河瀬ビジネスサロン ライフワークを育てよう!

コーディネイター河瀬謙一@SOHO CITY みたかからの発信。
お金をかけない起業と経営で豊かな人生を!

実行へのヒント-731

2020年03月22日 | Weblog


あらためて見直しを

不景気が来た。
この不景気は事実だが、これへの「解釈」は自由であり、勝負である。
ピンチをチャンスにと逆手をとるなら、「商品・サービス」の見直しは非常に効果的なアプローチの一つと言える。
気取って言えば、「未来事業の開発」。

ついこの間までは、
・どうすれば顧客が増えるか
の声が大きく、そのためのネット活用と販促ノウハウが流行った。

これからは別次元に入るので、
・商品・サービス
という大元の手直しが主題としてふさわしい。
だから早く着手したほうが良い。

なぜなら社会環境の変化は早く、新事業を準備するには時間がかかるからだ。

消費者が買うもの自体に変化が起きる。
しかしそれは頭だけで考えてもわかるものではない。

・ 小さく試していかなければわからない。
・ 市場と会話しないと売れるものは開発できない。

そういう傾向がますます顕著になる(プロダクトアウトの終焉)。
勿論、皆が成功するなどと無責任なことを言うつもりはない。
成功者とは少数派だから成り立つ論理である。

ただ、この益々厳しい時代にあっても、風はSOHO・個人事業者へ吹いている。
これからは人々の要求が多様過ぎて、大企業では手からボロボロこぼれる。
また顧客は同じ価格なら、必ず自分が気に入る方、サービスの良い方を買う。
それも全員が違うフィーリング・ライフスタイルを優先し、暗黙のうちに要求する。

贅沢を知った先進国ではみな同じである。
細かく丁寧に対応すること(小回り)が重要である。

つまり我々の前には新しい事業機会が広がり始めているのである。




実行へのヒント-730

2020年03月18日 | Weblog
豊に充実した人生は

SOHO CITY みたかも22年を迎えた。
「あれは、いったいどうなったんだろう?」
という声がある一方、ステルス型で事実、現実は一歩ずつ進んでいる。
我々が育てようとしたSOHOビギナーから良くも悪くも多くのことを学んだ。

今進んでいることを具体的に言えば、

・ みたかネットワーク大学の身の丈起業塾はブランニューされて今春お目見えする。

・ FABスペースもIOT, プロトタイピング実現の場として生まれ変わるだろう。
 本来の素直な心、「作る楽しさ」をもっと取り戻してほしい。

・ SOHOのセグメンテーションをそれぞれが実行し生かしている。
 それぞれの業種業態、レベルでコミュニティを形成していく。

・ 自分とチームを組むのは誰か、を見極めている。
 組むべき優秀者は十分な社会経験を積み、かつ「学び」を続けている人である。
 単なる一流企業定年組では太刀打ちできない厳しさがある。

・ 学び行う人はどんどん伸びる。
 そうでない人は、そもそも話が合わなくなる。
 近い将来こういう人は気を付けないと、という時代が既に来ている。

・ 都市の不動産業に代わって、知的労働者の台頭が進む。
 これこそSOHO CITY の本質である。
 お金だけでなく、QOLを追求する人もどんどん増えている。
 そのための努力をしている。
 定年退職、お金と時間があります・・・は、幸せの必要条件であるが、もはや十分条件ではない。

などで、これらは実際に周辺で起こっている事実である。
時代は多極化の様相を示す。
それでも、大変でも、辛くても、豊かで充実した人生を手に入れたければ以上の結論となる。

温故知新、さあ働こう!

実行へのヒント-729

2020年03月14日 | Weblog


プロトタイピングの三鷹

好奇心が強く有能な人、つまりマイクロマーケットを発見しようとするタイプの人は、流行りのスマートシティへの参加などが見込まれる。

スマートシティは3つの要素からなる。
① 人的な集まり=協議会
② IOTのプラットフォーム=システム
③ 現場、地域のデータを実用化する活動=実務

三鷹市は古くから市民参加が盛んな郊外都市であるから、協議会の設立は特段困難なことではない。
IOTのプラットフォームはシステムを選ぶための「学びの場」をまずは作る。
地域や現場の声をデータ活用につなげるには、職場の、あるいは市民の「学び」と交流が有効だ。

ただスマートシティをどーんとやると膨大な資金投入が必要になる。
であれば、スマートシティを名乗らずその前段階の

・プロトタイピングの三鷹

として明確な旗を上げるのが良いと思う。
ここでは多くの人の活躍の場が広がる可能性がある。
例えばSOHO・個人事業家はアドバイザーや学びの先生になる可能性がある。
20年ほど前からある”シニアSOHO普及サロン”のメンバーも活躍の機会が広がる。

しかもこのプロトタイピングは将来の産業創出につながる、という重要な意味をも持つ。

旧来の組織だって先細ることなく再生できる可能性がある。
勿論、学び、試し、工夫を続ける努力がなければだめである。

・それが当たり前
の”まち”になれば楽しい。
楽しいところには自然に人が集まる。

これらへの取り組みも
・「人が喜ぶこと」「困っていること」を、ちょっと工夫して解決する考えと行動
の応用である。

ポストモダンの経済停滞、精神高揚時代にはこのようなことが似合う。
また、市民が作る小さな学びのユニットを独立自営業事業で行えば税金投入は最小限で済むだろう。
あとは自分で稼げばよい。

その代わりといってはなんだが、行政は活躍する人々を顕彰し、記念バッジ等を進呈すればいい。
SDGsのように市民の誇りにつながるバッジである。

ほかに全体の組織としては、海外、他の都道府県など行政区をまたぎ、多様な人々をつなぎ、常に情報が流入し交流する道をひらいておくことが不可欠だ。
それぞれの国の、それぞれの地域の人々が前へ進むための、これらの試みへの組織は未来へのダイナミズムを内包する。
それへの外部の協力者が大切である。
内包されたエネルギーは、いずれ外へ噴き出す。
これもまた楽しみである。

これらは「世の中をよくする事業」であるが、それはこれからの時代に必要とされる事業でもある。

実行へのヒント-728

2020年03月13日 | Weblog


マイクロマーケットの発見~その3

マイクロマーケットの実例として、私の事例を挙げてみよう。
SOHO CITY みたかの活動が長いから、その周辺の物事が多い。

SOHOプラザAの経営(SOHO入居施設) 
起業・経営相談員
SOHOフェスタ (受託事業)
みたか身の丈起業塾講師

などで、本業のE-learningビジネスの上にちょこんと乗っかっている。

・堅実な本業が1F
・人様の役に立つマイクロビジネス、が2F
・3Fはじっくり構想中。この夏にプロトタイプをリリース予定。

というのが私のビジネス形態で、このワークスタイル。ライフスタイルが割と気に入っている。

そのほか、他のチームSOHOをコンサルタントする人(お友達価格)、ミタカネットワーク大学での講師仲間、ボランティアのワシントンとの子供の絵の交換事業のヘルプ、など事例は書き出したら止まらない。
すべてマイクロマーケットを発見し(あるいは頼まれて)て収入を少し増やすモノゴトである。

これから世界的不況が来るとすれば、背骨ごと折れてしまうような事業ではなく、マイクロビジネスの束を内包するビジネススタイルが強い。リスク分散ができており、過剰な競争にもさらされない。
たまに停止する事業もあるが、いくつかある中の一つだから被害とも思えない。

時代としてもマイクロビジネスが行いやすい環境になってきた。
あとは混合比率の工夫と、きちんと働く姿勢である。

給料を「もっと多く」もらうことばかり考えずに、自から考え出した仕事をやってみたらどうだろうか。
それへの練習をするには、今回の不況はいいチャンスである。
このような形にとらわれる必要はないが、仕事の複層化を行う事は下請けオンリーからの脱却につながる可能性がある。
(仕事は仕事を呼ぶ)
サラリーマンは定年後のライフワーク発見につながるかもしれない。

実行へのヒント-727

2020年03月12日 | Weblog



マイクロマーケットの発見~その2

コロナウィルスとその騒ぎが世界を駆け巡り、株価は暴落し、世界のサプライチェーンは断絶しつつある。
株暴落について、2008年にはこう言われた。

「これは100年に一度の不況だ!」

それからまだ12年しかたっていないのに、
・株高でたいへんよろしい
・世界の経済は堅調
と、つい一週間ほど前まで世間が浮かれていたことを我々はしっかり胸に刻んでおこう。

人々は長期的な思考回路を捨て、近視眼的に世の中を見る癖がついてしまったようだ。
これは明らかに思考の劣化である。
思考が劣化しているのが世界なら、劣化しない思考を持った人の出番である。

・コロナ騒ぎは程度の差こそあれ、これからも続く
・経済は堅調どころではない。これからが大変だ。
・株は下落する。世界的なバブルの崩壊である。
・年金支給額も減る。破綻しないとすればそのシナリオしかない。
・収入だって減る。100年に一度の不況はまだ続く。

とすれば、収入課題解決方法のひとつがマイクロマネーの確保なのである。
不況と言われるときの安定収入とは、実業で、確実に下から積み立て上げた収入の確保であり、高い年収(企業の給料)ではない。
なぜならこれは長期的にどんどん不安定になるからだ。

前回述べた如く、
・「人が喜ぶこと」「困っていること」を、ちょっと工夫して解決する、という考えと行動
を現実に即して考えた人はいらっしゃるだろうか。
もしいれば、その人の未来は明るい。

加えて将来実際に3万円を手にすれば、一つ桁を上げた30万円の収入も視野に入るはずである。
なぜなら実感を持てたから。
実際に頭を働かせ、いくつかの試行錯誤を経て3万円を手にしたときはじめてわかる感覚がある。
その事実が大切である。

起業の本で言われる、ゼロから1への思考回路の変化である。

さあ、何かを始めようと思っただろうか。
思えば正解。
思わなければ救われない。

行動を起こさない人は、実に「大変な時代」を迎える。
コロナ騒ぎはそのトリガーを引いたのである。

実行へのヒント-726

2020年03月10日 | Weblog
マイクロマーケットの発見

不景気な要素はたくさんあるが、自分を見直すと意外に将来は明るいという話をしよう。

消費税の切り上げでモノやサービスを買うと罰則2%が課される、と決まったのが昨年10月。
実感では今年の1月に始まったコロナウィルス騒ぎは今も続く。
多くの都市が封鎖される中国依存の産業構造(国際水平分業)の見直しが必要だといわれる中、株価の暴落(日経平均株価、2万円割れ)は昨日、3月9日(月)。

これではこれからの社会と自分の未来は暗い、とだれもが思う。

こういう時がチャンスである。
何がチャンスかというと、自分自身の棚卸と身近な小さな収入源の発見である。
これをいくつか集めると結構な金額になる。

「そんな小さな話はどうでもよい!」
という前に、今一度見直してみよう。
それは素直に、「人が喜ぶこと」「困っていること」を、ちょっと工夫して解決する、という考えと行動のことである。
このとき、社会的意義とか、マクロ経済はとか、日本の今後とかのハナシは案外邪魔である。

さて、関ヶ原の戦いとは1600年(これは覚えやすい)。
この年から100年たつと江戸も成熟文化時代を迎える。

この1700年代と周辺が面白い。
和算、浮世絵、染め物、動物愛護(生類憐みの令)。
貝原益軒の養生訓発表。
新井白石、杉田玄白、本居宣長らが活躍したのも1700年代である。

関ヶ原の戦いで国家の腰が定まり、100年たつと成熟爛熟期を迎えた。
ここらは江戸時代中期と位置づけられるが、物質的にはまだ貧しいのだから精神の高揚が飛びぬけていた時代、と見ることができる。
西洋で言えば、物質より精神的価値に重点が置かれた「中世」に対比できる。
東も西もオーバーラン(行き過ぎ)があるとしても、ひとつのよき時代の到来である。

現代に置き換えれば、GDPの国際順位をさらに下げたとしても、経済力は中の上で高止まり。
困った人は国家が救い、飢え死にする人がいないのだから長い目で見れば幸せ。

時代の腰が定まれば、楽しく生きようとするのが人間である。

塵も積もれば山となる。
ここで身近で小さな収入源の発見が出番となる(大きな収入源の発見ではないlことが本物のイノベーションである)。
そしてこのような事実に気がついた人から個人の景気は本気で回復する。
その分だけ現実として回復する。
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もし3,000万人の国民が、月収3万円のマーケットを見つけ、1年12か月間価値を提供すれば、
=ざっと10兆円のGDP増額で=これは日本GDPのざっと2%増を意味する。
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まあGDPはともかく、自分の再発見で収入が増えれば嬉しい。
収入ベクトルが上を向くと心が晴れ晴れとする。
未来は明るい!
これが人間の偽ざる一面なのだ。