あらためて見直しを
不景気が来た。
この不景気は事実だが、これへの「解釈」は自由であり、勝負である。
ピンチをチャンスにと逆手をとるなら、「商品・サービス」の見直しは非常に効果的なアプローチの一つと言える。
気取って言えば、「未来事業の開発」。
ついこの間までは、
・どうすれば顧客が増えるか
の声が大きく、そのためのネット活用と販促ノウハウが流行った。
これからは別次元に入るので、
・商品・サービス
という大元の手直しが主題としてふさわしい。
だから早く着手したほうが良い。
なぜなら社会環境の変化は早く、新事業を準備するには時間がかかるからだ。
消費者が買うもの自体に変化が起きる。
しかしそれは頭だけで考えてもわかるものではない。
・ 小さく試していかなければわからない。
・ 市場と会話しないと売れるものは開発できない。
そういう傾向がますます顕著になる(プロダクトアウトの終焉)。
勿論、皆が成功するなどと無責任なことを言うつもりはない。
成功者とは少数派だから成り立つ論理である。
ただ、この益々厳しい時代にあっても、風はSOHO・個人事業者へ吹いている。
これからは人々の要求が多様過ぎて、大企業では手からボロボロこぼれる。
また顧客は同じ価格なら、必ず自分が気に入る方、サービスの良い方を買う。
それも全員が違うフィーリング・ライフスタイルを優先し、暗黙のうちに要求する。
贅沢を知った先進国ではみな同じである。
細かく丁寧に対応すること(小回り)が重要である。
つまり我々の前には新しい事業機会が広がり始めているのである。