以前は解説をするボランテアもいたのですが、昨年から午前中だけになっていました。
この住宅は玄関を過ぎて土間から出入りするようになっています。土間は左手に下男部屋。右奥が「ものおき」です。屋根は茅葺きで、昨年吹き替えをしているのが見学できました。
雛飾りは黒光りのする「広間」に7段飾りが並んで飾られていました。美しい毛氈の上に置かれたお雛様が黒光のする板の間に写って風情があります。まさに上総の歳時記です。ただ雛人形はこの家の物でなく後から寄贈された物との事でした。
そして広間には囲炉裏が刻まれています。旧家には必需品ですが、最近暖房や空調がどこの家にも完備していて、囲炉裏を見ることはありません。囲炉裏の煙に防虫作用があるといっても、壁や天井が真っ黒では洒落にもなりません。また昔の農業用品も置いてあり、懐かしかったとツレが言っていました。