河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-749

2020年12月25日 | Weblog


新しい時代へ

振り返れば、2020年はコロナ、コロナ、で埋め尽くされた1年だった。
感染症と経済性両方からハードパンチを喰らったボクサーのように、人々の生活は揺れに揺れた。
だが来年、コロナとその変異種は”既知”の物として語られる。

新しい時代の扉が開かれる。

先ず人々は1月6日に米国大統領選挙の本当の結末を知る。
もちろんその結果に日本も対応せねばならない。
日本も自らの足で立つべき、とのゴングを聞く。
少し遅れて世界的な経済収縮は、地球を一周回ってさらなるパンチを繰り出すから、人々も自らの足で立つことに耐えねばならない。

それを「ひどい」と思うか「当然」と思うかは自由だが、時代はより厳しい現実を突きつけるだろう。
ともかくすさまじい時代の扉が開かれる。

我々は今からそれに備えなくてはならない。

今年もあと7日。
強風の中を歩いていくつもりで心しよう。
今日一日を懸命に生きよう。





実行へのヒント-748

2020年12月18日 | Weblog


ペースダウンで「じわくり戦略」

コロナウィルスの感染拡大を受けて、世界経済がペースダウンしている。
航空業界への打撃は並大抵ではなく、海外では「客足の回復は早くても2024年」と見積もっているとの報道が流れた。
その後も「市場の拡大」と元気に叫んでいる企業はない。

SOHO事業者も何とか生き残る収入を確保できたとして、これからの事をどう考えたらよいのか。
しかしこの時期が大切だ。
難しい時代には間違いないが、今こそ「起業家精神」発揮のタイミングである。

まず華々しい経済成長はないのだから、どこに力を注ぐかが重要だ(選択と集中)。
次にモノゴトをどうやって進めるのか。
手本がない。

そこでワイガヤから生まれたのが「じわくり戦略」である。
じわじわと、やりくりしながら、を合わせた造語だが時代にはぴたりと合う。

例えばどこに焦点を合わせるか。
基本はニッチ分野。
大手が手掛けている仕事には手を染めない事。
そのうえで参考3分野を書けば、

・地域で求められる小さな仕事。
・オリジナリティ発揮の分野。
・地道に働けば何らかの報酬がある受注分野、など

である。
それぞれの収益は十分ではないが、3つを足すと「中金持ち」になれる程度の対象を選ぶこと。
これは長期的な仮説を持たねば挑戦する気にもなれない。
ハズレる事もあるが、ともかく標的はこれらに絞る。

次にどう取り組むかだ。
例えば「集客はこうすれば成功する」
などのキャッチフレーズに踊る仕事は短期目標の乱発であり、当たり、ハズレも大きい。
所詮単なる話題ビジネスである。

我々が取り組むべきは長期的に利益を生む分野で、大手が手を出さない分野である。
単なるニッチ分野の攻略と違うのは、進め方が
・じわじわと、やりくりしながら
・急がず、時間をかけて

という常識外の方法、アプローチである。
一仕事10年は、ネットの時代にも変わらない。
ただしIT分野は変化のスピードが速い。
選択事業分野で先頭に立てなければ、単に背中に追いすがるだけの人生になってしまう。

「じわくり戦略」はこの逆。
ゆっくりと、じわじわと「浸透」させて、気がついた時にはあるボリュームのシェアを奪っている、という具合である。
最初の3年で存在を知らしめる。
次の5年で存在感を増してゆく。
最後の2年で収穫の時期を迎える。

こんなのんびりした戦略を大企業は採用できない。
株主資本主義はそれを許さない。
そこでSOHO・個人事業家のごく一部だけがこれに挑戦する。
(自力のある企業も実は行っている。例:ホンダジェット)

私はここで10年後に誰が笑うか、を本気で話しているのである。
しかもここはまったくのブルーオーシャンだ。

「人の行く 裏に道あり 花の山」

やってやれないことはない。
やらずにできる訳がない。