魅力のつくり方
ビジネスでも公共の仕事でも時代が変わっていくのだから、その波に乗って変わった方が楽しいし、何より成果が出る。
そしてどの時代にも求められるのは魅力である。
魅力づくりや差別化が大変だというビジネスマンは多い。
確かにそうだろう。
簡単ではない。
しかし現実には単純かつ誰にでもできる法則、といったものがある。
それはこうだ。
1.自社の魅力づくりをじっくり考えてみる。
売るもの、売り方の両方から考えてみるとよい。
アイディアを練る。
2.次に何度か試してみる。
実際の感触が分かる。
お客様に受けるか否か、もわかる。
お客様の反応を取り入れ、もう少し試してみる。
3.さあ、ここで検討すべき課題と対応策がおおよそ出揃うはずである。
そこでおもむろに、心を透明にして上流工程からの設計を行う。
そして実行すれば大概受ける。
それでも受けなければ、1.~3.を繰り返す。
法則は以上である。
もし、それでも受けなければ、それは前提が間違っているのである。
だから最上流工程である「前提」を再検討すべきだ。
このようなアプローチをもう少し論理的にしたものを「エフェクチュエーション」と呼ぶ。
・手元のできるところからスタートする
・空白の画用紙に島を描いていくイメージ
・最後まで空白は無くならない
の3点が特徴だ。
インド生まれのサラス・サラスバシー博士により2008年に提唱された。
最初に戻って、魅力づくりは本当に不可能なのだろうか。
今一度、静かなところで自分自身に問うてみればいい。
そぉか、こう考えればいいのだと気づけば値千金。
今までの努力を否定することなく、新たな自分のありかたを、新たなレイヤーにして上からかぶせればいい。
これがパラダイム・チェンジである。
だから古いパラダイムに縛られていると、新しい現象を理解できないし、打ち手も読めない。
しかし時代の前提が行き詰まり、新たなパラダイムに入ったことを示す兆候はあちらこちらにある。
外部環境は確かに大きく変化している。
さあどうしようか、の時代である。
この状態を「閉塞感」と片づけるか、「新たなチャンス」と見るかは正に本人次第である。
見方を変え、考え方を変え、行動してみれば、私が何を言っているのかが分かる。
行動しない人には実感がなく、机上のロジックで勝負を繰り返す。
つまり古いパラダイムから抜けられない。
世の中は千変万化。
だから変わらない、とした「前提」に手をつけることは重要なのだ。
それには先ず本気で取り組む事。
同時に身体を動かすことをお勧めしたい。