「音みる(音のみるふぃ~ゆ)」ブログ...♪

100名を超える音楽教室「音のみるふぃ~ゆ」のレッスンノート。また3人娘の子育て日記。

ある日のレッスン風景8

2005年06月20日 | ある日のレッスン風景
 土曜日クラスのお教室には、2台のピアノが並んでいます。これを生かさない手はない!という事で私と生徒さんとで、2台ピアノで弾く連弾を普段のレッスンでも取り入れました。そこで思った事、その1、「数えてないなぁ…」。圧倒的に拍子を数えていない生徒さんが多い。
自分が弾いていないフレーズの時は、ほけっとしてる事が多い(笑)んですね。で、自分が担当するフレーズになってありゃりゃ?となっている…。だめだって、聴いてなくちゃ、数えてなくちゃ。そう、連弾は相手がいる。それこそ集中しなくてはならないのです。
 その2、「間違えても先に行かねば!」これは音楽全般に言える事ですが、連弾は特に立ち止まっていられないのです。やはり、相手がいるから。たま~に、『あ、消えた、さぁどうやって戻ってくるかな?』と思ってちらっと見ると、隣で困った顔でたたずんでいる生徒さんが(笑)!!そう、連弾は間違えても忘れてもなにくわぬ顔して、先に進まないと成り立たないのです。万が一コンサートで止まってしまったら?「で、どこから始める?」なぁんて舞台の上で打ち合わせを始めなくてはならない!でしょう?
 あぁ、そんな恐ろしい。。という事は一。どう転んでも最後まで弾き通せるくらい、その曲に対して余裕がないといけない→(連弾に限らずですが…)自分のパートに責任を持たなくてはいけない→とことん練習しかないのです。それがたとえ地味なパートだろうと…。

 でも、連弾は楽しいです。そう思っている生徒さんも多いんじゃないかな?
4本の手で奏でられるオーケストレーションというのは、一人の時よりずっとダイナミックで魅力的…と思います。相手のパートも聴ける余裕が出てくればなおさら。もちろんそれは必要不可欠な事なんですが。

いいですか?先生今どこ弾いてるの?なんて聞いちゃだめなのよ