竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

郡上職漁師のアマゴ釣り

2006年09月05日 | レビュー
与一マこと菱田与一さんと息子の昇さんの書いた本。与一マは本流でも支流でもほとんど4.5mの竿で通したという筋金入りの職漁師。アマゴの生態を知り尽くしていたからこそできた芸当だと思う。
山と渓谷社から出ていたものだがとうの昔に絶版、古本屋で見かけることもほとんどない。ところがネットで調べると結構いい値段で取引されていることがわかる。竹心も定価に近い値段で購入した。何を隠そう、竹心の最重要秘密兵器。

この本には、職漁師の知恵が詰め込まれている。
男波・女波の読み方はもちろん、ヒラタにはベタ虫・ナデ虫・ヤワ虫・起こし虫の4種類があることなど、目からウロコの情報がいっぱいだ。キモは餌をフライのように正確にターン・着水させること。これは透明度が高い川の場合、アマゴが常に水面を注視しているから。そして小針・早合わせだという。そうすることで魚に糸を巻き付けられることがなくなるという。与一マの言わんとすることは、どうやらアマゴが反転する前に掛けるということのようだ。目印がビューンなんて言っているようじゃまだまだ修業が足りないみたいですね。一応針が飲まれることはだいぶ少なくなってきたんですけど…。


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