中国 チベット自治区で地震 建物倒壊の被害 国営メディア伝える
中国内陸部のチベット自治区で、日本時間の18日午前7時半ごろマグニチュード6.9の地震があり、国営メディアは一部で建物が壊れるなどの被害が出ているものの、これまでのところけが人の報告は入っていないと伝えています。
中国地震局によりますと18日午前6時半ごろ、日本時間の18日午前7時半ごろ、中国・チベット自治区のニンティ市メンリン県を震源とするマグニチュード6.9の地震がありました。震源の深さは10キロと推定されています。
中国版ツイッターのウェイボー上には地震発生時の様子を写したとする監視カメラの映像が投稿され、辺りが暗い中、画面が激しく揺れる様子が確認できます。
国営の中国中央テレビなどはこの地震の影響で道路脇の崖が一部崩れたため、道路が一時通行止めになったと伝えました。
また、現地では一部の建物の壁に亀裂が入るなどの被害が出ているとしています。ただ、これまでのところけが人などの報告はないとしています。
また、メンリン県にある空港は地震のあと施設の点検をしたうえで、18日は通常どおり業務を行ったということです。メンリン県はチベット自治区の中心都市、ラサから東におよそ500キロの場所にあり、海抜は3100メートル余りで、チベット族などおよそ2万人が住んでいるということです。
震源から10キロ離れた村 「土壁にひび」
男性によりますと村には180人ほどが暮らしていますが、この地震によるけが人はいないということです。
震源から50キロ離れたホテルでは
女性従業員が地震後に撮影した映像からは、現地は山あいの小さな町と見られ、道路などに被害はなく、バスや車が走っている様子が映されています。
また、女性従業員が勤めるホテルでは建物や窓ガラスに被害の様子は見られませんでした。