いやー、暑かった。死ぬほど。体が溶けるかと思うくらい。
田舎者の私は、人が多くて参りました。
今日は、「ほりえもん出馬」のニュースに多くの人々の関心があると思いますので、その隙に、こっそり告白してしまいます。
皆さん、いよいよコイツは狂ったか、と思われるでしょう。きっと、大笑いするでしょう。そして、冷ややかというか失笑の種にしかならないでしょう。でも、笑わないで下さいね。
本当に恥ずかしい話ですが、応募してみたんですよ。馬鹿だと思っているでしょ?そうなんです、大馬鹿者です。
妻にも、「死ぬから、止めて。馬鹿じゃないの?これから、どうするのよ。破産したらどうするの?」と、散々罵倒され、「止めて」と何度も念押しされました。でも、「東京に行く」と言って、旅立ったのでした。その顛末を、少しお話したいと思います。
人生でこんな経験が出来るなんて、滅多にないことです。それに、まさか本当に呼ばれるなんて思ってもみなかったですし(笑)。
ネットだけではなく、現実世界でも何か行動してみようと思い、ダメもとで一応出してみたのです・・・。
あれは、火曜日の夜11時20分ころに携帯に電話があったのですが、それは気付かず、翌朝携帯を見て、東京から2回電話がかけられたことが分りました。それで、「まさか、自民党から?」などと変な期待をしながら電話してみたら、「はい、自民党改革実行本部です」みたいな感じで、言われて、「あと1時間以内くらいに、こちらからお電話します」と言われました。
率直に驚きました。ええっー!うそ、まさか、自分が??という感じで。
それから、電話が来るまでの時間がとても長く感じられました。半分舞い上がってしまい、「審査に通ったってことなのかな・・・」などと、色々な想像をしながら、待ちましたよ。私にとっては、一大事ですから。
そして約40分後くらいに、「党改革実行本部のS参議員と申します。一次選考を通過されました。それで、ご意思の確認ですが、選ばれたら選挙に立候補するということでよろしいでしょうか」と唐突に訊かれました。ここでも、「うそ、マジかよ、本当なの??」と内心思いましたが、勢いで「はい、出ます」と言ってしまいました。すると、「それでは、明日4時に党本部まで来て頂けますか?」と訊かれ、「はい」とそこでも即答してしまいました。「えー、仕事どーしよ」と思ったのですけれども。でも、勢いで答えたのでした。「遠いですが、宜しくお願いします」と、議員だけに「お願い」は上手で(本当にそう思います)、こちらが拒否できないような感じの声なのかもしれません(笑)。
議員の後で、今度は党の職員の方から、来る時の簡単な説明をされて、「党本部がどこにあるか分りますか?」と聞かれて、「いいえ知りません」と答えたら、行き方を詳しく教えてくれました。永田町にあるんですね、当たり前なんですが。テレビで見てると、国会議事堂と自民党本部が近くにある、なんていうのは全く分りませんからね(笑)。私、マジで田舎者ですので。
急遽翌日仕事を休む段取りをして、バタバタと手配などをしました。そして、家に帰ってから、妻に切り出しました。
「絶対に笑わないでね。実はね・・・」と、応募した話をして、東京の自民党本部に呼ばれたことも説明しました。
すると、話を聞いた妻が、「そんなの本気にする方がどうかしてるのよ。仕事はどうするの?落ちるに決まってるでしょ」とか、色々反対されました。でも、自分が試してみたい、ということを話すと、最終的には諦めというか冷淡な笑いを浮かべながら、「じゃあ、行ってくれば。それで気が済むんでしょ?」ということで、納得してもらいました。でも、どこか半信半疑。きっと、私が選ばれる訳が無い、と思っていたんだろうと思います。だって、それまで家で政治の話とか、自分が候補者になりたい、とかそんなことを言ったこともないですし。単なる平凡な生活をしている人間でしたので。
一次選考の基準はどういうことなのか、全く分りません。ただ言えることは、私のように大した学歴でもなく、特別立派な経歴でもないのに、一応呼ばれるチャンスがある、ということです。全く何の政治的活動や実績がなくても、また、親が立派とかそういうことでなくとも、選ばれる可能性だけはある、ということです。きっと、候補者選びには、知られた名前とか、地方議員の2世とか、代議士秘書とか、そういう経験が何も無くとも、本当の「熱意」だけ(爆、私のようなショボクレもの程度でも)あれば、面接してもらえる可能性があるということです。案外公平なんだなー、と思いました。コネも名声も関係なく、誰でもチャンスがあるのです。
そして、いよいよ出発の朝、木曜日です。夏物のスーツは結婚前に妻が買ってプレゼントしてくれたものが一着だけで、それを着ていくとにしました。悩んだのは、ネクタイ。して行くと、抵抗勢力みたいだし、クールビススタイルで外すと、貧相で締りが無いし、「なめてるのか」とか思われるんじゃないかな、とか。考えた挙句、ネクタイをすることにしました。日帰りだし、着替えなどは持たずに、大した荷物もなく、本とか筆記用具とかカギくらいです。昔使っていた、革のブリーフケースだけ持って行きました。
それと、今は夏休みシーズンなので、交通機関はとても混んでいて辛かった。移動は、人が多いとキツイです。苦手かな、やっぱり。
東京には予定より2時間ほど早く到着しました。だって、よく知らない場所を行くのですから、余裕を持って行った方がいいかな、と。
そこで、ちょっと東京見物をしてから行こう、と考えました。以前皇居と警視庁は見たことがあったので、今回は国会議事堂を見てみよう、と。JR有楽町の駅に着き、地下鉄に乗らずにそこから歩いてみよう、と思ったのですが、これが非常にまずかった。
死ぬほど暑かった。予想以上に。甘く考えていましたよ、東京の暑さを。有楽町から皇居に沿った大きな道路を歩くのですが、どっちに向かっているのか分らないまま、トボトボと進んでいくのですけれども、3分もしないうちに汗が出てきて、止めとけば良かった、と後悔しました。蒸し暑い、日差しがキツイ、地獄でした。でも、大きなビルばかりで、中に入ることも出来ないですし、丸の内のビル街を歩いて行きました。すると、東京駅に着いてしまい、大きく方向が間違ってしまったことが分りました(爆)。私は、はっきり言って方向音痴です。そして、迷子になり易いです。
でも、地下に入ってようやく少し生き返りました。暑さが凌げるし。仕方がないので、途中の本屋で「東洋経済」8/20号を買って、地下鉄に乗ることにしました。「霞ヶ関」とか「国会議事堂」という駅があり、ここが日本の中心なんだー、きっと官僚諸氏もこういう地下鉄に乗っているんだろうな、などと考えたりしました。霞ヶ関駅では、やはり「公務員顔」をした男性がぞろぞろと乗ってきましたよ(笑)。みんなクールビズスタイルだった。白シャツ姿で、みんな結構似ていた。何となく「なるほど」と思いました。
そして、次が国会議事堂駅です。
地下鉄を降りて、地上へと向かいました。制服姿の警官があちこちに立っていて、びっくりしました。こんなに警備が厳重なんだなー、って。
地上に着くと、再び熱風が顔に吹きつけられました。立っていた2人組の警察官に、「永田町は、どちらの方向ですか?」と尋ねると、「向こうのほうです」と指差して教えてくれました。
そちらの方角へ歩いて行くと、議事堂の裏側を進んで行ってしまいました。テレビで見る、国会議事堂のてっぺんの形をしていました。それから、首相官邸や議員会館とかが並んでいて、なるほどなー、とひたすら感心しました。議事堂の裏側には、見学申し込みの入り口とか、議員の入り口とかがあって、警察官が立っていました。遠くには、自民党本部のテレビで見る看板が見えました。
国会議事堂の正面側を是非見てみようと思い、議事堂の周りをひたすら歩きました。また灼熱地獄を味わうことになりました。歩道でひたすら立っているしかない、途中で出会った若い警察官の1人が、微笑みかけて「コンニチハ」と言ったので、全く知らない人だったが(当たり前ですが)、私もにこやかに「コンニチハ」と返しました。次に出会った警官は、歩道にある送風口のような鉄格子状になった板の上に立って、涼んでいた。「ズルイぞ、この野郎」と思い、私も一緒に立たせて欲しかったが、我慢しました。
そこを通り過ぎてしばらく行くと、いよいよ正面の門の辺りが見えてきました。門の周りには警官が数人立っているのが遠くから見え、彼らに何事か尋ねている一般人がいました。やっぱり、私のように道が分らない人達が来るんだよ、などと共感を覚えつつ進んで行きました。きっと反対側から来ると、こんなに遠回りしなくても済んだのだろうと、思いました。素直に、「国会議事堂の正面はどちらですか」と警官に聞けばよかった・・・。
これもテレビで見る通りでした。疲れたけれど、また来た道を戻ることにしました。国会図書館とか、こんな風になっているんだなー、とか、社民党の本部はあそこかー、とか色々見学できました。この界隈で、政治が動いたり、色んなドラマが繰り広げられたりするんだろうなーって思いました。ただ感心するだけでした。
戻る途中で、さっき出会った、送風口の鉄格子の上に立っていた警官は、今度は日陰側へと移動していたので、私が今度はその上に乗ってみると、下からもの凄い勢いで風が上がって来て、やっぱ、涼しいんじゃんか、と思いました。それから、「コンニチハ」と言ってくれた警官は、今度は怪訝そうな顔をして、怪しそうに見ていました。何か彼には思い違いがあったのでしょう、多分。誰かと私を見間違えたのでしょうか(笑)。暑くて死にそうになりながら、自民党本部入り口を目指しました。付近には、テレビ局の中継車や黒塗りの車などが路肩に停車しており、こうやって張り付いているんだなー、などと思いながら、何処かに入れる涼しい場所を目指しました。党本部の門の前を通り過ぎると、ローソンやマクドナルドがあって、マクドナルドに向かって歩きました。きっとあそこなら涼しいだろう、と。
へとへとになりながら店内に入ると、店員は外国人でした。見かけはフィリピン人風でしたが、日本語は上手でした。にこやかに「ご注文はお決まりですか」と聞かれたので、アイスコーヒーを注文し、汗まみれになった背広を乾かせる場所を探す為、二階へと上がって行きました。やっとの思いで座り、アイスコーヒーを飲みながら、買った「東洋経済」の記事を読みながら、汗が引くのを待ちました。東京の中をあちこち見るのは、夏は厳しいということがよく分りました。そういえば、田中秀臣先生が書いた文章が何処かに載っているはずだな、と思いながら読み進んでいきましたが、中々発見できず。違う号だったかな、などと思っていたら、書評にありました。ブログ記事で読んだ時と、雑誌で読んだ時には分量が増えたような錯覚とか、内容が多少変わったかのような錯覚がありましたが、多分同じなんだろうな、とも思いました。時計は3時過ぎで、まだ間がありましたので、ひたすら涼んでおりました。
テレビ局の車で待機している人達とか、きっと地獄だろうな、とか思いました。張り付いているのは、単なる「暑さ我慢比べ大会」出場者みたいなもんですね(笑)。こういうお仕事も大変だろうな、と思いました。
(続く)
田舎者の私は、人が多くて参りました。
今日は、「ほりえもん出馬」のニュースに多くの人々の関心があると思いますので、その隙に、こっそり告白してしまいます。
皆さん、いよいよコイツは狂ったか、と思われるでしょう。きっと、大笑いするでしょう。そして、冷ややかというか失笑の種にしかならないでしょう。でも、笑わないで下さいね。
本当に恥ずかしい話ですが、応募してみたんですよ。馬鹿だと思っているでしょ?そうなんです、大馬鹿者です。
妻にも、「死ぬから、止めて。馬鹿じゃないの?これから、どうするのよ。破産したらどうするの?」と、散々罵倒され、「止めて」と何度も念押しされました。でも、「東京に行く」と言って、旅立ったのでした。その顛末を、少しお話したいと思います。
人生でこんな経験が出来るなんて、滅多にないことです。それに、まさか本当に呼ばれるなんて思ってもみなかったですし(笑)。
ネットだけではなく、現実世界でも何か行動してみようと思い、ダメもとで一応出してみたのです・・・。
あれは、火曜日の夜11時20分ころに携帯に電話があったのですが、それは気付かず、翌朝携帯を見て、東京から2回電話がかけられたことが分りました。それで、「まさか、自民党から?」などと変な期待をしながら電話してみたら、「はい、自民党改革実行本部です」みたいな感じで、言われて、「あと1時間以内くらいに、こちらからお電話します」と言われました。
率直に驚きました。ええっー!うそ、まさか、自分が??という感じで。
それから、電話が来るまでの時間がとても長く感じられました。半分舞い上がってしまい、「審査に通ったってことなのかな・・・」などと、色々な想像をしながら、待ちましたよ。私にとっては、一大事ですから。
そして約40分後くらいに、「党改革実行本部のS参議員と申します。一次選考を通過されました。それで、ご意思の確認ですが、選ばれたら選挙に立候補するということでよろしいでしょうか」と唐突に訊かれました。ここでも、「うそ、マジかよ、本当なの??」と内心思いましたが、勢いで「はい、出ます」と言ってしまいました。すると、「それでは、明日4時に党本部まで来て頂けますか?」と訊かれ、「はい」とそこでも即答してしまいました。「えー、仕事どーしよ」と思ったのですけれども。でも、勢いで答えたのでした。「遠いですが、宜しくお願いします」と、議員だけに「お願い」は上手で(本当にそう思います)、こちらが拒否できないような感じの声なのかもしれません(笑)。
議員の後で、今度は党の職員の方から、来る時の簡単な説明をされて、「党本部がどこにあるか分りますか?」と聞かれて、「いいえ知りません」と答えたら、行き方を詳しく教えてくれました。永田町にあるんですね、当たり前なんですが。テレビで見てると、国会議事堂と自民党本部が近くにある、なんていうのは全く分りませんからね(笑)。私、マジで田舎者ですので。
急遽翌日仕事を休む段取りをして、バタバタと手配などをしました。そして、家に帰ってから、妻に切り出しました。
「絶対に笑わないでね。実はね・・・」と、応募した話をして、東京の自民党本部に呼ばれたことも説明しました。
すると、話を聞いた妻が、「そんなの本気にする方がどうかしてるのよ。仕事はどうするの?落ちるに決まってるでしょ」とか、色々反対されました。でも、自分が試してみたい、ということを話すと、最終的には諦めというか冷淡な笑いを浮かべながら、「じゃあ、行ってくれば。それで気が済むんでしょ?」ということで、納得してもらいました。でも、どこか半信半疑。きっと、私が選ばれる訳が無い、と思っていたんだろうと思います。だって、それまで家で政治の話とか、自分が候補者になりたい、とかそんなことを言ったこともないですし。単なる平凡な生活をしている人間でしたので。
一次選考の基準はどういうことなのか、全く分りません。ただ言えることは、私のように大した学歴でもなく、特別立派な経歴でもないのに、一応呼ばれるチャンスがある、ということです。全く何の政治的活動や実績がなくても、また、親が立派とかそういうことでなくとも、選ばれる可能性だけはある、ということです。きっと、候補者選びには、知られた名前とか、地方議員の2世とか、代議士秘書とか、そういう経験が何も無くとも、本当の「熱意」だけ(爆、私のようなショボクレもの程度でも)あれば、面接してもらえる可能性があるということです。案外公平なんだなー、と思いました。コネも名声も関係なく、誰でもチャンスがあるのです。
そして、いよいよ出発の朝、木曜日です。夏物のスーツは結婚前に妻が買ってプレゼントしてくれたものが一着だけで、それを着ていくとにしました。悩んだのは、ネクタイ。して行くと、抵抗勢力みたいだし、クールビススタイルで外すと、貧相で締りが無いし、「なめてるのか」とか思われるんじゃないかな、とか。考えた挙句、ネクタイをすることにしました。日帰りだし、着替えなどは持たずに、大した荷物もなく、本とか筆記用具とかカギくらいです。昔使っていた、革のブリーフケースだけ持って行きました。
それと、今は夏休みシーズンなので、交通機関はとても混んでいて辛かった。移動は、人が多いとキツイです。苦手かな、やっぱり。
東京には予定より2時間ほど早く到着しました。だって、よく知らない場所を行くのですから、余裕を持って行った方がいいかな、と。
そこで、ちょっと東京見物をしてから行こう、と考えました。以前皇居と警視庁は見たことがあったので、今回は国会議事堂を見てみよう、と。JR有楽町の駅に着き、地下鉄に乗らずにそこから歩いてみよう、と思ったのですが、これが非常にまずかった。
死ぬほど暑かった。予想以上に。甘く考えていましたよ、東京の暑さを。有楽町から皇居に沿った大きな道路を歩くのですが、どっちに向かっているのか分らないまま、トボトボと進んでいくのですけれども、3分もしないうちに汗が出てきて、止めとけば良かった、と後悔しました。蒸し暑い、日差しがキツイ、地獄でした。でも、大きなビルばかりで、中に入ることも出来ないですし、丸の内のビル街を歩いて行きました。すると、東京駅に着いてしまい、大きく方向が間違ってしまったことが分りました(爆)。私は、はっきり言って方向音痴です。そして、迷子になり易いです。
でも、地下に入ってようやく少し生き返りました。暑さが凌げるし。仕方がないので、途中の本屋で「東洋経済」8/20号を買って、地下鉄に乗ることにしました。「霞ヶ関」とか「国会議事堂」という駅があり、ここが日本の中心なんだー、きっと官僚諸氏もこういう地下鉄に乗っているんだろうな、などと考えたりしました。霞ヶ関駅では、やはり「公務員顔」をした男性がぞろぞろと乗ってきましたよ(笑)。みんなクールビズスタイルだった。白シャツ姿で、みんな結構似ていた。何となく「なるほど」と思いました。
そして、次が国会議事堂駅です。
地下鉄を降りて、地上へと向かいました。制服姿の警官があちこちに立っていて、びっくりしました。こんなに警備が厳重なんだなー、って。
地上に着くと、再び熱風が顔に吹きつけられました。立っていた2人組の警察官に、「永田町は、どちらの方向ですか?」と尋ねると、「向こうのほうです」と指差して教えてくれました。
そちらの方角へ歩いて行くと、議事堂の裏側を進んで行ってしまいました。テレビで見る、国会議事堂のてっぺんの形をしていました。それから、首相官邸や議員会館とかが並んでいて、なるほどなー、とひたすら感心しました。議事堂の裏側には、見学申し込みの入り口とか、議員の入り口とかがあって、警察官が立っていました。遠くには、自民党本部のテレビで見る看板が見えました。
国会議事堂の正面側を是非見てみようと思い、議事堂の周りをひたすら歩きました。また灼熱地獄を味わうことになりました。歩道でひたすら立っているしかない、途中で出会った若い警察官の1人が、微笑みかけて「コンニチハ」と言ったので、全く知らない人だったが(当たり前ですが)、私もにこやかに「コンニチハ」と返しました。次に出会った警官は、歩道にある送風口のような鉄格子状になった板の上に立って、涼んでいた。「ズルイぞ、この野郎」と思い、私も一緒に立たせて欲しかったが、我慢しました。
そこを通り過ぎてしばらく行くと、いよいよ正面の門の辺りが見えてきました。門の周りには警官が数人立っているのが遠くから見え、彼らに何事か尋ねている一般人がいました。やっぱり、私のように道が分らない人達が来るんだよ、などと共感を覚えつつ進んで行きました。きっと反対側から来ると、こんなに遠回りしなくても済んだのだろうと、思いました。素直に、「国会議事堂の正面はどちらですか」と警官に聞けばよかった・・・。
これもテレビで見る通りでした。疲れたけれど、また来た道を戻ることにしました。国会図書館とか、こんな風になっているんだなー、とか、社民党の本部はあそこかー、とか色々見学できました。この界隈で、政治が動いたり、色んなドラマが繰り広げられたりするんだろうなーって思いました。ただ感心するだけでした。
戻る途中で、さっき出会った、送風口の鉄格子の上に立っていた警官は、今度は日陰側へと移動していたので、私が今度はその上に乗ってみると、下からもの凄い勢いで風が上がって来て、やっぱ、涼しいんじゃんか、と思いました。それから、「コンニチハ」と言ってくれた警官は、今度は怪訝そうな顔をして、怪しそうに見ていました。何か彼には思い違いがあったのでしょう、多分。誰かと私を見間違えたのでしょうか(笑)。暑くて死にそうになりながら、自民党本部入り口を目指しました。付近には、テレビ局の中継車や黒塗りの車などが路肩に停車しており、こうやって張り付いているんだなー、などと思いながら、何処かに入れる涼しい場所を目指しました。党本部の門の前を通り過ぎると、ローソンやマクドナルドがあって、マクドナルドに向かって歩きました。きっとあそこなら涼しいだろう、と。
へとへとになりながら店内に入ると、店員は外国人でした。見かけはフィリピン人風でしたが、日本語は上手でした。にこやかに「ご注文はお決まりですか」と聞かれたので、アイスコーヒーを注文し、汗まみれになった背広を乾かせる場所を探す為、二階へと上がって行きました。やっとの思いで座り、アイスコーヒーを飲みながら、買った「東洋経済」の記事を読みながら、汗が引くのを待ちました。東京の中をあちこち見るのは、夏は厳しいということがよく分りました。そういえば、田中秀臣先生が書いた文章が何処かに載っているはずだな、と思いながら読み進んでいきましたが、中々発見できず。違う号だったかな、などと思っていたら、書評にありました。ブログ記事で読んだ時と、雑誌で読んだ時には分量が増えたような錯覚とか、内容が多少変わったかのような錯覚がありましたが、多分同じなんだろうな、とも思いました。時計は3時過ぎで、まだ間がありましたので、ひたすら涼んでおりました。
テレビ局の車で待機している人達とか、きっと地獄だろうな、とか思いました。張り付いているのは、単なる「暑さ我慢比べ大会」出場者みたいなもんですね(笑)。こういうお仕事も大変だろうな、と思いました。
(続く)
国民新党:
http://www.kokumin.biz/
ホリエモンは別なところで復活してくるかもしれないですね。
国民一人一人です。つまり、国民一人一人が、日頃活動する環境が、美しければ、日本は環境の点で美しくなれると思うのです。そして、その環境美化を決定的に実現させてくれるのが、欧米諸国でも実施されている、
レストラン内、ホテル内、図書館内、など、公共施設内での禁煙化
だと思うのです。やはり、特にレストラン内では喫煙者、禁煙者、両方の方々が食べに来ます。両方の方々が、食べ物をおいしく食べるために、妊娠されている女性の方々が安心して食事をできるために、子供たちが副流煙を吸うこと無く食べれるように、
禁煙者の方に、もしおタバコを吸うときは、外の、灰皿が置かれた指定された場所で吸ってもらえれば、それが実現すると思うのです。ホテル内でも、どこでも、国民一人一人が、きれいな空気の中、美しい環境の中で、安心してすごせれる様に、ぜひとも
全国公共施設内 禁煙法令化
の実現を、自民党のみなさにお願いしたいのです。お願いします。お願いします。お願いします。現在、千代田区内では、歩きタバコの禁止がされております。ですから、歩いていても、みんなが安心して歩くことができますし、道路も大変綺麗です。しかしながら、レストラン内では、ほとんどのレストランがタバコが禁煙化されてない状況になっております。タバコの煙で、咳き込む子供達、女性の方々も多々見かけます。もし、隣で誰かが、吸われていても、やはり、禁煙化が法令化されていないので、何も言えずに終わってしまうという状況にあると思うのです。言わば、非喫煙者の方々が、弱者の立場にあるのかもしれません。もし、レストラン内での、禁煙化が実現されれば、本当の意味で、国民一人一人が、安心して、美しい環境の下、時間をすごせれると思うのです。日本は、技術の面でも、経済の面でも、世界的にずば抜けています。環境の面からも、美しくなれば、さらに、外国から見ても、素晴らしい国になると思うのです。