語りとピアノを一緒に行うコンサートに、前から興味がありました。
おねえちゃんの中学の音楽の先生の娘さんがそれをしている、と聞いて、
コンサートに伺いました。
味付けというのは、それぞれの持ち味で、同じ題材でも大きく変わるものだな、と思う。
本の読み聞かせにしても然り。
小学校で読む時も、その本のイメージを損なわないように、とかしても、
結局読み手の人柄、とか出てしまうように。
この前のコンペでも同じことを感じました。
そして、弾き手側が人にどう伝えたいか、でも変わってくる。
ガンガン押してくるエネルギッシュの人もいれば、
この空気感を楽しみましょう、という感じに、安らかなイメージの方もいて。
私は明らかに数年前までは、前者だったのに、
今、自分に求めているのは、後者なのです。
冷静に、客観的に見るために、一歩下がった距離で自分を見ていなくてはできないから、
難しいものです。