ある運動施設の大きな駐車場にいたのはコチドリ親子でした。
毎年そこで営巣、抱卵、子育てをしているようなのですが、
そこを利用する多くの方々は、まさかこんな所にコチドリ親子がいるとは、
気がつかない事が多いので、何も気にせずに車を駐めています。
卵を轢いてしまわないか、
雛が轢かれてしまわないか、私と娘はいつも心配でした。
そこに先日行ってみると、早速親鳥がピーピーという大声を出して、
車や人々から雛たちを守るべく、危機が迫っている事を知らせ、
誘導しているように見えました。
黄色いアイリングが特徴的なコチドリの成鳥。
2羽であちらこちらを猛スピードで飛んだり、走ったり。
広い駐車場には、卵を産むのに適した砂利のある場所と、
雛を隠しておけそうな草地があります。
親鳥は、人間(敵)の目を雛から逸らそうとしてか、
とにかく全速力で動き回り、落ち着いたらしばらく止まって、
また全速力で動く、を繰り返しています。
一方、雛はというと、親の警告の鳴き声に従って、
なかなか表に出ようとはしません。
やっと撮った写真はぶれていたので、
別の日に娘が撮った雛の写真を載せますね。
コチドリ親子
黄色のアイリングはなく、体のサイズも親より二回りくらい小さいです。
それでもなんとか急ぎ足で走る姿はかわいすぎます。
産毛がふわふわですね。
正面顔は意外と怖い(><)ですよね。笑
コチドリは今まで海岸や河川などの近くで見ることが多かったのですが、
時には内陸の全く水場がないような場所にも営巣するのですね。
そして、駐車場という最も危険な場所に卵を産むなんて、
もっと他に安全な場所がありそうなものなのに、
何とかならないのかとも思いますが、彼らが毎年選んで来るのです。
もうしばらくすると雛を連れて南の国まで渡って行くので、
それまで事故に遭わず、天敵にも捕らわれず、
守られて旅立てるように祈ります。
駐車場の草地に生えていた植物です。
センダイハギでしょうか?
コメツブツメクサ
金平糖のようでかわいいですね。
風が吹くと草が波打ってきれいでした。
こんな草です。名前はわかりません。
明日はここで会った野鳥たちと昆虫たちです。
***
一昨日、こちらでも梅雨入りしたようです。
そのせいか曇って湿度が高くて、不快な空気の中、
畑作業を進めていましたが、終わった頃には上着がじっとりと
湿り気を感じました。
今夏はエルニーニョ現象が起きているようですね。
そうなると通常は冷夏になりそうなものですが、
チベット高気圧が張り出すため、結局今年の夏も、
蒸し暑い日々になるらしいです。
夏はホントに苦手です。(><)
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