私も還暦を過ぎ、あまり物を溜め込まないようにしようと思い、
かつての日記や洋服を少しずつ処分しています。
私が急病で動けなくなったり、急逝した時には
家族がそれらの処分に困らないようにする為ですが、
なかなか捨てられない物もあるんですよね。
この棚は私のお気に入りの物が並んでいるスペース。
5段になっていて、3段目以下は絵本や本が雑然と並んでいるので、
写真に撮ることはできませんでした。^^;
捨てられない物は真ん中の靴です。
何十年ぶりかで本棚から出しました。
娘が生まれて初めて履いた小さなシューズです。
私の大学時代の友人が洋服と共にプレゼントしてくれました。
うちの娘は歩くのが少し遅く、1歳3ヶ月頃から歩きました。
なので、靴を履く頃にはすぐに足が大きくなり、
このシューズはわずかの期間しか履けませんでした。
元々2834gと小さく生まれた娘です。
いつも慎重な性格は、子供の頃から全然変わりません。
歩き始めてすぐの頃、いつもの道に小さなマンホールがありましたが、
その前で必ず歩を止めてしまいます。怖かったのでしょう。
私が手本を見せて初めて、大丈夫とわかって一歩進みました。
3歳くらいの時には、公園のジャングルジムで遊ぶ事があり、
1段上るのに数日かけます。ゆっくりと。
3段上るのに、一体どのくらいの日数をかけたか
今ではもう覚えていませんが、娘の慎重さだけは
とても記憶に残っています。
やがてすぐに履けなくなったこのシューズですが、
これよりも立派で、かわいくて、ステキな靴もありましたが、
処分したり、他の方に差し上げたりして、これだけ残りました。
以来ずっと棚の中に置かれ、手放す事ができずにいます。
たとえ娘が子供を産んだとしても、この靴を履かせてほしいとは
思った事もないし、押しつけたくもありません。
そんなわけで、一旦外に出した靴をまた元の場所にしまいました。
実はどこかでまだ子離れしていないのではないか?
という心の奥底の声が聞こえて来るようで、ちょっと。。。
***
昨日は良い天気に恵まれました。
せっかくなので、夫と弘前公園までドライブして来ました。
公園内は2月に行われる「雪灯籠まつり」の準備が進められ、
所々に小さなかまくらもありましたが、
この気温の高さで、なんとなく少しだれていましたよ。
開催は大丈夫なのかなと心配して眺めました。