【2017.05.30(tue)】
★こんなに凄い群落があるなんて…
・Fb友さんの投稿記事を沢山見掛けるようになったので、
宍粟市千種町西河内にある
<ちくさ湿原のクリンソウ>を訪ねてみました。
ちくさ高原スキー場の直ぐ手前、キャンプ場の道路を挟んで向かい側に位置しています。鳥取市内から約85km、2h程度です。
スキー場へのルートと同じですから勝手知ったる道です。今は雪がない分早く到着できますね。
近くなると「クリンソウを守る会」によるのぼりが随所に立てられていて迷う心配はありません。
・入場口にある立派な看板。
遊歩道沿いには“クリンソウ”にちなんだ句碑が並びます。
「クリンソウを守る会」は2012年に発足したとのこと。
・園内には3つのコースあり。初級向けの600mから健脚向け2kmまで。遊歩道の総延長は2.5km。
それぞれのコースは重なる部分があり、丹念にみると全体で3km位歩くことになると思います。
。
・今日はピーカン、日陰の花あり、木洩れ日が斜めに差し込んで、花を照らしたりと楽しみは様々。
しかしここは曇天や雨天でも別の趣を見せてくれるだろうと思います。
・管理はされていると思いますが、人の手が入っていない?と思うほどに自然が残っています。
・遊歩道で巡る7つの群生地には、七福神の名前がつけられていて其々趣が異なる。
・全域で15haの広さ。アップダウンやぬかるみもあるので、軽いトレッキングシューズがお薦めです。
・コース途中から見える“ちくさ高原スキー場”
こちらにあるネイチャーランドで開花状況を教えて頂けました。
・お寺の屋根の先端についている九輪に似ているところからこの名前がついたのだそう。
湿原全体では40万株にもなるらしい。しかし兵庫県の絶滅危惧種でもあります。
(レッドデータブック:Bランク指定)
・未だ枯れ花は殆どなくむしろ蕾が多い状態でした。
県外から足を運ぶ者にとっては、花期が20日間位と長いのもありがたいこと。
・渓谷の湿地や山野のせせらぎ近くを好む種のようです。
色合いの異なる4種類が確認できました。
・歩きに自信がなくても平地の“クリンソウ満喫初級コース”なら約600mの距離で
“寿老人” “福禄寿” “弁才天”の三つの群生地を周回することになり充分楽しめます。
・兵庫の花のスポットとして名前だけは知っていましたが、こんなに広大なエリアが広がっているとは…
国内最大級という謳い文句はなるほどと頷ける。
後半は道迷いしながら全コースを歩き、3h弱滞在していましたがまだ心残り…
こんなに去り難く思った場所はそうありません。
・例年、見頃は5月下旬~6/20頃までとされています。
朝の到着時には3台ほどだった車もお昼には数十台に。関西・四国からの来場者も多いようです。
これほどの規模ながらゲートも何もなく入場無料というのは珍しい。維持管理費を取ってもいいのではと思う程に素晴らしい。
・鉢物としてのクリンソウは何度か買い求めたことがありますが、直ぐに枯らしてしまいました。
今日この地の生育環境を見て、我が家でこれを再現するのはとても無理だと感じました。
諦めてこの季節には撮りに出掛けることにしましょう。
That was a wonderful world.
See you.
I.O