竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

どうにもならん…

2007年03月18日 | 番外編「湖」
密かに2本目のIceFish :-programを製作していた。極軟バージョンとしたかったのだがちょっとしたミスで初代よりも硬くなってしまっていた。サンドペーパーで少しずつ削り、何とか曲がりだけは様になった。例によってO湖へ。


最初に空けた穴はテント村の外れで、吹雪いているので穂先のテストにはむしろ好都合。IceFish :-programのエボリューション2を取り出しホンテロン0.3号の仕掛けを取り付ける。前の晩に針に黄色の目印を付けておいたのでエサを付ける必要なし。さっそく例の誘い方でスタートするがここで問題発覚。いつもは引っ張るだけでクセが取れるのだが、今日はあまりの寒さで道糸が硬くなって真っ直ぐになってくれない。何度か両手で引っ張って見るがダメで、ちょっと強引に引っ張ったらブチンと切れてしまった。ダメか?と思ったが指先でゆっくりしごくとクセが取れるようだ。やれやれ一安心。
これはフライのティペットで日本の号数でいうと0.3号ぐらい。日本のナイロンに比べると伸びが少なくて快適そのもの。ところがここで大事なことに気付いた。道糸が硬くなるということはひょっとして穂先も硬くなってるのでは?そういえば心なし硬くなってるような気がする…。だんだん不安になってくるがグラスの穂先は持ってないし、今日はホスボンとエボ2でやるしかない。
気を取り直し、周りに誰もいないため遠慮なくガンガンしゃくっているとビビビッとヒット。やった!と思ったがまたしてもヨシノボリ(↓)。オモリや誘いをいろいろ変えてやってみて、とりあえず今日の穂先テストは終了とした。

ひとしきりテストができたところでテント村核心部へ。穴を開けていると足がズボ!気付かなかったがすぐ脇ににいい穴が開いていたのだ。それならとO師から魚探を借りて見てみるとびっしり魚で埋まっている。ところが支度ができてとなりの穴に仕掛けを入れようと画面を見て見ると真っ白!不思議というか俺も遂に運が尽きたのか?群れが来ないかと見つめているが全然来る気配はない。
それでも練習のつもりで根気よく例の誘い開始。穂先は極軟のホスボン18cm、幹糸はホンテロンに替えて将鱗あゆ競技用の0.125号、針は赤袖。エサは死にかけたラビットウォームを小さく切って付ける。しばらくやって飽きてきたところで誘いのストロークを短く、ピッチを少し上げてみると突然ヒット!6cmのミニサイズ。しゃくった時にプルプルと穂先が震えたが、誘った瞬間に食ったわけじゃなく、魚がくわえている時に引っ張った感じだった。渓流魚や青物と違ってエサを食ってもほとんど動かないようだ。
これじゃどんなに感度のいい糸にしてもアタリが出ないのも無理もない!どちらかというとヘラブナに近い感じなのか?ヨシノボリやチチブは結構なわばり意識が強いようで、エサを食ったあとすぐに定位置の石の上やくぼみに戻ろうとする。それでさっきのような小気味よいアタリが出たのだろう。魚探はO師に返してしまったので群れが来ていたのか分からない。まあ群れが来ていなくてもウロチョロしている奴もいるかもしれない。

さっそく誘い方を変えてみるが手がぎこちない。だんだん疲れてきて結局元のチンタラシャクリに戻ってしまう。あー、明日から毎晩素振り100回だなあ。もしかすると穂先だけじゃなく握りも作り直さないとダメかも。
ともかくシャクリでくたびれてしまうというのでは釣り人の負け。置き竿にしていると全くといっていいほどアタリがない。ともあれボ回避もできたし、ワカサギのアタリも何となく分かったので釣果はどうでもよくなってしまった。

ボチボチアタリが遠のいたようで、周りの人たちも酒を飲み始め、撤収する人も出始めた。この釣り場は自分の釣りを惜しげなく見せてくれる人が多い。雑談しながらいろんな釣りを見物させてもらう。雑誌やネットでは得られないありがたい話も聞ける。有意義な一時だ。

ここで心機一転、移動して再開。水深4.5mほどなので先程のエボ2でいけるか? だが反応は皆無で、周りでも「釣れた」という声を聞かない。だんだんテンションが下がってくる。エボ2もどうやら硬すぎるような気がしてきた…。発泡酒に手を伸ばす。極寒の中で飲む発泡酒というのもなかなかうまい。寒いのでトウガラシの効いた柿の種をむさぼる…のどが渇く…また発泡酒。このクソ寒いというのに発泡酒がどんどん消費されていく。あっという間に2本の発泡酒が空になった…。

どうも周りが釣れていないと自分も一向にテンションが上がらない。サシのチョン掛け置き竿釣法もこの時期はダメらしいし、ひたすらドツボにハマっていく。公魚釣りってすごくメンタルな釣りだなあと。寒さにはだいぶ慣れてきたがこの吹雪…まるで八甲田山? 技術的にはヒヨッ子だけど精神的にはだいぶ鍛えられたかな。

アタリ×数回、バラシ×0、メダカサイズ×1、ヨシノボリ×1、池ポチャ×2。
道糸:カメレオン8X
幹糸:ホンテロン0.3号、針間隔20cm、エダス:エベレストBBB 0.2号3cm、茶針仕様。
幹糸:将鱗あゆ競技用0.125号、針間隔20cm、エダス:岩太郎Classic 0.15号3cm、赤針仕様。


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