今日は前回(7月16日)の敗北を踏まえ、初心に帰るべく朱紋峰凌5.1mです。仕掛けもナイロン0.3号で、おそらく前回より渇水していて苦戦必至ですが、自分の勘が戻ってくるまでは忍耐です。
さて、夜明けとともに入渓したのですが、どうやら先行者がいたみたいで、ポイント休めを兼ねて餌採りに専念。
ついでに周辺の小場所も叩いてみますが反応なしです。
どうにかまずまずのヒラタを確保して釣り登りますが、やはり読み通り前回よりもさらに減水していて超渇水状態です。先行者がいるので竿抜け狙いに徹して遡行していきます。
ナチュラルに流すより何より先ずアプローチと、正確なキャスト、そしてふんわりと着水。だんだん手が慣れてきて思い通りに攻められるようになります。
そしてここで0.15号の通し仕掛けに変更。先行者がいるといっても、時間を置けば木っ端ヤマメなら反応するはずですが、やはりよくないようです。
1箇所「これは!」という岩盤のエグレを見つけましたので、仕掛けを底に這わせて送り込んで攻めてみましたが、ダメでした。
凌17尺で流してみた感触から、今日はどうやら4.5mで攻めたほうが良さそうだと判断し、ここでひとまず切り上げます。まだこの時間なら、もう1箇所攻められますので。
そして必殺「大返し」で攻めるエリア変更。超渇水ということで穂先の柔らかい「がま渓流アマゴ(中調)」にするか、胴に乗る調子で首振りの少ない「フジロイヤル絆(中調)」にするか、手製のソリッド穂先を装着した「がま渓流弧空(硬中硬)」にするか、一瞬悩みましたが、持ってみた感触で「弧空」にします。渇水対策で針ケースに長良LTR 6.0号を入れ、ポイントに急行です。
先ほどの015の仕掛けの天井糸の、疲労してパーマした元部分をカットし、ツケ糸のナイロン0.2号を長めにとって竿の長さプラス20cmほどにします。ポイントは岩盤に沿った流速のある淵で、向こう側に入り波ができているのが見えます。やはり0.5mmまで削った手製穂先が上手く効いて、スルスルと入っていきます。穂持ちも弧空硬調の#2に交換してあるので、割りとスムースにアクティブサスと連動します。仕掛けの揺れるのに合わせて小さくゆらゆらと穂先がお辞儀します。明らかに仕掛けを張ったり、ドラグを掛けたりした時に筋を外れたり、浮き上がったりしづらい感じです。
欠点はやはり穂先が柔らかすぎて、振り込みがしづらいことでしょうか。風に逆らって、力を入れて振るのは無理です。
淵は岩盤に当たった流れが跳ね返って底波を形成し、結構複雑な流れになっているようです。入渓者の多さから見て、釣れるとすればこの底波絡みでしょう。
このポイントではまずまずアタリがあったのですが、結局15cm止まりでした。針は長良LTR 6.0号で良さそうです。がっちりフッキングしています。
次のポイントも同じ要領で攻めましたが、やはり15cm止まり。もう少し大きいのがいそうな雰囲気だったのですが。
その後仕掛けを木に引っかけてロストし、半ば破れかぶれで0.125号の通しで仕掛けを組みます。
そこで見つけたのがこれ。カワセミの羽根でしょうか。色がすごくきれいでした。
さて、ポイントに立ちます。できるだけ静かにアプローチし、ガン玉8号で表層からドリフトしていきます。
アタリが出始めたところでガン玉6号を追加。表層の速い流れの下の緩い流れとの境を狙います。竿が4.5mなので最後まで流しきることができず、途中で上げなくてはなりませんが、竿の調子がよいので違和感なくターンさせ水面までドリフトできます。この時仕掛けがピクピクと踊ってしまうとアウト。アタリはなくなります。仕掛けを上げる最に細心の注意を払うというのがミソ。穂先がフラフラしていてハリスがガン玉に巻き付いてしまうなどという竿は問題外です。また、穂先が硬かったり反発力が強すぎる場合はこれを仕掛けのタルミでやらなくてはならなくなりますね。
順調にアタリが出続け、そろそろかな、というところで交換したての活きのよいヒラタにひときわ大きなアタリが! アユ針を使ってますので何よりも首振りを抑えなくてはなりません。竿を斜に構えて魚を落着かせます。竿の角度を変えて魚を上流に誘導させようとしますが、どうしたことか言うことを聞きません。これではニッチもサッチも手が出ません。
すると突然、魚は首を振って暴れ出し、流心へ。流れに乗って一気に下流に持っていかれます。一瞬の出来事でなりふり構わずバシャバシャと走ってついていきます。
途中のタルミで止まってくれたので、今とばかりに下流に回り込んで上方からテンションを掛けます。けれどもやはり登ってはくれません。ジリジリと下って今度は流心の真ん中でボトムに貼り付きました。「なんだこれは。まるでイワナじゃないか」とあっけにとられていると本当に動かなくなり、「このままでは切られる」と強引に引っ張ります。ここでようやく相手も観念し、手前に寄って来て浅瀬に入りました。
腰のタモに手を掛けますが魚は逆光でどこにいるのか全く見えず、頼りの目印もあっちかと思えば今度はこっちというように翻弄され続けます。しかもあろうことか水面から出ている石はことごとく角が尖っているという有様。0125なんてやめときゃよかった。
ようやく岸辺に貼り付いたところで掬おうとしてびっくり。全然小さいじゃん! なんと18cmで、針はえらぶたに掛かっていました。
小さいながらもよく見るとちゃんとセッパリのオスヤマメなんですねぇ。
アタリは結構電撃的「チョン!」という感じでした。それでえらぶたに掛かるのですから、中層を流れる餌を反転しながらアタックしてきたのだと思います(目印から針までは約1mでした)。流れるヒラタを上に見ながらバックしてきて、手頃なところで突撃。浮上したところで針の存在に気付き、口を閉じてそのまま反転、けれどもその時ハリスが体に触れており、運悪くえらぶたに掛かってしまった――そんな感じです。
いやー今回ナイロンのツケ糸なしで0125直結でしたので危なかったですね。
全力ダッシュの後で大腿四頭筋プルプル状態ですが、念のため駄目押しで流してみます。オスが先に釣れた場合はペアリングの相手は結構無警戒に食ってくることが多いのですが、さすがに駆けずり回ってしまった後なので、釣り荒れたのかアタリはなくなってしまいました。
がま渓流弧空(改)。いや~っ、今回もコイツに助けられました。
来週は朝一ジグ投げてこようかな。
[天候]晴れ。
[水温]16度。
[時間]5時~13時。
[釣果]ヤマメ18cm♂
[仕掛]竿:がま渓流弧空硬中硬(初代)改4.5m、空中糸:東レトヨフロンLハード0.6号3m、水中糸・ハリス通し:東レ釣聖0.125号。針:カツイチV長良LTR 6.0号、オモリ:ガン玉6号+8号。
[餌]ヒラタ(ナデ虫)。
[胃の内容物]不明。
さて、夜明けとともに入渓したのですが、どうやら先行者がいたみたいで、ポイント休めを兼ねて餌採りに専念。
ついでに周辺の小場所も叩いてみますが反応なしです。
どうにかまずまずのヒラタを確保して釣り登りますが、やはり読み通り前回よりもさらに減水していて超渇水状態です。先行者がいるので竿抜け狙いに徹して遡行していきます。
ナチュラルに流すより何より先ずアプローチと、正確なキャスト、そしてふんわりと着水。だんだん手が慣れてきて思い通りに攻められるようになります。
そしてここで0.15号の通し仕掛けに変更。先行者がいるといっても、時間を置けば木っ端ヤマメなら反応するはずですが、やはりよくないようです。
1箇所「これは!」という岩盤のエグレを見つけましたので、仕掛けを底に這わせて送り込んで攻めてみましたが、ダメでした。
凌17尺で流してみた感触から、今日はどうやら4.5mで攻めたほうが良さそうだと判断し、ここでひとまず切り上げます。まだこの時間なら、もう1箇所攻められますので。
そして必殺「大返し」で攻めるエリア変更。超渇水ということで穂先の柔らかい「がま渓流アマゴ(中調)」にするか、胴に乗る調子で首振りの少ない「フジロイヤル絆(中調)」にするか、手製のソリッド穂先を装着した「がま渓流弧空(硬中硬)」にするか、一瞬悩みましたが、持ってみた感触で「弧空」にします。渇水対策で針ケースに長良LTR 6.0号を入れ、ポイントに急行です。
先ほどの015の仕掛けの天井糸の、疲労してパーマした元部分をカットし、ツケ糸のナイロン0.2号を長めにとって竿の長さプラス20cmほどにします。ポイントは岩盤に沿った流速のある淵で、向こう側に入り波ができているのが見えます。やはり0.5mmまで削った手製穂先が上手く効いて、スルスルと入っていきます。穂持ちも弧空硬調の#2に交換してあるので、割りとスムースにアクティブサスと連動します。仕掛けの揺れるのに合わせて小さくゆらゆらと穂先がお辞儀します。明らかに仕掛けを張ったり、ドラグを掛けたりした時に筋を外れたり、浮き上がったりしづらい感じです。
欠点はやはり穂先が柔らかすぎて、振り込みがしづらいことでしょうか。風に逆らって、力を入れて振るのは無理です。
淵は岩盤に当たった流れが跳ね返って底波を形成し、結構複雑な流れになっているようです。入渓者の多さから見て、釣れるとすればこの底波絡みでしょう。
このポイントではまずまずアタリがあったのですが、結局15cm止まりでした。針は長良LTR 6.0号で良さそうです。がっちりフッキングしています。
次のポイントも同じ要領で攻めましたが、やはり15cm止まり。もう少し大きいのがいそうな雰囲気だったのですが。
その後仕掛けを木に引っかけてロストし、半ば破れかぶれで0.125号の通しで仕掛けを組みます。
そこで見つけたのがこれ。カワセミの羽根でしょうか。色がすごくきれいでした。
さて、ポイントに立ちます。できるだけ静かにアプローチし、ガン玉8号で表層からドリフトしていきます。
アタリが出始めたところでガン玉6号を追加。表層の速い流れの下の緩い流れとの境を狙います。竿が4.5mなので最後まで流しきることができず、途中で上げなくてはなりませんが、竿の調子がよいので違和感なくターンさせ水面までドリフトできます。この時仕掛けがピクピクと踊ってしまうとアウト。アタリはなくなります。仕掛けを上げる最に細心の注意を払うというのがミソ。穂先がフラフラしていてハリスがガン玉に巻き付いてしまうなどという竿は問題外です。また、穂先が硬かったり反発力が強すぎる場合はこれを仕掛けのタルミでやらなくてはならなくなりますね。
順調にアタリが出続け、そろそろかな、というところで交換したての活きのよいヒラタにひときわ大きなアタリが! アユ針を使ってますので何よりも首振りを抑えなくてはなりません。竿を斜に構えて魚を落着かせます。竿の角度を変えて魚を上流に誘導させようとしますが、どうしたことか言うことを聞きません。これではニッチもサッチも手が出ません。
すると突然、魚は首を振って暴れ出し、流心へ。流れに乗って一気に下流に持っていかれます。一瞬の出来事でなりふり構わずバシャバシャと走ってついていきます。
途中のタルミで止まってくれたので、今とばかりに下流に回り込んで上方からテンションを掛けます。けれどもやはり登ってはくれません。ジリジリと下って今度は流心の真ん中でボトムに貼り付きました。「なんだこれは。まるでイワナじゃないか」とあっけにとられていると本当に動かなくなり、「このままでは切られる」と強引に引っ張ります。ここでようやく相手も観念し、手前に寄って来て浅瀬に入りました。
腰のタモに手を掛けますが魚は逆光でどこにいるのか全く見えず、頼りの目印もあっちかと思えば今度はこっちというように翻弄され続けます。しかもあろうことか水面から出ている石はことごとく角が尖っているという有様。0125なんてやめときゃよかった。
ようやく岸辺に貼り付いたところで掬おうとしてびっくり。全然小さいじゃん! なんと18cmで、針はえらぶたに掛かっていました。
小さいながらもよく見るとちゃんとセッパリのオスヤマメなんですねぇ。
アタリは結構電撃的「チョン!」という感じでした。それでえらぶたに掛かるのですから、中層を流れる餌を反転しながらアタックしてきたのだと思います(目印から針までは約1mでした)。流れるヒラタを上に見ながらバックしてきて、手頃なところで突撃。浮上したところで針の存在に気付き、口を閉じてそのまま反転、けれどもその時ハリスが体に触れており、運悪くえらぶたに掛かってしまった――そんな感じです。
いやー今回ナイロンのツケ糸なしで0125直結でしたので危なかったですね。
全力ダッシュの後で大腿四頭筋プルプル状態ですが、念のため駄目押しで流してみます。オスが先に釣れた場合はペアリングの相手は結構無警戒に食ってくることが多いのですが、さすがに駆けずり回ってしまった後なので、釣り荒れたのかアタリはなくなってしまいました。
がま渓流弧空(改)。いや~っ、今回もコイツに助けられました。
来週は朝一ジグ投げてこようかな。
[天候]晴れ。
[水温]16度。
[時間]5時~13時。
[釣果]ヤマメ18cm♂
[仕掛]竿:がま渓流弧空硬中硬(初代)改4.5m、空中糸:東レトヨフロンLハード0.6号3m、水中糸・ハリス通し:東レ釣聖0.125号。針:カツイチV長良LTR 6.0号、オモリ:ガン玉6号+8号。
[餌]ヒラタ(ナデ虫)。
[胃の内容物]不明。