光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

風に吹かれて・疫病くるな!袖ヶ浦市のたこ飾り(春祈祷)

2021年02月20日 | 日記
 
 2/16(火)木更津市金田のカインズモールで買い物をしたついでに、袖ヶ浦市坂戸市場の「たこ飾り」を見てきました。県道87号線を走行中、木更津と袖ヶ浦の境に架かる小櫃橋付近で藁で作った、蛸を見付けあれは何だろうと思っていたのです。

 調べてみるとこの「たこ飾り」は春祈祷と呼ばれる新春の行事でした。藁の蛸人形を村の入り口にかけて厄病神が入ってこないようにする道切りの一種。木更津ではツナハリと呼ばれ蛸の他、海老やサイコロ等を綱を張って飾りますが、袖ヶ浦では蛸だけです。少し距離が離れただけで大分やり方が違います。不思議ですね。



 最初は袖ヶ浦バスターミナル側の浮戸川に架かる橋に行ってみました。すると橋の中央に竹の棒につけられた藁製の蛸が強風に吹かれ、たなびいています。変わった光景です。




 
 以前は袖ヶ浦市坂戸市場周辺5か所にこの「たこ飾り」が置かれていたのですが、現在は2か所だけになったようです。もう1か所は袖ヶ浦市民会館側にありました。酒屋の隣に大きな樹があるのですが、その木に「たこ飾り」が吊るされていました。吊られたばかりで綺麗な蛸人形でした。



 以前「たこ飾り」の事を調べていた時、市民会館近くの方にこの樹に毎年「たこ飾り」を地元の人たちが吊るすと教えていただきました。樹の横には旧い蛸人形が置かれており、毎年2月の11日にこの行事が行われるらしいので、来年は来て撮影しようと思います。