河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-239

2008年07月29日 | Weblog
整理用に使う

MBAやAMPの本に書いてあることは、あなたがいつもやっていることの企業版だから、頭の整理に使うのが便利である。

いつもやっているコレとコレは、こうつながる。
コレとアレはあそこに一緒に置く、とか。

不要なら使わなくてもよい。

あなたの実施している方が時代の先端で、ノウハウは過去の方法をまとめたものにすぎない。
エッセンスの集まりだから、それらは自分の仕事で言うと何々で、これは…、と自分なりに翻訳して利用すればいいだけの話だ。

正解の経営なんて世界中どこにもないし、間違いのない組織もない。
対象は今から先の未来なのだから、いつも試行錯誤である。
新しいものは、自分のこの手で創り出さなければならない。

MBAやAMPがあって経営が行われてきたわけではない。
まずあったのは実際の経営である。

実行へのヒント-238

2008年07月27日 | Weblog
MBAよりAMP

世の中はビジネススクールのMBAばやりだが、それはそもそも”MBAビジネス”であって、アメリカでは管理者になるための能力証明書であることは前に書いた。
(日本ではある業種を除いて必須科目ではない)

しかしそのアメリカでMBAより高位置の評価を得ているのはAMPである。
なぜならAMPは完全に社長養成プログラムだからだ。
(AMP=Advanced Management Program)

翻訳された関係書がすでに出版されているので一回目を通してみることをお勧めする。

そこには日本企業の好事例と同じことが書いてある。
そっくりだとは言わないがほとんど同じである。

つまり高度の経営とは人間を基に築かれるものなのだ。
それは我々が日々慣れ親しんでいるものである。

逆転の発想は大切。

実行へのヒント-237

2008年07月26日 | Weblog
シニアの起業には「智」が含まれている

三鷹ネットワーク大学で事業計画の講義をここ数年続けて行っている。
シニア層の事業計画にハッとさせられるのは「愛情」という「智」が含まれている時だ。

専門知識や科学性やノウハウを売り物にする例もないわけではないが、
・ それだけで事業はできませんよ
と既にご理解されている。

大企業での経験があるから、真っ向から張り合うような事業計画はそもそも作らない。
規模的には小さな事業が多いが、中年以下の世代と明らかに違う点は、きちんと「人間」をとらえようとされていることだ。
この動きが「智」である。

人間は心の動きによって活動するものである。
だからその心をつかもう、というさらなる「智」をも発揮された成果かもしれない。

人間の心と正面から向き合ったときに、単なるノウハウや珍しいものや自社正統化の科学性を売り込むことがどれだけ力を持つか。
それには大した力などない、と言いたいのだ。

ここは年若い層も見習うとよい姿勢である。

さて、皆さんは事業計画を教えているわけではないだろうし、シニアとの交流といってもそれほどの頻度はないかもしれない。

ただ、ここはひとつだまされたと思って”これは”と思うシニアの人をつかまえたらどうか。
お茶に誘って話をされることをお勧めしたい。

「智」はそれ自体では声を発しないが、結構な割合で身近にあり感心させられる事がある。

実行へのヒント-236

2008年07月22日 | Weblog
オモロイこと

学校秀才が面白くもないことをまじめにやって、でも大したことはなかった、という話はあまりにも多い。

教科書に書いてあることは昔だれかがすでにしたことだから、それを丸暗記で来ても大したことはない。
新しいエッセンスなんて1%も入っていない。
頭の中身だけ大きくて何もできなければ生活の役にも立たない。

やはり面白いことは将来にかかった不安定の中にある。
別の言い方をすればリスクだが、これはコントロールができれば面白さに変えることができる。

面白いこと、楽しいこと、がこれからの一大キーワードである。
なーんだ、そこにすべてが集まるんだ。

真面目は尊いが、それだけでは何とも迫力不足である。

実行へのヒント-235

2008年07月22日 | Weblog
バーターの関係

知恵を集めようとするときに相手の頭の中がわからないから、こちらから何かを提案したり提示して
「どう?」
と聞いたらいい、と前に書いた。

これをもう少し細かく書くと
・ 権威
・ お金
を示しても知恵は出て来ない、集まらない、ということである。

別の言い方をすれば、そんなことで集まるのは”タカガシレテイル”ものである。
最新の情報、最高の知恵は”バーター”の関係でしか集まらない。

だからバーターに値するものをまず自分が持たなければならない。
素敵な夢でもいい。
すでに何かを持っているならそれを使えばいい。

でも何も持っていなかったら…
それには他人がやったことのない事を自分で試すのが一番である。

こんなことをやったらこうなった。
という面白い話し。

ただそういう時には知識が邪魔をするので気をつけよう。
時々、前頭葉がフライングしているような(自称)知識人を見掛けるが、たぶん自分では何もやったことがないんだろうと思う。
(だから理屈っぽくて面白くない)

実際にやったらこうなった、という話は上手にいっても、失敗に終わっても面白いのだ。

そういうことを話すオモロイSOHO社長でありたい。
行動力が面白い話を作り、知恵を集める原動力になるのだ。

頭のいいやつはバカになるくらいでちょうどいいだろう。
だって、つまらない所にいい知恵が集まるわけないでしょ。

実行へのヒント-234

2008年07月22日 | Weblog
こうすれば売れる

生活の中でほしいものがほとんどない。
日本人は戦後の急成長でそういう世界を獲得した。

だから普通のものはもう売れない。

売れないのは、
・モノそのものが悪いか
・売り方が悪いか
どちらかである。

ただ、モノそのものが悪いと
「これはだめだよ」
と教えてくれるはずだから大概は売り方が悪い。

大体は最後の脚色が間違っている。
つまり東京に売るなら東京人のプロをかませた方がいい。
何しろ生活の空気を知っている。

ここまで地方に居ながらやろうと思うと大変だ。
まず空気が読めない。
パッケージがわからない。
何よりどう宣伝していいかがわからない。

センスのある東京人と組めばモノは売れる確率が高い。

もっと簡単なのは東京に住みながら売ることである。
東京の空気を吸ったり、電車に乗ってみたり、デパートや専門店を歩いてみるといろいろなことが一挙にわかる。

それが東京のテイストで、地方にはないものだ。
東京の友人ができればもっと生活の中の空気も知ることができる。

売るにはマーケットの中に住むのが一番いい。
戦後の企業もそうして世界中に売り歩いたのである。
いいことなんだから、ひとつ真似してみたらどうか。

実行へのヒント-233

2008年07月20日 | Weblog
地域の経営資源

TVで”地域活性化”などというレポートをやっているが、このようなプロジェクトでは、その後実際にどれだけの地域が活性化しているのだろう。

地域の経営資源は、駅前商店の立地だったり、ロードサイドだったり、隠れ家的な立地だったり、地域にもともとある漁業、農業、観光資源だったりする。
今あるものをさすことが多い。

けれどこれは明らかには間違いである。

これからの最大資源は個人個人の脳みそである。
社長やチーム社員の品格もある。

それらの脳みそが戦っている状態が最大の地域資源だから、ここに注目していない活性化策すべて不発に終わるといってよい。

不発に終わったのは昔の方法で行っているからである。
バラマキだが、いずれ市民は呆れる構図になっている。

相手の頭の中にある物事は、自分から何かを提案しないと出てこない。
いくら金を出してくれるかではなく、お互いの知恵を交換しようよ。
そういうバーターならいいよ、というのが新しい社長の態度である。

こういうことをいつも考えたり、実行していないと本当にダメになり捨てられる。

実行へのヒント-232

2008年07月20日 | Weblog
小さい会社

21世紀はSOHO、マイクロカンパニーが数えきれないくらい出来る。

思えば20世紀はビッグビジネスの時代だった。
車も大きく、排気量だってすごいのが人気だった。

21世紀に売れる車は小さくて排気量の少ない経済車、環境車である。
かようにこれからの会社は小さくて、また小さな市場を制して光る。

もちろん従来からの大企業は続くのであって、それらの使命もまた尊い。

しかし、優秀で個性的な人間が作るのは間違いなくSOHO、マイクロカンパニーである。

そして小さな売り上げでも顧客満足を上げた会社が儲かる(=付加価値大)。

SOHOなら、とか小さければいい、というわけではない。
事業を成功させる知恵がある会社が利益を上げる。

”知識”ではないところに注目してほしい。

儲かるのは知恵のあるSOHO・マイクロカンパニー。
桁違いに面白い会社がやはり勝つ。

そして社員は世間の喧噪を尻目に静かにバカンスを楽しむのである。

実行へのヒント-231

2008年07月20日 | Weblog
折り紙で食える

さて、21世紀のビジネス、ということで巷ではいろいろなことが言われている。
・ ハイテク
・ ナノテク
・ ICT
・ バイオ
・ 環境
・ 介護

とオンパレードだがこれらは今、社会から求められているものである。
そういう意味では正しいのだが、社長が自ら行って、楽しかったり意義を感じるビジネス、という視点が見事にスッポリ抜け落ちている。

なぜなら、これらの事柄を話す人が評論家か、あるいはこう言えば予算が入ると思っている人だからだ。

私は折り紙をしているのが一番楽しい。
そんな人の起業テーマは「折り紙」であり「幾何学」である。

学者になるわけではないから、幾何学の専門家になる必要はない。
それよりも道楽のように仕事を続けて、いずれは学者を上回る、というイメージの方が当たっている。

折り紙では食えません、というのは20世紀の起業家の弁である。
21世紀は折り紙で食えるのである。

21世紀は智の世紀である。
だから折り紙でも食える。

そういう起業がこれから流行るが、20世紀の頭ではまったく理解できない。
残念な話しですが。

実行へのヒント-230

2008年07月20日 | Weblog
実際に試してみたか

SOHO・マイクロカンパニーのことについていろいろ書いたり言ったりしていると、いろいろとご意見をいただく。
アイディアもいただく。

ご自身の意見やアイディアを色々と仰るのはいいことだが、
・ 実際に試してやってみたかどうか

あとから確認してみると、行っている人は少ない。
圧倒的に少ない。

ということは、一般の人はいろいろ言うけれど一つも試してはいないわけだ。
あるいは二、三、試したかもしれないけれどすぐあきらめている。

ポイントの一つは、ここだと思う。