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古代の木の化石を発見

2017-11-23 08:47:57 | 日記

南極はかつて森だった、古代の木の化石を発見

2億6000万年以上前、白夜や極夜にも適応していた?

 

 米ウィスコンシン大学の教授、エリック・ガルブランソン氏とジョン・イズベル氏は夏の南極を探検していた。

 気温は氷点下。猛烈な風が吹き、太陽は24時間休みなく照りつける。ガルブランソン氏、イズベル氏と国際研究チームのメンバーはパーカを何枚も着込み、化石の破片を探した。探検隊は2016年11月から2017年1月にかけて、雪をかぶったマッキンタイア岬の斜面を登り、南極横断山脈の灰色の堆積岩を調査した。そして、13個の化石の破片を発見。すべて木の化石で、地球史上最大の絶滅が起きた約2億6000万年前より古いものだ。(参考記事:「ペルム紀大絶滅、わずか20万年で」

 この発見は、世界で最も寒く乾燥した大陸に、かつて緑の森があったことを示唆している。

極地に適応した木々が繁栄していた

 ガルブランソン氏は「南極大陸は今よりはるかに温暖湿潤でした」と話す。当時の南極大陸は深い森に覆われ、極地の過酷な環境に耐えられる限られた種が生態系を形成していた。現代で言えば、シベリアの針葉樹林タイガのようなものだ。(参考記事:「南極の「緑化」の速さが3倍に、地球温暖化で」

「奇妙なことに、今回の調査現場とタイガは緯度もほぼ同じです」

 今回採取された化石は古代の木の生物学的、化学的な性質を維持しているため、高緯度の生態系についてより詳しく調べ、大量絶滅を生き延びた植物とそうでない植物の違いを解明する助けになるだろう。さらに、木の内部からは、微生物や菌類の化石も見つかっている。(参考記事:「南極の火山は氷河期の“ノアの方舟”?」

 また、今回採取された化石の破片は米イエローストーン国立公園の化石の森とよく似ている。イエローストーンの森は、生きた木が火山物質の下に埋もれて化石化したものだ。(参考記事:「化石化した森に地球温暖化の痕跡」

「これらは、世界で最も保存状態の良い化石植物の一つと言っていいでしょう」とガルブランソン氏は話す。「木の中にいた菌類はおそらく短い期間で石化したはずです。木がまだ生きているうちに化石になったものもあるでしょう。とにかく、すべてが驚くほどの速さで起きました。もしその場にいたら、目撃者になることもできたはずです」

 ガルブランソン氏らによれば、今回採取した先史時代の植物たちは、季節変化に素早く対応しており、1カ月以内に対応していた可能性さえあるという。現代の植物は、季節の移行に数カ月かかるが、古代の木は真っ暗な冬と太陽が沈まない夏に素早く適応していたと思われる。「どういうわけか、これらの植物は4〜5カ月の真っ暗闇だけでなく、4〜5カ月の真っ昼間でも生き延びることができました」とガルブランソン氏は話す。「どのようにしていたのかはっきりとはわかりませんが、とにかく、ちゃんと対応していたのです」

大量絶滅

 2億9900万〜2億5100万年前のペルム紀は、超大陸ゴンドワナの面積が最も大きくなった時期だ。現在の南極、南米、アフリカ、インド、オーストラリア、アラビア半島を含むゴンドワナは当時、過酷な環境にあった。南の大部分は氷冠に覆われ、太陽が沈まない夏と真っ暗闇の冬が絶え間なく繰り返されていた。一方、北部は強烈な暑さで、季節の変化が大きかった。(参考記事:「ゴンドワナの名残か、インド洋で発見」「ペルム紀末の致死的猛暑、再び起こる?」

 ペルム紀末に大量絶滅が起きるまで、先史時代の生物たちはこうした気候の激動に適応していた。ガルブランソン氏によると、大量絶滅の原因は、現在のシベリアで発生した火山活動である可能性が高いという。これにより、海洋生物の90%、陸生生物の70%以上が絶滅し、後の時代に恐竜が繁栄する基礎となった。(参考記事:「奇妙な古代の爬虫類の食性が判明、まるで芝刈り機」

 研究チームは近いうちに再び南極を訪れ、調査を継続する予定だ。イズベル氏らはすでに出発しており、ガルブランソン氏も11月23日に現地で合流することになっている。

「もちろん南極は今でも、人間が生活するには寒く過酷な場所です」とガルブランソン氏は語った。

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大地震が「今年の3倍」

2017-11-23 08:43:20 | 日記

2018年はM7超大地震が「今年の3倍」発生することが判明! 米科学者「地球の自転が遅くなっているのが影響。過去データも」

 
【緊急警告】2018年はM7超大地震が「今年の3倍」発生することが判明! 米科学者「地球の自転が遅くなっているのが影響。過去データも」の画像1
画像は「Daily Mail」より引用

 今年もメキシコ地震、中国・九寨溝地震、イラン・イラク地震、チベット自治区での地震などM7クラスの地震があちこちで発生したが、来年はさらに多くの地震が世界各地を襲うと科学者らが警鐘を鳴らしている。英紙「Daily Mail」(20日付)が報じている。

 米コロラド大学のロジャー・ビルハム氏らによると、今年は現在までに6つの深刻な地震が発生したものの、「比較的イージーな年だった」とのこと。それというのも、2018年は今年の3倍、20ものM7超地震が発生する見込みだというのだ。

【緊急警告】2018年はM7超大地震が「今年の3倍」発生することが判明! 米科学者「地球の自転が遅くなっているのが影響。過去データも」の画像2
画像は「Thinkstock」より引用

 ビルハム氏らによると、地震活動の活発化は自転の減速と強い相関関係があるという。どういうことだろうか? ご存知のように地球は完全な球体ではない。自転によりそれまで回転方向に引っ張られた楕円形をしている。つまり自転が遅くなればなるほど、回転方向に引っ張る力が弱まり、赤道半径が短くなっていく。ところが、たとえ地球そのものの形が変化しても、地下に埋まっている構造プレートのサイズは変わらない。このミスマッチが地震を誘発するというわけだ。

「地球の自転と地震活動の相関関係は強いため、来年は強い地震が多数発生することでしょう」

来年は月の潮汐力の関係で地球の自転がわずかに遅くなると予測されている。遅延は、1日に100万分の1秒程とのことだが、ビルハム氏らによると、それだけのわずかな違いでも地震活動には大きな影響力を持つという。もちろん、潮汐摩擦(潮汐によって海水が移動する際、海底との間に生じる摩擦力)による自転の減速は珍しいことではないが、減速速度は一定ではない。

 また、ビルハム氏らが20世紀においてM7超地震の発生が25~30%増加した5つの時期を特定したところ、この時期は自転の減速と軌を一にしていたというのだ。特に赤道に近いカリブプレートでは、1990年以来起こったM7超の地震の80%が、自転の最大減速から5年以内に起こっており、来年から5年間は30ほどの強い地震が起こる恐れがあるという

 一方、自転と地震活動の相関関係に懐疑的な地質学者もおり、彼らによると、確かに地震活動が特に活発な時期は過去100年間にあったが、他の要因がより強く関係している可能性があると指摘している。とはいえ、いつか地震の完璧な発生原因を突き止められるとしても、現状ではビルハム氏らの研究が魅力的に映る。最大の地震は赤道に近い熱帯地域で起こる可能性が高いとのことだが、かといって日本が安全ということではない。赤道に近い九州地方での大地震の発生を懸念する声はすでに日本の科学界の中でもある。来年は今年以上に警戒しておいた方が無難だろう。いざという時のために、今から防災用品をしっかり備えておきたい。

 

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