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FRBの行う1兆ドル財政支援

2012年12月13日 16時38分04秒 | 経済関連
日本の次期政権期待ということで、円安が進行しているのだそうだ。
一方の米国の状況は、といえば、遂に「謎の政策」が発動された。日本と状況が異なる米国での金融政策の意味は、「デフレ脱却」が必要な日本とは全く別だろう。

>http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE8BB01K20121213?sp=true

FOMCで、新たに毎月450億ドルの国債買入を決めた、ということらしい。しかも条件付きとして、失業率6.5%をガイドポストとする緩和策継続、だそうだ。
これは既にデフレ対策という代物ではない。
単なる財政赤字ファイナンスの肩代わりである。そして、ファイナンスの結果もたらされる果実は、財政支出の収縮を防ぐことで景気回復に繋げたい、ということであろう。


もしも、失業率水準を「理由づけ」に出さなかったとしたら、一体どういう根拠で今回の都合「毎月850億ドル」=年1.02兆ドルの国債買いを行うのか、ということの説明ができないから、だろう。


以前にバーナンキ議長の説明していたのは、失業率を数値目標として金融政策を実施することはできない、としていた。”事実上の”(笑)インフレ目標についての説明をしたのを、ご記憶であろう。

12年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f9680fdcb431f31505be046a2cacc48e
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/363b480480dd89ed2a22d47887cc872c


この中でも記述されていた通り、『雇用の目標(=失業率)を具体的に定めることは適切ではない』としていたわけである。説明もそうなっていた。ところが、1年と経たぬうちに変更した、ということになると、それは一体どういう論理によるのか、何故そんなことが起こったのか、ということが問題になるわけである。

それなのに、失業率6.5%まで、という具体的数値を挙げてみせたのは、「あくまで財政ファイナンスとは受け取らないで欲しい」という意図であろう、ということがアリアリと伝わってくる、ということだ。


単純に1兆ドルというのは、単年の財政赤字規模である、ということがある。米国債の買い手が不足気味な折、中国が買わない、日本もあんまり買わなくなった、ということになれば、今後の米国債需給は「厳しくなるかもしれない」ということが予想されるから。そこで、FRBが大きく買い越せば、需給は保たれ、結果的に金利上昇を食い止めることができる、ということになる。これは、借金帝国(=米国)への「意図的利益供与」に他ならない。


金利上昇を防ぐことで債務上限問題への時間稼ぎが行える、ということだ。
1月に公表していた米国のPCE水準というのは、要するにインフレ率の基準となる指標なわけだが、1年間を通じて1.5~2%程度のレンジに落ち着いており、何も「特別な緩和策」をそれほど必要としていたとも思われないわけだ。その上、大統領選挙直前くらいには失業率改善が伝えられ、結果的にはこれまでの緩和策がほぼ効果を発揮してきており、「うまくいった」部類であると評価できるだろう。

ところがPCEの数字が1%を割りそうだ、というようなトレンドでもないようなのに、すなわちデフレに陥りそうな感じではないはずなのに、ツイストオペの代替策として買入増額となれば、「それはどうしてなのかな?」と感ずるのは無理なかろう?

そうした疑問に先回りして答える、という意味において、「失業率6.5%」という具体的数字が「ターゲットではないが、ガイドポスト」であるとして提示された、というわけである。もしもこの説明が存在していなかった場合、失業率は回復してきた+PCEは1%程度から順調に回復してレンジ内(1.5~2%)に収まっている、というのに、何故「新たな緩和策追加が必要なのか」ということが理解できないでしょう?


しかも、緩和策といっても、日本みたいなデフレ環境ではないにも関わらず、国債買入増額を行う理由といえば、財政収支赤字がキツイ=需給手助け、ということくらいしか理由が思いつかないわけであるから。
10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f9d9fd75361691027c94001b23bd734b


ゼロ金利継続期間を提示するのであれば、文言を「13年半ば」から幾度か変更してきたわけで、policy duration変更という形でも十分と思えるわけである。実際、2010年までのPCE低下期間を抜け出すことができ、反転してきたわけですから、効果はあったものと考えてよいはずなのです。


そうであるなら、特別な政策変更の必要性というものを感じることはできず、敢えて今回のような米国債買入450億ドル増額を踏み込む必然性というのが理解できない、ということです。

唯一あるとすれば、財政ファイナンスの手助けに他ならず、それは「日本もジャンジャン買えよ」という安倍政権への超期待の裏返し、ということにしか思えないわけである。金利が低い=高値で買えってことですから。

それに加えて、経団連会長であるところの米倉さんが、「安倍総裁の言ってた経済政策は”まっこと”に正しい、批判して悪かったな」と詫びたんだそうだ、というニュースを見たことも疑いの目を向ける要因だ。

だって、これまで散々間違った経済の理屈を言ってきていた経団連会長が、急に改心しました、とか、なると思う?
それは、そこぞの筋から「余計な批判はするんじゃない、日本にドルを買わせる算段をしとけや、ボケ」という入れ知恵があったものと考えるのが普通だ。自ら経済論理の正誤を気付けるなら、これまでの間違いのオンパレードが説明不可能だし、つい最近でも安倍総裁はおかしい、みたいなことを言っていたことと整合性がつかない。


米倉会長がすんなり「ああ、ワシの発言・論理が間違っていたわ」と認めるのは、「アメリカさま&財務省等霞が関」の筋から言われた場合だけ、と想像しているので。従米派の米倉会長が翻すというのには、それなりのワケがありそうだ、ということさ。

ま、これはいいとして、FOMCの発表を見て疑問に思わないわけないだろう、ということだ。
米国のドル安要因(新たな緩和策追加)と日本の安倍政権への「まだ見ぬ政策への期待」を比較すると、日本の方が「ずっと緩和的なはずだ」=円安、というのも、不思議ではある。市場参加者たちの考えというのは、そういう評価なのだろうか。アメリカ以上の緩和を日本が実行できる、と信じている、ということであろう。その根拠がよく分からんが(笑)。





北朝鮮の衛星打ち上げ報道

2012年12月13日 02時47分44秒 | 外交問題
これも、何だかよく判らないものだった。

今朝の新聞各紙では、発射台からの「取り外し」とか「解体」などという報道が出されていたのに、午前中に発射となった、ということだった。

なんで急に発射に切り替わったのか?

変な話ではある。
液体燃料の取扱なんかでも、発射台から除去したり、再設置したりというのは、そんなに簡単に行えるものなのか?数時間程度で行ったのなら、どういうことだったのだろう?


判らないことが多すぎる、とは思う。

で、かなりの時間経過後になって、発射映像が公開されたらしい。普通に考えれば、北朝鮮が自慢したいなら、成功後即座に映像を流すよね。だって、大成功だったんだから。


まあいい。
韓国あたりが映像を入手するまで時間がかかった、ということかもしれないので。

そのニュースというのがこれ>http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121212/t10014148751000.html


ふと思ったんですがね、4月の発射の際に海外メディアを招いて公開していたのと雰囲気が違うんじゃないかな、と。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/feaf21ba785450dea44fa4ad6bbb462b


4月時点では、チャチなパソコンが数台置いてあるだけの、チャチな部屋だった。正面のモニタ類も、もっと小さいのが一つしかなかった。
管制室みたいな部屋の床も木造とかで、机もボロだった。

ところが、12月時点になると大きく改善されていた。
正面のモニタ類は複数で、サイズも複数。大型画面となった。

並んでいるコンピュータ類も数が増えて、机も立派になっていた。床や壁もコンクリートっぽくなっていた。

まるで「別の場所、部屋」のようだった。

あれか、8ヶ月以内に一新した、とか?それとも、前には隠しておいたとか?
変だよねえ、自慢する為に海外メディアを呼んだはずなのにね。ボロを見せる、と。
でも、今回は立派な方を公開した、と。隠すつもりなら、今回もみすぼらしい方を出しておけば良かったはずだからね。


こんなに短期間で、そんな向上するもんなんだろうか?ちょっと疑問だわな。


北朝鮮って輸入制限を課されているから、電子部品とかロケット製造に関するあらゆる部品なんかが調達困難なはずなんだよね。誰がそれを提供したのかな?
韓国との合弁の工業地帯もやめたんでしょう?
外貨をどうやって稼いでいると?
中国が部品を輸出しているとしても、外貨がなければ無理だしね。金の入ってくるアテがあるとも思えないわけだが。アメリカさまとの裏取引を引き受けるようになって、金回りが良くなったようにしか見えないわけだが(笑)。


日本の種子島の基地とか、アメリカのヒューストンの基地とか、そういうのを一切合財、全部切り替えて一新したような変化を、北朝鮮にはできた、と?わずか半年くらいで?


ウソくさい。
発射台の形状にしても、4月のものと見た目が違うように思う。
発射台、管制室、等々を新しくした、と。ふーん。


ところで、韓国は先月末に同じような衛星打ち上げを予定していたのを、土壇場になって延期してましたな。失敗続きらしいですが。

世界的電子機器企業のサムスン擁する韓国は、衛星ロケット失敗、と。でも、まともな産業もない北朝鮮は自国生産・自国開発でもって、衛星打ち上げが楽々できてしまったよ、と。


本当にそんなことがあるもんなんですかね。だとすると、韓国の工業技術力は北朝鮮以下の水準、ということになりますけど。色々と謎は尽きないね。

疑問点は多い。


沖縄への脅しですか?
それとも、選挙報道に何か影響を与えるとか?
自民への応援ですか?


勘繰りたくもなるわな。このタイミングですので。
いつカードを切るか、というのを見計らっていたものを、昨日(11日)~今日(12日)にかけて、何らかの変更が行われた、ということかもしれませんな。


12日には、大事なことがあった、ということか?
それとも、島原市長選挙の結果に触れられると困るとか?


判らないことが多すぎるね。



不可解な事件~角田被告の留置所内自殺

2012年12月13日 02時03分06秒 | 社会全般
まるで分からない事件だが、自殺というのも極めて不可解だ。


>http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121212/k10014143661000.html

自殺したとされる角田被告は、ワイドショーや週刊誌を賑わせていた「極悪な」犯罪者のようであったわけだ。そんな「鬼」のような人物が、しおらしく「死にたい」とかいって、簡単に自殺などするものなのだろうか?


反省をするとか、罪悪感を感じるということでもなさそうに思え、どうせこのまま行っても死刑は確実だから、面倒なので死んじまうか、というようなことなのだろうか?

ただ、そう簡単に「もうダメだから自殺したい」なんていうタマか、とは思う。なので、かなり疑問に思えるわけだ。


もっと不可思議というのは、自らが仰臥位になった状態で自分の首を絞めて死んだ、という報道発表なのである。

これを聞いた時、誰しも思ったのではないか?
自分で首を絞めて死ねるものなのか?、と。


そう、普通に考えると有り得ない。
それくらい困難だ。


その理由を書いてみるよ。


まず、窒息死すると仮定すると、達成されるには条件があるものと思う。

首を絞める(紐とかロープ状のものや、手などかな)ことによって気管が潰れて気道閉塞となってしまう、としますか。

そういう状態に陥っても、人はすぐには死ねない。
体内にある酸素が消費し尽くされるまでには時間がかかるから、だ。血液中に存在する酸素がほぼなくなるまでは、死ねない。

脳虚血となり、脳死に至って、呼吸中枢が止まるまでは、絞め続ける必要がある。自発呼吸が再開される状態で気道閉塞が解除されてしまうと、呼吸ができてしまうから。なので、意識を消失した後でさえ、閉塞を続けることが必要。


ロープ状のもので絞める場合には、単なる気道閉塞よりも意識消失までの時間が短いであろう。本件のシャツで代用する場合でも、ほぼ同じようなものであろう。首に巻きつけて絞めた、ということだから。

短時間となる理由は、単なる気道閉塞の場合と違って、頚動脈が絞まるから、だ。
流れで書くと次のような違いがある。

・気道閉塞→肺に酸素が行かなくなる→血液中酸素濃度が低下→脳虚血(低酸素)=意識消失

・頚動脈圧迫→脳に血流が行かなくなる→脳虚血(低酸素)=意識消失


血流が途絶える方が、はるかに早く低酸素状態となるため、意識消失しやすいだろう。柔道の絞め技と原理は同じだから。

これと違って、気管を潰して空気が通らないようにして、窒息させるのは意識消失まで時間がかかる上に、圧迫(絞め)の強さはかなり強力でなければならない。気管は硬いから。ところが、頚動脈は弾力性がある為に圧迫閉塞は気管閉塞に比べて容易であろう。自発呼吸が停止するまで圧迫すればよい、ということになる。


ただ、どちらも同じなのは、完全呼吸停止となる前に意識消失が起こるはずだろう、ということである。

さて、ここが最大の難関だ。
意識消失が起こった後でさえ、自分の首を絞め続けることが可能なのか、ということである。普通は、意識を失えば、急速に脱力してしまうであろう。そうなると頸部圧迫は解除され、血流は再開される。すると、心停止しているわけではないので(むしろ頻脈となっているはずだろう)、脳血流が再開されると意識回復となるし、呼吸中枢は簡単に復活するのではないのかな、と。


よくドラマなんかで、意識消失した女性なんかが倒れたりするでしょう?
ああいうのも、筋力が低下してしまって、立っていられなくなるから、フラっとなって倒れる、ということのはずなのですよね。


力の抜けた人が、果たして首を絞め続けられると思うか?

まあ、有り得ないでしょうね。


となると、他殺しか考えられないわけです。

しかも留置場の巡回記録が詳細であった、ということであると、意図的に殺害された可能性というのが濃厚ということになってしまいますね。記録は、その線を消す為に用意されていた、という意味です。


何故、そんなことをする必要があったのか?


情報操作ですかな。
マスコミの情報統制を考えた、ということですかな?


ミサイル発射報道が出るとは思っていなくて、別の線で動いていたということなのでしょうか。謎が多いですわな。